第2回めのその前に
水曜夜は冒険者――場所はいつもの東京は代々木、ホビージャパンの会議室。プレイ開始を待ちながら、今日はカプコンからのお客様がいらしています。
今回のゲームの元ネタでもある、8月22日に発売された『ミスタラ英雄戦記』の紹介を伺いつつ、それでは、とさっそく前回のセッションで遊んだシーンをゲームで確認。
アウルベアとゴブリンを片付け、名前を入力するまで3分。すると次のステージはトリンタン村。ゴブリンだのノールだのと戦っていると、やっぱり出てくるゴブリン戦車。危ない轢かれると言っているうちに、画面のキャラクターの人数がいつの間にか減っています。
「ね、ひどい目にあったでしょう。自分もさんざん煮え湯を飲まされて、もうこのゴブリンウォーマシーンの形とか覚えちゃってるもんだから、作るのは割と簡単でした」
そういってDM・柳田が机の上に置いたのは、ついさっきキャラクターたちを蹂躙していた、まさにそのゴブリン戦車の自作模型。
けれどそれを見て歓声を上げたのは3人きり。平日夕刻という日程の固定がある以上、仕事の都合でプレイに参加できないプレイヤーが出ることもあります。そして今日はメギスとエルカンタール(のPL)が不参加、そして卓に着いたのは……
大剣を振り回して叩き斬るアーズ
トゲつきのハンマーをぶん回して叩き潰すブラント
メイスを振り回してぶん殴る……いや、治療もしますし祈祷もしますがイメージ上どうにも筋肉ダルマなグレルダン
の3名。
それでも、冒険の幕は開くのです。
トリンタン村へ
ゴブリンどもにさらわれかけていた村人たちはどうやら救い出した。そして聞けば、村にはまだ相当数の村人が捕虜になっているとのこと。急いで助けに行かねばならぬが、といって戦うすべもない者たちを路上に放り出して行くわけにもいかない。
グレルダン:「貴公らは一刻も早く村人たちを安全な場所へ。戦闘を避けるにはエルカンタールの目とメギスの術が必要であろう。なに、ゴブリンとノールなど叩き斬ればよいのだから、我ら3人で充分すぎる。では、トリンタン村で落ち合おう」
力強い僧侶の声を合図のように、一行は二手に別れ、そしてやってきたのは村の入り口。
アーズ:「エルカンタールさんがいないと、遠くからじゃよくわかりませんねえ」
沈みかけた夕日に手をかざしながらアーズがぼやく。暮れかけた村の中、彼らの目にも映ったのは村の広場で飲み食い騒ぐゴブリンとノールの群に、納屋に押し込められる村人たちの姿。どうやら昼間の馬車に積み残されたものがまだいるということらしい。
ブラント:「あれは……」
アーズ:「雑魚です。ゴブリンの雑魚とノールの雑魚」
大したことはない、と踏み込もうとしたとき、グレルダンは村の奥の暗がりにひどくまがまがしいものが鎮座しているのに気づいた。
前面には竜の首をかたどり、その上に大牛の頭蓋骨を飾り付け、側面からは思いつく限りのありとあらゆる刃物が突き出した巨大な……言うなれば戦車のようなもの。しかもてっぺんの牛の角からは、エルフ娘がひとり吊り下げられている。傷だらけで息も絶えだえ、そのうえ逆さ吊りにされて丸見えというあられもない姿の娘に、ゴブリンどもは生卵を投げつけてあざ笑っている。そのような姿にされてなお、目を怒らせてゴブリンどもを睨みつけるエルフ娘に、グレルダンは見覚えがあった。2年前、共に魔王デイモスと戦った仲間、ルシアだ。
