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The VOCALOID Times #161

2024/01/15 12:00 投稿

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#161 2024年1月15日発行  発行者 ドロイド

【1】はじめに

 こんにちは、ドロイドです。遅くなりましたが、新年、あけましておめでとうございます。今年もどうぞ、よろしくお願い致します。今年も変わることなく、Timesを発行できるように頑張っていきますので、どうぞ、よろしくお願い致します。

 さて、今年2024年から少々中身をリニューアル致します。今まで、楽曲紹介とインタビュー記事を掲載していましたが、今年からインタビューと楽曲紹介を話して隔週でご紹介をしていく方式を取らせていただこうと思います。ということで、今回はクリエイターインタビューの掲載をお届けします。

【2】Creater Interview
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この企画では、毎月放送しているボカロ見るラジオ♪のコーナーを誌面ベースにした内容となっております。各所で活躍されているクリエイターやこれから注目してほしいクリエイターまで、今注目してほしいクリエイターへのインタビューの模様をご紹介していきます。今回は5名をご紹介していきます。まずは、ボカロPの「Mwk」さんです。

※今回は音声公開版はございません。記事のみの公開となります。予めご了承下さい。

Creater Interview #96 Mwk
X(旧Twitter):https://twitter.com/Mwk_094
ニコニコ:https://www.nicovideo.jp/user/13813006

Q1:自己紹介をお願いします。最近の活動についてももしあればお伝えください。

音楽を作っておりますMwk(みわく)と申します。
最近音楽ゲーム『プロジェクトセカイ』に楽曲が収録されました。

Q2:ニコニコとの出会いについて教えて下さい。

ゲーム実況動画を見始めたのがニコニコ動画との出会いです。

Q3:ニコニコで作品を投稿しようと思ったきっかけについて教えて下さい。

実は最初にニコニコ動画に動画を投稿したのはゲーム系の動画なのですが、当時インターネットカルチャーの多くはニコニコ動画が中心となっていたため、当たり前のようにニコニコ動画に投稿していました。
音楽作品を始めて投稿した時は、既にニコニコ動画でNNIやVOCALOIDカテゴリを見ていて親しみがあったからだと思います。

Q4:YouTubeがとても大きなプラットフォームとしてありますが、どうしてニコニコ動画にも投稿しようと思ったのか教えて下さい。

ニコニコ動画の『ニコニコインディーズ(通称:NNI)』というカテゴリが活発で、初心者でも感想やアドバイスを貰いやすそうだったためです。
またニコニコ動画でVOCALOID音楽を聴き漁っていたので、考えるまでもなくニコニコ動画へ投稿していました。

Q5:ニコニコ動画に作品を投稿する強みやメリットは何だと思いますか?

自分はあまり参加できていないのですが、投稿祭のようなイベントが活発であることと、コメントや広告によって応援が可視化されやすいことだと思います。
あとはシーンに根付いたリスナーが多い気がしていて、初投稿や活動歴が浅い方でも比較的見てもらえるイメージがあります。

ー ニコニコ動画に投稿してよかったと思う事はありましたか?

YouTubeでは海外リスナーの割合が高く、英語のコメントを頂くことがほとんどでした。
もちろん海外圏からの反応も嬉しいのですが、ニコニコ動画で日本語のコメントを頂けることで、国内でボカロシーンを聴いている方にも届いているという感触を得られたのは嬉しかったです。

Q6:VOCALOIDとの出会いについて教えて下さい。

高校生のときに友達にVOCALOID楽曲をオススメされて聴いたのが出会いです。
当時はボカロをクラシック楽曲のボレロと勘違いするほど何も知らなかったのですが、教えてもらったその日からドはまりしてしまい、毎日狂ったように曲を聴き漁るようになりました。

Q7:憧れているクリエイターさんや作品がありましたら教えて下さい。

憧れのクリエイターも作品も膨大な量になってしまうので全部は到底書ききれませんが、ボカロPの方で特に影響を受けたと思うのは、nikiさん/ゆよゆっぺさん/buzzGさん/クワガタPさん/鼻そうめんPさんです。
ちなみにボカロにハマったきっかけとなる曲は『Just Be Friends/Dixie Flatline』『No Logic/ジミーサムP』です。今も大好きです。

Q8:いつもどうやって作詞・作曲をしてますか?

コンセプトや世界観、作りたいサウンドのイメージなどを書き出して整理してから作業をすることが多いです。
とは言っても最初から詳細な完成像があるわけではなく、ざっくりしたイメージを実際に作りながら形に落とし込んでいくような感じです。

Q9:歌詞やメロディのインスピレーションを得るきっかけみたいなものはありますか?

きっかけというのは無いですが、風景や心象から着想を得ることが多いです。
また楽曲コンセプトのアイデアという意味では、映画や実際の出来事のシチュエーションなどからインスピレーションを得ることが多いです。

Q10:多種多様な合成音声キャラクターが居る中、思い入れがあるキャラクターはいますか?

