#209 2024年2月11日発行  発行者 ドロイド

【1】はじめに

 こんにちは、ドロイドです。Timesの今後の更新につきまして発表させていただきましたが、夏頃を目安に休刊させていただきます。ありがとうございました。まだまだ更新は暫く続いていきますので、引き続きお付き合いいただけますと幸いです。本日はインタビュー記事をお届けいたします。

【2】Creater Interview

この企画では、毎月放送しているボカロ見るラジオ♪のコーナーを誌面ベースにした内容となっております。各所で活躍されているクリエイターやこれから注目してほしいクリエイターまで、今注目してほしいクリエイターへのインタビューの模様をご紹介していきます。今回は3名をご紹介していきます。

Creater Interview #236 はろける

まず最初はボカロPの「はろける」さんです。

※今回は音声公開版はございません。記事のみの公開となります。予めご了承下さい。

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X:https://x.com/bpb_falche
ニコニコ:https://www.nicovideo.jp/user/131015677


Q1:自己紹介をお願いします。最近の活動についてももしあればお伝えください。

HappyHalloween!はろけるです。ハロウィンのような曲を作っています(▼w▼ )

Q2:ニコニコとの出会いについて教えて下さい。

小学生のころ、ドナルドmadにコメントを残したのが初めてです。

ー ドナルドmadを見たきっかけは何かありましたか?

親のスマホを勝手に使っていたら、 ニコニコが入ってたので、たまたまおすすめに上がってきた動画がそれだって感じですね…。いい出会いになりましたよ。

Q3:YouTubeがとても大きなプラットフォームとしてありますが、どうしてニコニコ動画にも投稿しようと思ったのか教えて下さい。

ニコニコに昔コメントを書いていた時、「自分の作品にもこんな感じでコメントが流れてきたらうれしいな〜」と思ったからです。

Q4:ニコニコ動画に作品を投稿する強みやメリットは何だと思いますか?

ボカロPの方は、熱心なファンをたくさん獲得できる(と思っている)

Q5:VOCALOIDとの出会いについて教えて下さい。

小学生のころ、千本桜や脳漿炸裂ガールで知りました。

Q6:憧れているクリエイターさんや作品がありましたら教えて下さい。

マサラダさん、channelさん

Q7:いつもどうやって作詞・作曲をしてますか?

作詞作曲の前に、曲のコンセプトと映像を考えて、それに合うような歌詞や曲を考えています。

ー はろけるさんの曲ですが、映像は非常に印象的ですよね。

僕としては、映像も含めてコンテンツだと僕は思ってるんですよ。 だから、映像と音楽が合わさって楽しいみたいなものを1つのものとしてなんか作りたいっていうのがありますね。

Q8:歌詞やメロディのインスピレーションを得るきっかけみたいなものはありますか?

日常の憤りや、同じような境遇の人へのメッセージを、モンスターやお化け、かわいいものになぞらえて歌詞にしています。まさにハロウィン!!

Q9:多種多様な合成音声キャラクターが居る中、思い入れがあるキャラクターはいますか?

いないです!みんな十ボカロ十色でいい声なので使ってみたいです!!

Q10:一作品あたりの制作期間を教えて下さい。

短くて3か月、最長はキャンディークッキーチョコレートで6か月です。

ー はろけるさんの他の楽曲も制作期間は同じぐらいかかるものですか?

例えばどういう曲にするのかとか、どこが売りなのかとか、 最初に考えた上で、その後絵コンテ作ったり…。最終的にそういうのがしっかり決まった後に曲作り始めるっていう形にはしますね。なので、どの楽曲制作でも、制作期間がかかりますねぇ。

Q11:ご自身の作品の二次創作作品や、他クリエイターの二次創作、〇〇してみたやカバー、MMD等はチェックしていますか?また、投稿された二次創作の作品を視聴してみていかがでしたか?

最高に楽しくチェックさせてもらっています。どんなmadも大歓迎です。

Q12:こだわりの機材はなにかありますか?

むしろないです。が、液タブや、AEなど、アニメ制作に必要な機材はケチらずに購入しています。

Q13:ご自身の今後の展望などありますか?

オリジナルで、曲も映像も最強の、最高のアーティストになりたいです。
まだまだ未熟なのでどんどん練習していきたいです!!!

Q14:普段作品を聞いてくださっている皆様やこれから作品を聞く皆様へ一言お願い致します。

聞いてくれて、楽しんでくれたらそれでいいです!!それだけが望みです!!