グレルダン:「……相変わらずだな。が、こうしては居られん。すまんが村人のついでにあの娘も助けてやってくれ。私のかつての仲間だ」
ブラント:「あんたの仲間か。じゃあ、下ろしてやれば戦えるな。よし、俺が近づいて守護者の呼び子笛(ガーディアンズ・ホイッスル)で嬢ちゃんをこっちへ引っ張り寄せる。あとは小細工なしだ」
アーズ:「行きましょう。あのひと、かわいそうだ。あんなひどい格好にされて。早く助けてあげないと」
ゴブリン占領軍
不穏な風が広場を吹き抜けた。
奪った酒の大樽を空け好き放題に飲み騒いでいるゴブリンどものうち、何体かがふと顔を上げると。
村の入り口から夕日を受けて踏み込んでくる、旅塵にまみれたただ3つ、いや、2つ半の人影。だがその威圧感はどうだ。
逞しい腕に鎚矛をひっさげ、ふてぶてしい笑みさえ浮かべた禿頭の僧侶。
それよりもさらに頭ひとつ背の高い影は、黒ずくめの鎧に身を固め、冑の面頬を深く下ろして表情は伺えぬ。が、その肩に担ぐ巨大なトゲつきの大鎚は、すなわち暴力の権化。
しかし目を引くのは最後の小さな影。身の丈は男たちのやっと胸までの子どものような姿が、身に余る幅広の大剣の鞘を払って歩むその気迫は隣の大男どもに劣らぬ――いや、勝る。
てきしゅ、とゴブリンが叫ぼうとした瞬間、小さな影が地面を蹴る。ヒィと声にならない声を上げて腰を抜かしたのが幸い、アーズの大剣はさっきまでゴブリンの首があった場所を薙いだ。続いてグレルダンの鎚矛もノールの鼻先を掠める。なんだ見かけ倒しじゃねえか、とゴブリンが笑おうとした瞬間。
ブラントが投げた大鎚がその頭を砕いた。断末魔の声で、ようやく浮かれていた残りのゴブリンどもも敵の襲来に気づき、慌てて広場の奥へと走り出した。逃げるのではない――ゴブリンの技の粋を極めた、ゴブリンウォーマシーンを押し出すのだ!
がらがらと轟音を立て、ゴブリンウォーマシーンが動き出す。それに励まされたように、広場に散ったゴブリンやノールどもは一斉に3人にとびかかるが、負わせた手傷と引き換えに命を取られるのでは割に合わなかった。そして切り離された首と一緒に身体から飛び去ろうとする哀れな魂は、ブラントと、そしてアーズがそれぞれに着込んだ漆黒の鎧(エボン・アーマー)に吸い込まれた。具体的には6点の一時的HPになった。
DM:「え、その悪役っぽい鎧、ブラントだけじゃなくてアーズも着てたの?」
PL岡田:(しれっと)「はい、いい性能だったので」
「ええい、役に立たん奴らはうろちょろするな、奴らごと轢き殺すぞ」と戦車の上に立ったゴブリンがわめきたてた。確かにゴブリン戦車と3人の間には右往左往するゴブリン、ノール、そして村人たち。どちらがどちらを殴るにしても邪魔なことこの上ない。さらに冒険者たちにとっては、人質を目の前に逆さ吊りにされてはおいそれと戦車を叩き潰すわけにもゆかぬ。というわけで、グレルダンに雑魚どもの相手を任せ、ブラントはあからさまに顔をしかめて村人たちを押しのけながら、そしてアーズは雑踏の足元を潜り抜けながら、まずはルシアを助けに行く。
これだけ近づけばいいだろう。ブラントは足を止めるとおもむろに目の前の雑魚を片付け、それから魔法の呼び子笛を吹いた。甲高い音が戦場をつんざく。
