指揮官が惚れ込む30歳の天才アタッカ―…オーバーエイジ選出の興梠慎三が挑む“世界”
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文=元川悦子
最後の最後までオーバーエイジを使うか否かで揺れ動いたリオデジャネイロ五輪日本代表のFW枠。大久保嘉人(川崎)、大迫勇也(ケルン)ら2014年ブラジルワールドカップ経験者の名前が挙がる中、日本サッカー協会は23日、今季J1で8ゴールを挙げている興梠慎三(浦和)を最後の1枠に入れることを正式発表した。
過去にワールドカップを含め、FIFA主催の国際大会に出た経験のない国内組の彼に白羽の矢が立ったのは意外だったが、手倉森誠監督は1トップも2シャドウの位置も柔軟にこなせる万能性と温和な人柄を以前から熟知し、猛烈にアプローチし続けたという。本人も当初は浦和のリーグタイトルを優先して固辞する姿勢だったが、熱血指揮官の説得に折れる形となった。
興梠慎三は宮崎・鵬翔高校時代から傑出したタレントと位置づけられてきた。86年生まれの選手には家長昭博(大宮)、狩野健太(川崎)ら天才肌の選
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