 
Creater Interview #237 神様うさぎ

続いてはボカロPの「神様うさぎ」さんです。

なお、誌面上でのインタビュー内容は簡易版となっており、誌面上では語られていない内容につきましては別途、動画にて音声公開を行う予定となっております。公開となりましたら、是非インタビューと合わせてチェックしていただけると幸いです。

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X:https://x.com/osumanteikoku
ニコニコ:https://www.nicovideo.jp/user/6096423


Q1:自己紹介をお願いします。最近の活動についてももしあればお伝えください。

こんにちは、ボカロPの神様うさぎです!
音楽や歌詞を通じて、現代のデジタル社会や人間関係に関するテーマを発信しています。特に、ボカロを使ったポップでキャッチーな楽曲作りを得意としています。

最近の活動
楽曲制作: 最近リリースした「インターネットこわい」は、ネット上の噂や誹謗中傷をテーマにした楽曲で、多くの反響をいただいています。
ブログ運営: 音楽制作の裏側やインスピレーションの源をブログで紹介中です(例: https://kamisamausagi.com/)。
SNS: 自作曲のSNSでの発信や日常生活のポストにも力を入れています。

私の目指すのは、聴いた人が「この歌、私のこと言ってるみたい!」と思えるようなリアルで共感性の高い楽曲作りです。

Q2:ニコニコとの出会いについて教えて下さい。

初めてニコニコ動画を訪れたのは、友人に「面白いサイトがあるよ!」と教えてもらったのがきっかけです。当時、ネット上での動画共有やコメント機能がまだ珍しかった時代に、画面に流れるコメントの斬新さに衝撃を受けました。「動画を見ながら視聴者がリアルタイムで会話しているみたい!」と感じて、すぐにその文化に引き込まれました。

ニコニコ動画はただの動画プラットフォームではなく、私にとって創作の原点であり、音楽を通じて人々とつながる場所です。今も新しい作品を投稿するたびに、コメントを読むのが楽しみです!

Q3:ニコニコで作品を投稿しようと思ったきっかけについて教えて下さい。

ニコニコ動画で作品を投稿しようと思ったきっかけは、「自分の音楽で誰かとつながりたい」という思いからでした。
初めてニコニコ動画でボカロ曲を聴いたとき、コメントでリスナーが曲に共感したり、自分の解釈を共有したりしている姿にとても感動しました。「音楽は作るだけでなく、共有することで初めて完成する」という感覚に気づかされた瞬間でした。

また、他のボカロPの作品に触れる中で、「自分もこの舞台に立ちたい」と強く感じたことも理由の一つです。特に、自分が好きなPの楽曲に「こんな曲が作りたい!」と思うものが多く、その思いを形にしたくなりました。

初めて投稿した作品は、音楽ソフトを試行錯誤しながら作ったもので、クオリティは今思うと稚拙でしたが、それでもコメント欄に「好きです!」や「もっと聴きたい」といった言葉をもらえたときの喜びは忘れられません。その瞬間、音楽を通じて誰かとつながる楽しさを実感しました。

ニコニコ動画は、挑戦する場としても、成長のきっかけとしても、私にとって特別な存在です。投稿を重ねるごとに、視聴者の反応が自分の創作意欲をさらに駆り立ててくれるようになりました。

Q4:YouTubeがとても大きなプラットフォームとしてありますが、どうしてニコニコ動画にも投稿しようと思ったのか教えて下さい。

YouTubeも大きなプラットフォームですが、ニコニコ動画には独特の魅力があるから投稿してます!
一番の理由は、コメントで視聴者と一緒に盛り上がれるところ。リアルタイムで反応が見れるのがやっぱり楽しいし、それが作品の一部になるのが最高です。あと、ボカロ好きが集まる場所だから、自分の曲を本当に好きになってくれる人に届きやすいのもポイント。
ニコニコは自分にとって創作の原点だから、ここで投稿するのは特別な意味があるんですよね!

Q5:ニコニコ動画に作品を投稿する強みやメリットは何だと思いますか?

ニコニコ動画に投稿する強みは、やっぱりコメント機能と濃いコミュニティ!
画面を流れるコメントで視聴者と一緒に作品を盛り上げられるのが楽しいし、「ここ好き!」みたいなリアルな反応がめちゃくちゃ励みになります。それに、ボカロ好きが集まる場所だから、自分の曲がちゃんと刺さる人に届きやすいのもポイント。
あと、ランキングやタグで意外な人に見つけてもらえるチャンスもあるし、温かい応援コメントがもらえるのもニコニコならでは。何より、自分にとって創作の原点だから、投稿するたびに初心に帰れる感じが最高です!

