▼国際関係は「枠組み(システム)」で決まる。
みなさんこんにちは
和田です。
前回の「アメリカ通信」の放送でも紹介しましたが、
日米豪印のクワッド、インド太平洋構想が進んでいます。
さらに日米の外相防相による2+2も行われました。
中国を名指しです。
これは決定的です。
日本は中国という国名を出すのを拒んできたと思いますが、
米国側からの圧力でしょう。
あとは、日本が中国国内でのチベットやウイグルでの
人権蹂躙やエスニック・クレンジングを
「ジェノサイド」(虐殺)と認定するかどうかです。
東京五輪が終わるまでは日本も
中国をそこまで刺激できないでしょう。
アメリカを中心とした対中国の枠組みが
出来上がりつつあります。
「アメリカ通信」ではいち早く米中衝突について、
ペンス演説をとりあげ、どのメディアより早く
「完全に米中戦争に入りました」と解説しました。
そして、今回のこの戦争がどんな形で進んでいくかを、
「米中20年戦争に備えよ」シリーズで常に解説してきました。
現在は、トランプ大統領誕生のように、
フォースターニングの冬の時代の20年の要素も入れ、
80年ごとに起こる終末論、リスクを紹介してきました。
実際にフォースターニングの本の中には、
米国で大疫病が流行ってCDCがでてきて、
ロックダウンする都市が出てくるとも
書いていましたが、まさかそこまでとは・・・。
コロナにおける方向性だけは、
正直のところあまり読めなかったのですが、
その他の事象については、
ほぼ解説した想定通りで進んでいると思います。
日本の言論界にはほとんど、枠組み論がありません。
トランプや安倍さん、バイデンや菅さんという
リーダー個人に焦点があたり、
その言動や行動についての分析ばかりです。
だからこそ、
「バイデンになったら、民主主義は終わり」
「民主主義を守りたいならトランプを応援すべき」
「安倍なき今、バイデンになったら、
日本も終わり、世界も終わり」
という陰謀論が堂々と語られて、
話が広がってしまっていたのです。
せめて、今、考え直して欲しいものです。
日米豪印の対中の「クワッド」の進行具合を見たら、
バイデン個人のこれまでの言動はすっ飛ぶ話です。
世界に覇権国は一つです。
覇権国は挑戦国家を叩き潰すだけです。
対中戦争に向かっていくしかないのです。
何度も言いますが、枠組み(システム)という
リアリズムの視点を理解できないと
国際関係はわかりません。
いつも、日本での議論は
リーダー個人の動きしか見ていません。
そういった、枠組みのリアリズムに興味のある方は、
米中6を聞いていただき、
現在購入者には割引価格で紹介している
「リアリスト入門」なども
聞いていただければと思っています。
興味のあるかたはこちらから
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(和田 憲治:https://twitter.com/media_otb )
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THE STANDARD JOURNAL アメリカ通信
スタンダードジャーナル編集部
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