初音ミクDarkと巡音ルカです。
初音ミクDarkは、最初にVOCALOIDを使い始めてから現在に至るまで長い間使ってきたので思い入れがあります。大人っぽくて落ち着いた声が好きです。
巡音ルカはボカロにハマったきっかけの曲を歌っていました。最近は自分の曲にもよく使います。

ー 今持っていないキャラクターの中で将来的に使用してみたいというキャラクターはいますか?

GUMIは使ったことが無いので使ってみたいです。

Q11:一作品あたりの制作期間を教えて下さい。

曲とその時の状況にもよりますが、自分だけで完結する曲だと大体3日〜1週間ぐらいです。

ー Mwkさんの楽曲「Cool Me Down」がプロセカに実装されましたが、この曲の制作期間はどれくらいで完成したのでしょうか?

合計1週間ぐらいだったと思います。
3日間ぐらいで大体の形を作り、残りで細かいブラッシュアップを繰り返して完成しました。

Q12:ご自身の作品の二次創作作品や、他クリエイターの二次創作、〇〇してみたやカバー、MMD等はチェックしていますか?また、投稿された二次創作の作品を視聴してみていかがでしたか?

自分から探すことはあんまりないですが、見かけた際は楽しませていただいています。
作品を作るにはパワーが必要なので、その力の源になれたことを嬉しく思います。

Q13:こだわりの機材はなにかありますか?

YAMAHA PACIFICA612VII FMは見た目も機能もすごくお気に入りです。(ほぼ弾けませんが)
最近買ったreProducer Epic4も気に入ってます。

Q14:ご自身の今後の展望などありますか?

表現したいものを形にできるように、技術面を磨いてクオリティを高めていきたいです。
今までもそうでしたが、修行をしつつ実現していけたらいいなと思います。

Q15:普段作品を聞いてくださっている皆様やこれから作品を聞く皆様へ一言お願い致します。

自分が好きなものを作って、それを皆さんに楽しんで頂けるのはすごく幸せなことです。
これからも自分の作る世界観を一緒に楽しんで頂けたら嬉しいです。

Q16:その他、ご自身がお話してみたい内容はありますか?

自主制作のことばかり書いてしまいましたが、作詞/作曲/編曲/リミックス等、もし何かお手伝いできることがあれば、同人/商業問わずお気軽にご相談ください。


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続いてはボカロPの「Mukut」さんです。

※今回は音声公開版はございません。記事のみの公開となります。予めご了承下さい。

Creater Interview #97 Mukut
X(旧Twitter):https://twitter.com/mukutkeshi
ニコニコ:https://www.nicovideo.jp/user/125366184

Q1:自己紹介をお願いします。最近の活動についてももしあればお伝えください。

ボカロPのMukutと申します。
KPOP、アニソン、洋楽と色んなジャンルに影響を受けており、個性的でキャッチーな楽曲を制作しています。
また、英語圏での居住経験があり、英語が得意で、アメリカの企業主催のSynthesizer VJUN・ANRIの楽曲コンテストAOFEST2023で受賞経験があります。

ー 何でこの楽曲コンテストに応募しようと思ったんですか

Synthesizer VのJUNというキャラが…結構イケメンな男の子なんですけど…すごく見た目が好みだったのが第一の理由です。それと、前から英語の曲を作ってみたいという気持ちがありました。ボカロ界隈を見ていると、海外でもボカロが人気だというのを結構感じていて。

実は今、日本語のボカロのニュースやボカロPのツイートを英語で翻訳するということを趣味で行なっていて。反応をみたら凄いですよ。面白いなと思って翻訳したら、1000いいねとかついて(笑)ボカロの海外人気すごい!!と思いました。こうした海外でのボカロの熱を感じることもきっかけになって、楽曲コンテストに至りました。

ー 具体的な反応ってどんな感じですか?? 

雰囲気は日本のボカロ界隈とはなんか違うなという感じがしますね。
とてもノリがいいのが面白いなと思っています。

ー 海外とかだと今のボカロ楽曲ってMukutさん的にどう映りますか

日本とは全然違う気がしています。皆さん流行りをそこまで気にせずに、思い思いに好きなものを作っている気がしています。

Q2:ニコニコとの出会いについて教えて下さい。

幼稚園児の頃からWindows2000を触っていたインターネット大好き人間で、気付いたらニコニコを見ていました。
音MADや手書きMADをよく見ていました。

ー 一番最初に見た動画って覚えていますか?

そうですね…何だろう…一番最初に見たものは覚えていないですけど、投稿が古いものだとエネミーコントローラーが出てくる遊戯王の音MADとかテニミュの空耳とか大好きです。ニコニコいいですよね。

Q3:ニコニコで作品を投稿しようと思ったきっかけについて教えて下さい。

ボカコレがニコニコで開催されているのと、ボカロといえばニコニコの印象が強かったのでニコニコに投稿しました。

ー ボカコレに作品を投稿しようと思ったきっかけって何かありましたか?