Q6:VOCALOIDとの出会いについて教えて下さい。

VOCALOIDとの出会いは、実はバンドのデモテープ作りがきっかけでした。最初はバンドメンバーが集まる時間が取れなかったり、メロディーを形にするのに苦労していたんです。そこで、「ボカロを使ってデモを作れたら楽かも」と思って試してみたのが始まりです。

最初はただの便利なツールとして使い始めたんですが、実際に使ってみると、その声の表現力や個性にハマってしまいました。思っていた以上に曲作りが楽しく、ボカロの歌声で自分の想いをより自由に表現できることに気づいたんです。それからは、どんどんボカロを使った曲作りが自分のスタイルになっていきました。

Q7:憧れているクリエイターさんや作品がありましたら教えて下さい。

昭和のシンガーソングライター村下孝蔵さんへの憧れはとても深いです。彼の歌詞やメロディーには、どこか懐かしさと温かさがあり、聴くたびに心が落ち着くんですよね。特に「初恋」や「踊り子」などの曲は、シンプルでありながら感情が豊かに伝わってきて、聴く人の心に深く残ります。
村下孝蔵さんのように、聴く人に強く共感を呼び起こすような、素朴でありながら心に響く歌詞を作りたいという思いがあります。ボカロの楽曲作りにも、彼の影響が色濃く反映されている部分があるかもしれません。

Q8:いつもどうやって作詞・作曲をしてますか?

作詞・作曲の過程は、結構自由で気分によって変わることが多いですが、大まかにはこんな感じで進めています。

1. インスピレーションを得る
日常生活やネットで見かけた出来事、人との会話からインスピレーションを得ることが多いです。特に、感情の動きや人間関係に関するテーマをよく取り上げます。

2. メロディと歌詞を同時に作る
インスピレーションが湧くと、歌詞とメロディが同時に浮かぶことが多いです。メロディを思い浮かべながら、同じタイミングで歌詞も作り上げていきます。歌詞のリズムや響きがメロディにピッタリ合うように調整しながら、言葉と音を並べていきます。

3. アレンジと調整
メロディと歌詞がある程度形になったら、アレンジを考えて曲の雰囲気を作り上げます。どんな楽器を使うか、サウンドをどう重ねるかを考え、曲の印象をさらに強調します。

4. 仕上げ
最後に全体を通して聴きながら、細かい部分を調整して完成させます。歌詞やメロディ、アレンジを最終的に合わせて、完成度を高めます。

このように、メロディと歌詞を同時に思いつきながら作っていく流れで進めています。

Q9:歌詞やメロディのインスピレーションを得るきっかけみたいなものはありますか?

歌詞やメロディのインスピレーションは、日常の中でふとした瞬間に湧いてきます。友達や家族との会話で感じた感情や、ネットで見かけた出来事からアイデアが浮かぶことがよくあります。あと、散歩しているときや風景を見たときに、ふっとメロディが浮かぶこともあります。好きなアーティストの曲を聴いていると、新しいアイデアが浮かぶこともあって、そういった日常の中でインスピレーションが生まれることが多いです。

Q10:多種多様な合成音声キャラクターが居る中、思い入れがあるキャラクターはいますか?

思い入れがあるキャラクターは、初音ミクと重音テトですね。ミクの声は透明感がありながらも感情がしっかり伝わってきて、最初に聴いたときから強く心を引かれました。テトは、独特の深みのある声が好きで、彼女の持つ少しクセのある歌声がとても魅力的です。テトを使って曲を作ると、少し個性的な楽曲ができるので楽しいんです。

それから、ずんだもんも好きです!あのかわいらしい声が、ちょっと不思議で癖になり、歌わせてみるとユニークな感じが出せて面白いです。ボカロのキャラクターたちには、それぞれ個性があって、曲を作るたびに新しい発見があるところが好きですね。

Q11:一作品あたりの制作期間を教えて下さい。

一作品あたりの制作期間は、イラストや動画も含めて3か月ほどかかります。曲作りだけでなく、イラストや動画の制作も自分で行うので、時間をかけてじっくり進めています。特に動画作成には工夫を凝らしたり、イラストを細かく調整したりするので、その分時間がかかりますね。でも、最終的に一つの作品が完成したときの達成感はとても大きいです。

Q12:ご自身の作品の二次創作作品や、他クリエイターの二次創作、〇〇してみたやカバー、MMD等はチェックしていますか?また、投稿された二次創作の作品を視聴してみていかがでしたか?

はい、二次創作作品やカバーは全部チェックしています。他のクリエイターさんたちが自分の楽曲をどんな風にアレンジしたり、表現したりしているのを見るのはとても面白いです。自分が思い描いていた以上の表現やアレンジを見せてもらえるので、毎回ワクワクします。

自分の楽曲がどのように他の人々に受け取られているのか、またその解釈やアレンジが新しい視点を生んでいるのを見ると、嬉しさと驚きが混じります。自分の音楽が、誰かにとって何かしらのインスピレーションを与えたり、楽しんでもらえていることが感じられて、とてもありがたく思っています。

それに、他のクリエイターさんの作品を見て学ぶことも多いので、常に刺激をもらっています。

Q13:こだわりの機材はなにかありますか?