――ガーディアンズ・ホイッスル、すなわち守護者の呼び子笛。古代ネラス帝国の貴人たちは、万一の時に備えてこの笛を護衛に持たせていたという。帝国魔道士が作ったその笛は、ひと吹きすればいかなる場所からでも、守るべき人物をその護衛の傍らまで移動させたと言われる。そして、見よ、笛の音と同時に堅く縛り上げられた縄からするりとルシアの脚が抜け、
ブラント:「おとなしくしてな、嬢ちゃん」
次の瞬間には、ルシアはブラントの腕に横抱きにされていた。
ブラント:「さァて、この先は誰も通さねえ(ナン・シャル・パス)」
一方、棒切れか何かのように切り捨てられる仲間を目の前にしても、まだ懲りずに2匹ほどのノールがアーズに突撃していく。しかしその剣が目標に届くより早く、一歩踏み込んだアーズの大剣が無造作にノールどもを斬り捨てていた。
《突撃迎撃》の技である。
それではせめて坊主を片づけようとグレルダンに石を投げつけてもさした効き目はない。そして、
ルシア:「……あなたがたは……」
グレルダン:「ルシア、これを使え!」
はっきり見開いた目に映ったのは、見覚えのある禿頭。そして使い慣れたワンドが投げ渡される。しっかと受け取り、ルシアは答えた。
ルシア:「グレルダン、あなたでしたか! ……助かりました。小物どもはあたしが引き受けます。あなたたちはあのゴブリン戦車を」
そう言うとエルフは画面右手を向いて諸手を挙げ、高らかに呪文を唱えた。
ルシア:『精霊達よ力を貸して……コンジュア・エレメンタル!』
にわかに広場の井戸から湧き出す水が波濤となって、ノールの一団を押し流す。さらに雑魚どもがいざとなったら人質に取るつもりでいた村人たちは、ルシアの指示で広場に置き捨てられた荷車の中に逃げ込んでしまって手が届かない。その上、伏兵の骸骨の化け物の居場所さえも暴露されてしまっては、あとは戦車の働きに賭けるしかない。
ゴブリンウォーマシーン
戦車の中から、くぐもったときの声が上がる。と同時に恐るべきゴブリンウォーマシーンが冒険者を轢き殺そうと蹂躙を開始する。車輪が小柄な身体の上を通過したかと思ったその瞬間、アーズの剣が車軸に正確に叩き込まれている。ねじれかけた車輪はそれでもアーズを轢いて弾き飛ばしたが、潰れたのは生身ではなく鎧の一部。ブラントは危うく身をかわした。
それなら、と、ぐるりと向きを変えた戦車の、正面に鎮座する竜の首が大きく口を開けた。何事、と身構える間もない。戦車に真正面から喧嘩を売った結果いいかげんぼろぼろになっていたグレルダンの顔に、作り物の竜の口から吹き出す炎が直撃する。が、グレルダン、一歩も退かぬ。それどころか
グレルダン:「おお、燃える髪がないおかげで命を拾ったわ」
鎚鉾を正面からゴブリン戦車に叩きつけると、おお、その武勇を太陽神が嘉されたか、グレルダンの黒焦げ血まみれの傷はみるみるうちにふさがっていく。ヒーリング・ストライクの技である。続けて
ブラント:「喰らえ、嵐の大鎚(ハンマー・オヴ・ストームズ)ッ」
目を血走らせたブラントが戦車の脇に突っ込んだかと思うといきなり大鎚を振り抜いた。その瞬間、鎚の中に込められた嵐の魔法が解き放たれ、雷鳴の轟音とともに突風が吹き荒れる。戦車がいきなりふわりと宙に浮いた。支えを失った巨体は空中で傾き、そしてそのままあっけなくひっくり返る。
ブラント:「さあ、もう手も足も出めェ」
ハーフオークが勝ち誇ったようにほとんど歯を剥きだして笑った瞬間、
ゴブリン戦車長:「みんなで押すんだー!!」