趣味を作りたいなと思ってDTMを始めたんですね。それが去年とか一昨年ですかね。去年ぐらいからボーカル曲を作りたいっていう目標があって。でもちょっと自分じゃ歌えないから、ボカロの曲作ろうってなって。ただ作るんじゃつまんないからなんか目標が欲しいなと思ってボカコレに参加しました。

Q4:YouTubeがとても大きなプラットフォームとしてありますが、どうしてニコニコ動画にも投稿しようと思ったのか教えて下さい。

ボカコレがニコニコで開催だったからというのもありますが、Youtubeでは数十件程度しかもらえないコメントが、ニコニコだとより多くのコメントがもらえたり、曲に合わせてリアクションしてもらえるのが嬉しいためです。

Q5:ニコニコ動画に作品を投稿する強みやメリットは何だと思いますか?

タグやランキングで作品が見つけやすいので、口コミで曲が伸びやすいのはメリットだと思います。
Youtubeだとアルゴリズムの性質上、中身ではなくサムネのクリック率で動画のリコメンドされやすさが決まってしまいますが、ニコニコだとユーザーがきちんと作品の中身を見てくれるのが良いと思います。

Q6:VOCALOIDとの出会いについて教えて下さい。

中学生の頃周りの友人がうごメモにハマっていて、人柱アリスや深海少女の動画をみせてくれたのと、太鼓の達人にメルトが入っていたのがきっかけです。そこからボカロに興味を持って、自分でもニコニコで聴くようになりました。

Q7:憧れているクリエイターさんや作品がありましたら教えて下さい。

EDM系の楽曲が好きなので、GigaさんやKIRAさんに憧れています。

Q8:いつもどうやって作詞・作曲をしてますか?

まず作品のコンセプトと曲調を考え、リファレンス探しをします。
作曲はリファレンスの耳コピを行い、作りたいジャンルについて学んでから作っています。
作詞はコンセプトに合うキーワードやフレーズを書き出して、メロディに当てはめています。

Q9:歌詞やメロディのインスピレーションを得るきっかけみたいなものはありますか?

何か心を揺れ動かされる出来事があったり、散歩をしていると自然と歌詞やメロディを思いつくことがあり、都度メモしています。

Q10:多種多様な合成音声キャラクターが居る中、思い入れがあるキャラクターはいますか?

Synthesizer V JUNです。
キャラデザに一目惚れして、この子に曲を書きたい…!と思い曲を制作したところ、公式のコンテストに入賞してとても嬉しかったです。

ー Synthesizer V JUNくんの魅力を教えていただけませんか?

ただのオタクになってしまいますが…結構、高身長(181cm)なのにハイヒールを履いているところがめちゃくちゃ良いです(笑)

ー 声質とかにも惹かれるとろろはありましたか?

ありました!!声質はすごく優しくていい声をしてますね。キャラクターにこだわりを感じるなって思っています。

Q11:一作品あたりの制作期間を教えて下さい。

大体1ヶ月程度です。

Q12:ご自身の作品の二次創作作品や、他クリエイターの二次創作、〇〇してみたやカバー、MMD等はチェックしていますか?また、投稿された二次創作の作品を視聴してみていかがでしたか?

エゴサが苦手で自分からはあまりチェックしていませんが、二次創作をしていいか確認いただいた作品は見ています。とても嬉しかったです…!

Q13:こだわりの機材はなにかありますか?

モニター環境に力を入れていて、音が見やすい空間にするためにSoundID Referenceを導入しています。
また最近サブウーファーも導入しました。

Q14:ご自身の今後の展望などありますか?

最近サブスク配信に力を入れはじめようと思い、既存の曲のサブスク配信を順次行なっています。
また、同人イベントにも参加したいと思っており、CDの制作を企画予定です。
以前、海外開催の同人イベントに参加してとても楽しかったので、制作したCDは海外の同人イベントで頒布したいと思っています!

Q15:普段作品を聞いてくださっている皆様やこれから作品を聞く皆様へ一言お願い致します。

皆様のおかげで先日活動1周年を迎えることができました。いつも応援いただきありがとうございます。
これからも皆さんに楽しんでもらえるような斬新な作品を作っていきたいと思ってますので、応援いただけたら嬉しいです!

Q16:その他、ご自身がお話してみたい内容はありますか?

Vtuberの越後屋ときなさんに提供した楽曲「Wings」が1/9に公開予定です!
ボカロPのYASAI SHOPさんが編曲で、素敵な作品になったのでぜひ!

 
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次はボカロPの「OUTLOUD」さんです。

※今回は音声公開版はございません。記事のみの公開となります。予めご了承下さい。

Creater Interview #98 OUTLOUD
X(旧Twitter):https://twitter.com/outloud_jp
ニコニコ:https://www.nicovideo.jp/user/121345102

Q1:自己紹介をお願いします。最近の活動についてももしあればお伝えください。

OUTLOUDといいます。
2021年からボカロPとしての活動を始め、「ちょっとだけ元気になれるような音楽」をコンセプトに、ちょっと変わった楽曲とMVを作っています。
代表曲は「バズリニキ真下くんとコサンニーナ・リマセンカちゃん feat. ずんだもん」です。

Q2:ニコニコとの出会いについて教えて下さい。

サービス開始時に知りました。
当時は今とは違い、YouTubeの動画にコメントをオーバーラップして表示するという仕様で、「なんだかヤバそうだけど面白いサービスが始まった」という印象でした。