こだわりの機材としては、Native Instruments KOMPLETE KONTROL A61 MIDIキーボードと、RME Fireface UCXオーディオインターフェイスがあります。KOMPLETE KONTROL A61は、その美しいデザインと、長時間弾いても疲れない触り心地が気に入っています。RME Fireface UCXは、ミックスダウンの精度やギター録音の音質が向上するので、制作に欠かせない重要な機材です。

Q14:ご自身の今後の展望などありますか?

今後の展望としては、もっと多くの人に自分の音楽を届けていきたいと考えています。特に、ボカロやオリジナル曲だけでなく、コラボレーションや新しい挑戦にも積極的に取り組んでいきたいです。また、ライブ活動や即売会などを通じて、直接リスナーさんと触れ合う機会を増やし、より多くの作品を作り続けることを目指しています。

Q15:普段作品を聞いてくださっている皆様やこれから作品を聞く皆様へ一言お願い致します。

いつも作品を聴いてくださっている皆様、ありがとうございます!皆さんのおかげで、音楽を作る楽しさややりがいを感じています。これからも心を込めて、いろんなジャンルや新しい挑戦をしていきたいと思っています。もしまだ聴いたことがない方も、ぜひ一度聴いてみてください。これからも応援よろしくお願いします!

Q16:その他、ご自身がお話してみたい内容はありますか?

現在、新しいアルバムを作る予定です!詳細な進行状況や最新情報は、ぜひX(旧ツイッター)でチェックしてみてください。今後の作品や活動を楽しみにしていてくださいね!

 

※今回のインタビュー内容は一部分となります。全編音声版につきましては別途公開予定となります


Creater Interview #238  道端ノラ

最後は歌い手の「道端ノラ」さんです。

なお、誌面上でのインタビュー内容は簡易版となっており、誌面上では語られていない内容につきましては別途、動画にて音声公開を行う予定となっております。公開となりましたら、是非インタビューと合わせてチェックしていただけると幸いです。

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X:https://x.com/yaseinonekotan
ニコニコ:https://www.nicovideo.jp/user/120500711


Q1:自己紹介をお願いします。最近の活動についてももしあればお伝えください。

道端ノラと申します。
日頃は歌を投稿することと、ボーカルミックス等でお手伝いをさせて頂くことが多いです。

Q2:ニコニコとの出会いについて教えて下さい。

初めてニコニコ動画を知ったのは、関西ローカルのキャラクターCM(おっ!サン)の映像を見つけたことでした。

Q3:ニコニコで作品を投稿しようと思ったきっかけについて教えて下さい。

「ニコニコでも聴きたい」とリクエスト頂いたからです。

Q4:ニコニコ動画に作品を投稿する強みやメリットは何だと思いますか?

何と言ってもタグ検索機能だと思います。
圧倒的に強いです。

Q5:VOCALOIDとの出会いについて教えて下さい。

『ぐるたみん』さんと『鋼兵』さんという高音系男子を見つけて、そこからズブズブとVOCALOID文化にハマっていきました。

Q6:憧れているクリエイターさんや作品がありましたら教えて下さい。

『稲葉曇』さんです。

Q7:一作品あたりの制作期間を教えて下さい。

毎週歌を始めてからは1〜3日です。

Q8:いつもどうやって収録をしてますか?

特に変わったことはなく、マイクに向かって歌を録音しています。

Q9:こだわりの機材はなにかありますか?

ありませんが、必ずAir PodsとiPhoneのスピーカーで確認をします。
なるべくユーザーが多い端末での聴き心地を優先してます。

Q10:ご自身の今後の展望などありますか?

周りの方々に巻き込んでもらって楽しく成長してきたので、これからもどんどん巻き込んでもらいたいです。

Q11:普段作品を聞いてくださっている皆様やこれから作品を聞く皆様へ一言お願い致します。

これからも僕の好きなモノと「なんかスゴイ」って感情を押し付けるつもりです。
変わらずマイペースだとは思いますが、よろしくお願いします。

 

※今回のインタビュー内容は一部分となります。全編音声版につきましては別途公開予定となります

いかがだったでしょうか。今後もこうした様々なクリエイターの皆様へのインタビューを通じて、普段の活動や投稿される作品への想い等お伺いさせていただき、クリエイター支援のきっかけにできるように頑張っていければと思っております。当インタビューにつきましては、隔週掲載を予定しておりますので、今後ともよろしくお願い致します。

【3】最後に

#209。いかがだったでしょうか?次回の更新は、歌ってみた作品のご紹介を行う予定です。
 それではまた次回、#210でお逢いしましょう。

エディター(執筆者&構成&発行等) サポーターNO.118 ドロイド