指揮を取っていたゴブリンが、喉も破れんばかりの金切り声を張り上げた。すると周囲のゴブリンどもがわらわらと戦車に取りつき、もちろん何匹かは押しつぶされながらもあっという間にひっくりかえったゴブリンウォーマシーンを元通りに立て直してしまう。
「えー」
「ちょ、ちょっと待って下さいよ!」
「何それー!?」
呆然、そして大ウケしつつ騒然とするPL3人。
DM:「は、クリーチャーの特徴。“みんなで押すんだ”、『動けない状態、減速状態、伏せ状態、幻惑状態は2体の雑魚ゴブリンが乗り込むことで解除できる』です!」
PL堀内:「DM、今でまかせで適当なこと言ってません?」
DM:「言ってませんよ。この通りデータにも書いてあるもん。それに元のゲームでもそうだったでしょ!」
ドヤ顔でモンスターのデータを示すDMである。
仕方ない、小細工なしって言った以上小細工なしに叩き潰すしかあるまい。
戦車と勇者たちの、血みどろの殴り合いになった。火を噴き、狂ったように暴れまわるウォーマシーン。とにかく坊主から片付けろと戦車長が喚く。ほとんど捨て身のように戦車はグレルダンに突っ込み、さしもの僧侶も片膝を付きかけたかと思った瞬間、
アーズ:「見切った、そこだ!」
緩んでいた車体の何やら重要そうな部分を、ハーフリングの大剣が思い切りよく斬り飛ばした。と。
炸裂音が響き、ウォーマシーンの内側から業火がほとばしった。
ゴブリン:「オイルが漏れたー!!」
全員:『なにッ!?』
DM:と言うわけで、重傷になったときに発動するパワーです♪
漏れたどころの騒ぎではない。噴き出した炎で村は瞬時に火の海になり、そして炎を全身にまともに浴びた,つまりクリティカルを喰らったブラントは60ダメージを受けて、ただでさえ足もとの危うかったグレルダンとともに昏倒する。
このまま全滅か、と思われたその時、アーズPL・岡田が言った。
PL岡田:「……今の爆発でウォーマシーンの中のゴブリン死んでますよね?」
全員:『ッ?』
PL岡田:「ってことは、エボン・アーマー着てる人たちは鎧の特性で一時的hp獲得できるんじゃないですか?」
おお、と歓声。凍りかけた卓の空気が緩む。
実のところ、ウォーマシーンが爆発したら乗っていたゴブリンのHPが0になる、などというルールはない。しかし、このクリーチャーをデザインしたDM柳田の意図は、複数のゴブリンによって構成される巨大な敵の描写である。
そして、確かにこのパワーの描写そのものが「オイルが漏れて大爆発する」と言うものである。さらに
DM:「ここで白状するとデスね。このウォーマシーン、もともとは5人用にデザインしたクリーチャーです。参加PLが減った時点でhpこそ調整しておいたんですが、3人相手には攻撃力がややオーバー気味でこちらも調整するべきでした。岡田さんの指摘は、ゲームの雰囲気を崩さないうえ、僕には適切なバランス調整をするタイミングを与えてくれました。ですからね……」
というわけで、ウォーマシーンの中のゴブリンはこの爆発でそれなりに死亡。当然エボン・アーマーを着ていた、つまりついさっき昏倒したブラントは、爆発前に獲得していたはずの一時的hpがあるのでギリギリ倒れずに済む。グレルダンには駆け寄ったルシアが肘をたたきこんで目を覚まさせてやる。
さらに“構成員”ががくんと減ったウォーマシーンは朦朧状態になる、とDMは宣言!