一時期、ドラゴンボールのベジータのモノマネでお馴染みのR本さんが出演されているニコ生番組「R本の水曜はじけてまざれ!」が好きでよく見ていたのを覚えています。

以降は話題になっている動画があればたまに視聴する程度で、動画を投稿したこともなかったのですが、ボカロPとしての活動をきっかけに投稿者としても視者としても利用するようになり、今ではプレミアムユーザーです。

ー 一番最初に見た動画って覚えてますか

具体的にはあまり覚えていないのですが、当時のニコニコはいわゆる2ちゃんねる文化の延長のようなノリが強かった印象で、当時流行っていたアンダーグランドなノリのFlashムービーなど、そういった動画にたくさんコメントがついて盛り上がっているのを見た記憶があります。完全にインターネット老人会の話になっているのでこの話はやめましょ

Q3:ニコニコで作品を投稿しようと思ったきっかけについて教えて下さい。

2021年秋のボカコレがきっかけでした。
その少し前にOUTLOUDとして活動を開始したのですが、当初はインスト曲を作っていたところ、Twitterで繋がったクリエイターの方たちがボカコレについての話題で盛り上がっているのを見かけ、「なんだか面白そうなので参加してみよう!」と思い、初めてのボカロ曲を作って投稿しました。

Q4:YouTubeがとても大きなプラットフォームとしてありますが、どうしてニコニコ動画にも投稿しようと思ったのか教えて下さい。

最初の投稿はボカコレへの参加のためでしたが、クリエイターもリスナーも非常に熱量の高い人が多く集まっていることがわかり、以降も継続して投稿するようになりました。

Q5:ニコニコ動画に作品を投稿する強みやメリットは何だと思いますか?

クリエイターとしてのメリットは、特に駆け出しの段階においては自身の作品に触れてもらう機会を得やすいことが挙げられると思います。

ボカコレなどの公式イベントだけでなくユーザー主催の投稿祭が盛んに開催されていることに加えて、コアなリスナーさんたちを中心としたレビュー文化と、Kiite Cafeなどユーザー同士でカジュアルにレコメンドし合える連携サービスなどが充実していることで、YouTubeのようなプラットフォームのアルゴリズムでは埋もれてしまうようなタイプの作品でも注目してもらう機会を得やすいように感じます。

また、ニコニコの場合は作品上にコメントが流れるので、作品単体ではなくつけられたコメントも含めて作品の視聴体験になるという点もニコニコならではの面白さだと思います。

自分の作品で例を挙げると、バズリニキ真下くんの場合はラスサビでは歌詞の空耳を書き起こした謎の呪文のようなコメントが大量に流れてくるのですが、作者としてはこういった楽しみ方をされるとは全く想定していませんでした。
作品単体にはなかった楽しさがコメントによって加えられたという意味では、「大勢の視聴者の創造性によって作者自身も気づいていなかった作品の魅力が引き出され、作品の体験価値が高まる可能性がある」というのが、ニコニコに投稿するメリットの一つかなと思います。

ー バズリニキ真下くん、Kiite Cafeですごい爆発的な人気があるじゃないですか。あれって何でですかね。作者目線で分析とかどう思いますか。

まず、自分が想像していた以上に盛り上がってくれたことに驚いたのと、楽しんでくれているリスナーの皆さんにとても感謝しています。本当にありがとうございます。

要因について、自分なりに考えてみると大きく2つあります。
1つ目は、バズリニキという作品のちょっと変わった作風が、新しい作品を積極的に求めているというKiite Cafeユーザーのニーズにマッチしたこと。
2つ目は、バズリニキという作品の構造(主に、前述したラスサビでの呪文など)が、Kiite Cafeの「その場にいるユーザー同士で同時視聴ができ、コメント機能でライブにおけるコールのようにみんなでワイワイ盛り上がれる」という、サービスとしての特性と偶然にも相性が良かったこと。主にこの2つかなと思います。

1つ目の「変わった作風」の部分については、バズリニキという作品は楽曲面も映像面も徹底的に「他の作品にはない、驚きのあるもの」を目指して作ったので、そういった部分を受け入れてもらえたのだとしたらとても嬉しいですね。

2つ目の「同時視聴、コールで盛り上がれる」の部分については、作者としてはバズリニキという作品がそういった楽しみ方ができるものとは全く思っておらず、予想外の楽しみ方をされていることに驚きました。

そもそもまずリスナーさんやクリエイターさんを含めて沢山の方にSNSや色んな媒体でいい感じに紹介していただけたり、ラスサビに空耳で「ワギンノンナイスロォォン↑ワラミマミタケメキタミポポン♪」とコメントをしてくれた方(※のちにキツネリさんと判明)のおかげで「謎の呪文をみんなでコールする」という楽しみ方に繋がったりなど、複合的な要因が段階的にいくつも重なり、多くの方のクリエイティビティが加わることで作品のポテンシャルが引き出され、その結果としてKiite Cafeなどで今のような形で楽しんでもらえている、ということかなと思います。
自分としては沢山の方に作品を育ててもらっているという感覚が強く、皆さんには本当に感謝です。

