2015年6月20日、開幕15戦無敗の記録を引っさげ、敵地ノエスタでの神戸戦に挑んだ浦和レッズ。2007年以来続く、あまりに長すぎる無冠時代は終わりを告げた。しかし、視線はその先にある。無敗王者の称号さえも、通過点に―。
[浦和レッズマガジン優勝号掲載]
■平常心を貫き通し待望の先制を果たした浦和
ヴィッセル神戸のホーム、ノエビアスタジアム神戸は浦和レッズにとって鬼門の地だった。J1リーグにおける神戸との対戦成績は15勝4分け11敗と浦和が勝ち越しているが、ノエビアスタジアム神戸での成績となると1勝1分6敗と大きく負け越し。しかも浦和唯一の勝利は2005シーズンJリーグ第10節(◯1-0)と、田中達也(新潟)が決勝ゴールを決めた10年前にまで遡らなければならない。
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