とはいえ状況はほんの一歩、いや、半歩、死の淵からの距離を取っただけに過ぎない。アーズもブラントも二本の脚で立ち、武器を構えてはいるが、それは鎧の力で掠め取ったゴブリンの命の欠片を借りてそうしているだけなのだ。だが、武器を振るえればそれで充分。ブラントの大鎚が目障りなウォーマシーンを“断罪”する。そしてふらつく車体はぎりぎりでそれを避け損なう。今にも崩壊せんとするゴブリンウォーマシーンの正面に、グレルダンは両手を広げて立ちはだかった。
グレルダン:「太陽神は、貴様らが生きてそこにあることすらお許しにならぬ。貴様らは太陽を敵に回したのだ!!」
神性伝導・太陽の敵(ソーラー・エネミー)。真昼の太陽の白熱した光がグレルダンの全身を包み、ゴブリンどもの目を射潰す。車体は半ば崩れかけ、眩んだ目には前も後ろもわからぬ。そこへ戦車の下に滑り込むようにアーズの剣が走り、さらに車軸を抉る。ゴブリン戦車長は体中の力を振り絞って叫ぶ。最後の攻撃だ!!
車輪の軋みが咆哮に変わる。猛然と走りだしたゴブリンウォーマシーンは、正面のグレルダンを跳ね飛ばし、大鎚ごとブラントを引き潰し、そうしてアーズの小さな姿を今度こそ車輪に巻き込んだと思った瞬間、
PL岡田「やり直し(セカンド・チャンス)!」
ハーフリングの幸運と小さな身体がアーズの命を救った。この戦場には不似合いなほど軽やかに、アーズは車輪をすり抜けていた。
そうしてゴブリンどもは崖のほうに突っ走っていき――そこにかかっていた橋はつい数日前、自分たちで落したのだ――そのまま悲鳴とともに、消えた。
焼け焦げ半ば潰れ、半死半生あるいは完全に死んでヒトやゴブリンやノールが転がる中に、大剣を引っ提げたハーフリングだけが立っていた。
彼は高々と剣を掲げ、勝利の雄叫びを上げた。
DEFEATED WARMACHINE
Finsh:アーズ..
危急の報せ
今度こそ本当に昏倒しているグレルダンとブラントの息を吹き返させ、ルシアの喚んだ水の精霊に村の火事を消し止めさせなどしているうちに、メギスとエルカンタールが村に辿り着いた。惨状に愕然とする2人に状況を話しているうちに、さっきまで上がっていた火の手をいぶかしんでやってきたのか、今度は近くの砦の兵士たちも到着した。
問われるままにことのいきさつを話すと、兵士たちの隊長は納得したように頷き、こんなことを言った。
隊長:「実は、敵どもは人間をかき集めて何事か企んでいるようなのだ。さらに奴らはダロキン共和国とグラントリ公国の双方へ勢力を伸ばし始めている。こうしてはおられぬ、グレルダンよ、一刻もはやくグラントリ公国へ状況を知らせてやってくれ。
グラントリまでの道は2つ。近道だが怪物の多い陸路か、それともベスビア川を船で下るか……」
というわけで、選択肢が出てきたので、これは視聴者にアンケートを取って彼らの進むべき道を決めてもらいます。
水の上では重い鎧は不利なんじゃよーとばかりにグレルダンやブラントのPLはせっせと自分の装備をアピールしたりしますが、結果は僅差で川下りということに。
ちなみに今後も選択肢については視聴者アンケートを取って決める模様。なので「カプコンさんのゲームをあらかじめ遊んでおくと、どうやれば彼らを酷い目に合わせられるかわかりますよー」とはDMの言。
リプレイではだいぶ省きましたが、お色気担当から雑魚の処理、そしてグレルダンに底力を使わせるところまで大活躍だったルシアに「共に来るんだよね?」と誘ったら既に村の若者と恋仲になっていて「私は既に冒険を捨てた身」と言われてしまったり、一緒に来てもらえないかわりに、アーズと同じく魔剣を探していたアーズの父親が、かつてのセーブルタワーの英雄の1人とともに冒険しているのを見たという情報を教えてもらったりしつつ――今回の放送はひとまず一段落。次回は(今度こそ)5人揃って川下り、から。
『水曜夜は冒険者!』:ミスタラ英雄戦記On The Table~
ステージ2:トリンタン村へ:ゴブリンウォーマシーン
著:滝野原南生
監修:柳田真坂樹
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