Q6:VOCALOIDとの出会いについて教えて下さい。

ボカロPとして活動を始める以前はボカロについてほとんど知識がなく、ボカロ曲もあまり聞いたことがなかったのですが、たまたまTwitter上で流れてきたNEUTRINOの楽曲を聞き、その表現力に衝撃を受け、自分でも作ってみたいと思いボカコレ向けにNEUTRINO(東北きりたん)で楽曲を作り始めたのが最初でした。
ボカコレへの参加をきっかけに「VOCALOID以外にも様々な合成音声工ンジンがあり、日々進化していること」「世の中には面白いボカロ曲がたくさんあること」を知り、作り手としてもリスナーとしてもボカロに触れるようになりました。

Q7:憧れているクリエイターさんや作品がありましたら教えて下さい。

子供の頃からセガのゲームが大好きで、セガのサウンドクリエイターである光吉猛修さんや、元セガでSerani Pojiとしての楽曲も有名なササキトモコさんの作品にはとても影響を受けていますし、クリエイターとしてとても尊敬しています。

また、活動名の「OUTLOUD」の由来でもあるのですが、昔からロックバンドのBOOM BOOM SATELLITESのファンで、いつか自分もあれくらいかっこいいサウンドを作れたらいいなと思いながら、1stアルバム「OUT LOUD」はずっと聴き続けています。

あと、音楽以外の分野ではゲームクリエイターの小島秀夫監督、エヴァで有名な庵野秀明監督、アニメ作品で数多くの名作を手がけている脚本家の吉田玲子さん、インダストリアルデザイナーのジョナサン・アイヴさん、など、他にも尊敬するクリエイターさんがたくさんいるのですが、挙げるとキリがないのでまた別の機会に。

Q8:いつもどうやって作詞・作曲をしてますか?

いくつかパターンはありますが、楽曲制作の前段階として最初に作品のテーマとモチーフの組み合わせを作ることが多いです。ここで言うテーマとは作品の「主題」つまり「何を表現するか」で、モチーフは「題材」で、「何で表現するか」を指しています。

例を挙げると、バズリニキという作品の場合は「自意識や肥大化する自己承認欲求とどう向き合うか」といったものがテーマで、「互いに入れ替わる少年少女」がモチーフです。

テーマとモチーフの組み合わせで自分なりに面白くなりそうだなと手応えを感じるものが出来たら、次にテーマを伝えるためのストーリー、正確にはストーリーの骨格となるプロットを作ります。そのプロットを歌詞の構成、曲の構成にそれぞれ落とし込み、作詞と作曲を同時並行して言葉とサウンドで脚色し彩っていく、という流れになります。
自分の作品では音楽と映像を組み合わせたストーリーテリングを重視していることもあり、土台となるプロットの完成度が最終的な作品のクオリティに直結するため、とにかくプロットが命です。

- プロット思いついたら書き留める作業結構やるんですか

それは日常的にやっていますね。
テーマになりそうなもの、モチーフとして面白そうなものなど、思いついたことをラフなアイデアとして書き留めることはよくやっています。

簡単なプロットにしてストックしているものもいくつかありますし、なるべく引き出しを増やしておこうと日々意識しています。
ストックしておいたアイデアはしばらく温めてから磨きをかけるという場合もありますし、逆にアイデアを思いついた時にそのままの熱量で作品を作り始めることもあります。

Q9:歌詞やメロディのインスピレーションを得るきっかけみたいなものはありますか?

作品のテーマについては、自分自身の経験や身の回りの出来事、ニュースなどで見聞きする世の中の動き、何気なく眺めて目にとまったSNS上でのやりとりなど、いろいろな場面で着想を得ることがありますが、主には自分自身も含めて人と人とのコミュニケーションを観察したり考察したりすることでテーマとなりそうなものを抽出することが多いです。自分の感情が動いたり心がざわついたりした瞬間をなるべく見逃さないようにして、作品の種となるものを見つけるようにしています。

表現のインスピレーションは、既存の作品、特に映画やゲームなどから得ることが多いです。
歌詞やメロディについては、外を散歩をしているときやお風呂にゆっくり浸かっているときにふと思いつくことが多いです。そしてそのあとPCに向かう頃には忘れています。

Q10:多種多様な合成音声キャラクターが居る中、思い入れがあるキャラクターはいますか?

ずんだもんです。
自分の作品で歌ってもらったキャラクター達はどれも思い入れがありますが、自分の代表曲でもある「バズリニキ真下くんとコサンニーナ・リマセンカちゃん」や「超越惑星ポチョヘンザ」のオリジナルバージョンは、ずんだもんの一生懸命な歌声があってこその作品だったことと、この2作がOUTLOUDの作品を多くの人に聞いてもらうきっかけになったので、ずんだもんには足を向けて寝られないと思っています。

