8cc82dcb2c59d7d1b24501d981d45ee9b0c41e931966年に自国開催のワールドカップを制して以降、ビッグタイトルと無縁の日々を送るイングランド代表。もはや優勝候補に挙げられることも少なくなったが、だからこそユーロ2016には、悲壮な覚悟で挑む。その中心には、ウェイン・ルーニーがいる。

サッカーという世界で最もポピュラーなスポーツを生み出した“母国”イングランド。「スリーライオンズ」ことイングランド代表は古くから世界をリードする存在であり、1966年に自国で開催したイングランド・ワールドカップでは、ボビー・チャールトンやジェフ・ハーストらの活躍によって初優勝を飾った。

 あれからもう50年が経過した。イングランドは常に強豪の一角に名を連ねているが、W杯やユーロのタイトルとは無縁の日々を送っている。国内リーグが停滞しているわけではなく、名選手が排出されていないわけでもない。プレミアリーグは欧州三大リーグの一角を占め、ポール・スコールズやデイ