Q11:一作品あたりの制作期間を教えて下さい。

楽曲と映像の実制作はトータルで1ヶ月程度ですが、作品の元となるプロットを含めたコンセプトを固める作業でプラス数日から場合によっては数ヶ月かけることもあります。

ー フル3DCGのMV、あれってどのくらいかかるものですか

平均すると1〜2週間程度です。
3Dのモデルデータやモーションなどの多くは既成の有料素材などを取り入れつつそれらをカスタマイズしてイメージに近づけているので、3Dのモデリングにかけている時間はあまり多くはありません。また、全工程を一人で行なっているため、チームメンバーにイメージを共有するための絵コンテやVコンテなどを作る必要もないため、その分カメラワーク、カット割り、全体的なルックの調整、その他演出など、ストーリーを伝える上で重要な部分やエンタメ性を高めるために必要な部分にこだわって時間をかけています。

余談ですが、OUTLOUDの作品では映像制作のメインツールとしてUnityというゲーム開発ツールを使っています。一般的には3D映像のレンダリングにはBlenderなどのプリレンダリングを基本とするツールが使用されることが多いと思いますが、UnityやUnreal Engineなどのゲーム開発ツールでは、3D映像をリアルタイムでレンダリングして高速に書き出すことが可能なので、厳密にはプリレンダリングでの映像と比較するとクオリティ面で劣るというデメリットはありますが、品質と制作効率とのトータルバランスでUnityを採用しています。

また、今現在バズリニキ真下くんのMVで用いた3Dデータをそのまま使用してミニゲームを制作しているのですが、映像だけでなく色々なコンテンツに作品の世界を展開していきやすいというのが、MV制作にUnityを採用している理由の一つでもあります。

Q12:ご自身の作品の二次創作作品や、他クリエイターの二次創作、〇〇してみたやカバー、MMD等はチェックしていますか?また、投稿された二次創作の作品を視聴してみていかがでしたか?

鬼のエゴサで全てチェックしています。
まず自分の作品を気に入ってもらえたこと自体が嬉しいのと、それに加えて熱量を持って新たな作品を生み出してもらえたことがとても嬉しいので、クリエイターの方には感謝しつつ、広げてもらった作品の世界を一視聴者として楽しませてもらっています。

また、二次創作に限らず自分の作品への感想やコメントなどはなるべくチェックしています。反応をもらえることも単純に嬉しいのですが、自分の作品がどういった受け取られ方をしているのかを知ることで次の作品作りや届け方に活かしていきたいと思っているので、できる限り鬼のエゴサでチェックしています。
自身の作品名「バズリニキ」での検索はもちろんなのですが、結構な頻度で「バズリニキ」ではなく「バスリニキ」と打ち間違えている方がいることに最近気づき、「バスリニキ」でもエゴサするようになってしまいました。

Q13:こだわりの機材はなにかありますか?

ROLI社のSeaboard BLOCK
ぷにぷにした触り心地のMPE対応MIDIキーボードです。モジュール式となっていて、同シリーズの機材を複数連結できる設計や特徴的な見た目など、総合的なデザインが優れていてテンションが上がるので、制作時のメインキーポードとして登用しています。

Q14:ご自身の今後の展望などありますか?

これまで以上に個性的で楽しい作品を作り続けていくことが目標です。
また、音楽を軸にしつつ前述したゲームの制作など、楽曲やMVに限らず色々な楽しい体験を作って届けていきたいと思っています。

ー OUTLOUDさんの曲はポジティブ系が多いと思うんですけど、それ以外の曲にも挑戦したいって思ったことってあったりしますか?

全然あります。
OUTLOUDとしては「ちょっとだけ元気になれるような作品」をコンセプトとして掲げていて、そこは今後も一貫していくつもりですが、例えばガチガチのホラーテイストや陰鬱でシリアスな作品だったとしても、受け取った方に最終的に何かしらのポジティブな変化が生まれてくれたら自分としてはOKだと思っているので、必ずしも表現として明るく元気なものに限って作っていきたいというわけではありません。

ただ、これまでいくつか作品を作ってきて、自分が得意でなおかつ多くの人が楽しいと感じてくれる表現として、バズリニキ真下くんのような作風が自分の強みのひとつでもあるのかなとも思うので、それはそれで磨きをかけていきたいなとは思っています。

Q15:普段作品を聞いてくださっている皆様やこれから作品を聞く皆様へ一言お願い致します。

いつもOUTLOUDの作品を聞いてくださって本当にありがとうございます。自分の作品でちょっとでも楽しい気分になったり元気になってもらえたら嬉しいなと思いながら、日々作品作りに励んでいます。今後もOUTLOUDをよろしくお願いします!

まだOUTLOUDの作品を聞いたことがない方、もしかしたらクセの強いサムネを見て引き返している方もそれなりに多いのではないかと想像しているのですが、そんな方は一旦、グッと堪えて視聴してみてもらえると嬉しいです。きっと気に入ってもらえるはずですと言いたいですが自信はありません。

Q16:その他、ご自身がお話してみたい内容はありますか?

少し前に「リマセンカスタジオ」という名前の自主レーベル兼制作スタジオを立ち上げました。こちらでは「ちょっと変わった音楽で、ちょっと元気になりませんか?」をコンセプトに、クリエイター仲間と一緒にパワフルな作品を作って発信していく予定です。OUTLOUDだけでなく、こちらの活動も是非楽しみにしていてもらえると感しいです!

 
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次はボカロPの「mopi」さんです。なお、誌面上でのインタビュー内容は簡易版となっており、誌面上では語られていない内容につきましては別途、動画にて音声公開を行う予定となっております。公開となりましたら、是非インタビューと合わせてチェックしていただけると幸いです。

Creater Interview #99 mopi
X(旧Twitter):https://twitter.com/mopibokaro
ニコニコ:https://www.nicovideo.jp/user/79411064

Q1:自己紹介をお願いします。最近の活動についてももしあればお伝えください。

ボカロPとして活動しているmopiと言います。活動はルーキー期間を終えて、2024年で3年目になります。

Q2:ニコニコとの出会いについて教えて下さい。

ニコニコは存在自体は中学生のころから知っていましたがほとんど触れることはなく、実はボカロPとして活動を始めてからよく見るようになりました!過去の動画を見ているとこの時期にニコニコ動画を見ていたかったなぁと思ったりします!

Q3:ニコニコで作品を投稿しようと思ったきっかけについて教えて下さい。

ボカロ曲はニコニコが中心!みたいな話を誰かから聞いていて…多分投稿するのが正解なんだろうと思って投稿しました。

Q4:YouTubeがとても大きなプラットフォームとしてありますが、どうしてニコニコ動画にも投稿しようと思ったのか教えて下さい。

vocaloidという文化のプラットフォームはニコニコのほうがでかいだろうと思ったからです!

Q5:ニコニコ動画に作品を投稿する強みやメリットは何だと思いますか?

これは初投稿をして気づきましたが、初投稿の作品でも見てくれて反応してくださる方が0人にはならないことです。必ず誰かは聞いてくれるという環境はとても素晴らしいと思います。

Q6:VOCALOIDとの出会いについて教えて下さい。

小学5年生のころ友達にじん(自然の敵P)さんの「カゲロウデイズ」という楽曲を教えてもらったのが始まりでした。当時は自分が自由に使えるインターネットがなかったので親のスマホで流してもらって聞いたりしていました(笑)。じんさんのCDを買ってiPodにいれて初めてイヤホンで聞いた時の感動は忘れられません。

Q7:憧れているクリエイターさんや作品がありましたら教えて下さい。

ボカロpのwotakuさんや、香椎モイミさんには多大な影響を受けています。特に香椎モイミさんの「ブーゲンビリア」という楽曲は自分をmopiに変化させたと言っても過言ではない一曲でこの楽曲と出会わなければ今の作風になっていなかったと思います。あまりの衝撃に見つけたその日は眠れませんでした。

Q8:いつもどうやって作詞・作曲をしてますか?

イントロから作り始めて各パートごとに作詞作編曲まで完成させながら進めます。効率が悪いと自分でも感じているのですが1つでも気になるところがあると中々進めません。

Q9:歌詞やメロディのインスピレーションを得るきっかけみたいなものはありますか?

歌詞は事前にテーマを決めてから考えるようにしています。最近では絵師さんから頂いたラフとにらめっこしながら世界観を構築することが多いです。メロディは歌いながら決めるので大まかな母音もメロディの段階で決定します。

Q10:多種多様な合成音声キャラクターが居る中、思い入れがあるキャラクターはいますか?

音楽的同位体の「星界」です。自分が初めて星界を使ったのはボカコレ2022秋の「インビトロ」という楽曲でしたが、初めて手になじむというか思うように歌ってくれる子と出会ったという感覚がありました。歌声に怒りや憎しみといった強い感情を乗せられるだけでなく繊細な感情も表現できるのがお気に入りです。

Q11:一作品あたりの制作期間を教えて下さい。

時期によりますが2ヶ月ほどかかることが多いです。

Q12:ご自身の作品の二次創作作品や、他クリエイターの二次創作、〇〇してみたやカバー、MMD等はチェックしていますか?また、投稿された二次創作の作品を視聴してみていかがでしたか?

二次創作作品は定期的に見ていて、歌ってみたなどはプレイリストにいれてかなりの頻度で聴いています。自分の作った作品をどのように捉えて表現をしてくださっているのかなど考えながら聴いたりできるので二次創作は本当に嬉しいです。

Q13:こだわりの機材はなにかありますか?

Nomad factoryのcosmosというプラグインです。アグレッシブなサチュレーションがかかってボーカルやベース、ピアノなどによく使用しています。

Q14:ご自身の今後の展望などありますか?

できるだけ長く活動を続けていきたいのと自分が作りたい世界を作り続けていきたいと思っています。

Q15:普段作品を聞いてくださっている皆様やこれから作品を聞く皆様へ一言お願い致します。

自分の曲を聴いてくださる皆さんのおかげで音楽を楽しむことができているので感謝まみれです、作品を上げる頻度は少ないかもしれませんがこれからも頑張っていきたいと思います!

 

※今回のインタビュー内容は一部分となります。全編音声版につきましては別途公開予定となります

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最後はボカロPの「アサノマチ」さんです。なお、誌面上でのインタビュー内容は簡易版となっており、誌面上では語られていない内容につきましては別途、動画にて音声公開を行う予定となっております。公開となりましたら、是非インタビューと合わせてチェックしていただけると幸いです。

Creater Interview #100 アサノマチ
X(旧Twitter):https://twitter.com/asanomachi_0
ニコニコ:https://www.nicovideo.jp/user/122127300

Q1:自己紹介をお願いします。最近の活動についてももしあればお伝えください。

ボカロPのアサノマチと申します。2021年12月からピアノバラードをメインに発表しています。最近では可不オリジナル曲の「死にたいわけじゃなくて」がYouTube100万回再生を突破しました。2024年はボーマス等の即売会にも出展していきたいと考えています。

Q2:ニコニコとの出会いについて教えて下さい。

小学生の時に姉から教えてもらいました。

Q3:ニコニコで作品を投稿しようと思ったきっかけについて教えて下さい。

自分の歌声では限界を感じていたところ、初音ミクちゃんに歌ってもらったら想像以上に素敵だったので投稿しようと思いました。言葉にしたら引かれてしまうような自分の想いを誰かに聞いてもらいたかったのもあります。

Q4:YouTubeがとても大きなプラットフォームとしてありますが、どうしてニコニコ動画にも投稿しようと思ったのか教えて下さい。

ボカロといえばニコニコ動画のイメージだったので!

Q5:ニコニコ動画に作品を投稿する強みやメリットは何だと思いますか?

コメントするタイミングが曲中で選べるのがニコニコ動画ならではだなと思います。「ここすき」とかあると嬉しいですね。

Q6:VOCALOIDとの出会いについて教えて下さい。

小学生の時にニコニコ動画にハマったのがきっかけです。1番最初に聴いたのは「メルト」だった気がします。今では誰でも知っている「千本桜」も投稿されるのをリアルタイムで見ていました。

Q7:憧れているクリエイターさんや作品がありましたら教えて下さい。

MIMIさん、てにをはさんです。

Q8:いつもどうやって作詞・作曲をしてますか?

ギターで弾き語ったり、自分で歌ったりしてメロディーと歌詞を同時に作ってからPCに打ち込んでいます。

Q9:歌詞やメロディのインスピレーションを得るきっかけみたいなものはありますか?

ミュージカル映画を観た後は作曲のやる気がすごく出ます。歌詞やメロディはぼーっとしてる時に思いつくことが多いです。

Q10:多種多様な合成音声キャラクターが居る中、思い入れがあるキャラクターはいますか?

100万回再生を突破してくれた可不ちゃんと、楽曲コンテストで入賞した星界ちゃんです。

Q11:一作品あたりの制作期間を教えて下さい。

短いときは1日、長いときは1年かかりますがだいたい1ヶ月くらいかなと思います。

Q12:ご自身の作品の二次創作作品や、他クリエイターの二次創作、〇〇してみたやカバー、MMD等はチェックしていますか?また、投稿された二次創作の作品を視聴してみていかがでしたか?

自分の作品の二次創作は定期的にエゴサしてチェックしています。メンションをくれた方は必ず確認するようにしています。自分の作品を広げていってもらえるのはとても嬉しいですしありがたいです。

Q13:こだわりの機材はなにかありますか?

ヘッドフォンだけ低予算ボカロPの私にしては良いヤツ使ってます。audio technicaATH-R70x です。

Q14:ご自身の今後の展望などありますか?

まずはCDを作りたいです!そしてもっと多くの同じ想いを抱えた人たちに私の曲が届いてほしいです。

Q15:普段作品を聞いてくださっている皆様やこれから作品を聞く皆様へ一言お願い致します。

いつも聴いてくれてありがとうございます。私の曲は暗い歌詞の曲が多いです。初めはこんな曲聴いたらもっと暗い気持ちになってしまうんじゃないだろうか、と思っていたのですが、私の曲を聴いて「救われました」と言ってくれる人が多く、私自身もそのことに日々救われています。いつか私の曲があなたに必要なくなるその日まで寄り添っていけたら嬉しいです。

Q16:その他、ご自身がお話してみたい内容はありますか?

2024年はボーマスでCDを販売する予定です!ぜひ会いにきてほしいです!待ってます!

 

※今回のインタビュー内容は一部分となります。全編音声版につきましては別途公開予定となります


いかがだったでしょうか。今後もこうした様々なクリエイターの皆様へのインタビューを通じて、普段の活動や投稿される作品への想い等お伺いさせていただき、クリエイター支援のきっかけにできるように頑張っていければと思っております。今後ともよろしくお願い致します。

【3】最後に

 #161。いかがだったでしょうか?今回から内容構成をプチリニューアルさせていただきました。次週発行号は楽曲紹介を行っていきますので、次週以降も引き続きよろしくお願い致します。なお、インタビュー次回掲載は再来週発行号となりますので、こちらもどうぞ、よろしくお願い致します。

 さて、あっという間になりますが、年内最後の更新となりました。今年1年走り抜けてきました。毎年記入をしているように感じますが、いつ終わってもおかしくないと思いますが、何とか続けてきました。来年はインタビュー回と選曲回を交互に公開していくようにしていく予定ですので、来年以降もどうか、よろしくお願い致します。


 それではまた次回、#162でお逢いしましょう(`・ω・´)ゞ

エディター(執筆者&構成&発行等) サポーターNO.118 ドロイド

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