シシララな日々

【ブラッドオブバハムート】ユイツグ爆誕! ハードの世代を超えて力を結集しバハムートに挑んだ夜【20151225_タダツグ】

2015/12/26 02:45 投稿

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  • 安藤武博
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  • ブラッドオブバハムート
  • スクウェア・エニックス
どうも、タダツグです。師も走る12月も、なんとあと1週間ほど。みなさんいかがお過ごしですか?

本日のブロマガでは、『ブラッド オブ バハムート』について振り返ります。あの日も、いくつもの奇跡があったっよねぇ……。

と、その前に。まずは来週月曜日の生放送について告知をさせてください!

次回の「つくった人がゲーム実況」では、GREEのアプリゲーム『消滅都市』をつくった人とプレイします。さらになんと、中の人たちをお呼びして「GREE」という会社のアレコレを振り返る特別企画も実施する予定。ゲームDJが赤裸々に、あーんな出来事やこーんなウワサについて質問していく可能性も? みなさん絶対にお見逃しなく! 


忘年会で見られないよ~」なんて方は、上記からタイムシフト予約をしておくことをオススメします。どうぞよろしくお願いいたします。

いやはや、1年の締めくくりにどんな生放送となるのか、今から僕も楽しみ。

ということで、告知はこれくらいにしてさっそく『ブラッド オブ バハムート』の思い出を振り返りましょう!

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ブラッド オブ バハムート』は、2009年にスクウェア・エニックスからニンテンドーDS用ソフトとして発売されたRPG! アルタイルと呼ばれる異世界で、7人の戦士がさまざまな巨獣と戦い、己の故郷を取り戻していく姿が描かれます。一番の特徴は、なんといっても“最大4人での協力プレイが可能”という点。ストーリークエストだろうがフリークエストだろうが、お構いなしにオンラインプレイができるので、“友だちと一緒にRPGをプレイする”という、これまであまり味わったことのないゲーム性を体感できるんです!

この回のつくった人ゲストは、本作のプロデューサーである横山栄介さん。ディレクターの石山貴也さん、BGMを担当した水田直志さんという豪華なメンバー! タダツグ1人のプレイでは心もとないということで、みなさん、マルチプレイの準備まで整えてきてくれるという徹底ぶりでした。

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とはいえ、僕もゲーム芸に……ゲームライターの端くれ。かれこれ10年以上はこの業界で飯を食ってきておりますのでね。そんなもう、最初から誰かの力を頼るなんてこと、絶対にしませんよ。うん、できませんよそんなこと。まぁ、助けたいっていうのなら助けてくれてもいいんだけど……ぶっちゃけ本当は頼りたいけど、なんかいかんだろう! シシララTV的に!! つーかゲームライター的にさぁっ!!

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ということで、チュートリアルもそこそこにシングルプレイで挑みかかったタダツグ。目指すは打倒バハムートなんだぜっ!! かかってこい!

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方向キーでキャラを動かし、タッチパネルに触れることで敵を攻撃するという、ニンテンドーDSならではの操作感を取り入れている本作。んー? 序盤からちょっと……いやかなり敵の攻撃が激しくないッスか~? そのうえ、ボスは自分の何倍もでっかい巨人という……なかなかの難易度を誇りそうだぞコイツは。まぁ、なんとかしてみせるしかない。

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……って、やばいやばいやばいやばい!

ザコの攻撃が的確!! ボスもカチンコチンにかてえ!! このままでは、最初のボスすら撃破できずに……しぐっ!!

回復アイテムは? 回復アイテムはどうやって使うんですか、栄介さんっ!!

「回復アイテム? そんなものないですよ~」

お、俺にさっさとくたばれと!? 何そのオトコらしいシステム。つーか、何この難易度、やべえぜっ! 

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善戦むなしく(?)、あっという間にゲームオーバーになるタダツグ。あの、まだ開始から1時間も経ってないんスけど……。

ぶっちゃけこの時、「おいおい~、またいつものタダツグのドヘタスキルが発動かぃ……」的な空気になりましたけど、今回はちょっと違う! いや、ほんとに難しいんですってば。それもそのはず、どうやらこの『ブラッド オブ バハムート』、マルチプレイを前提にした難易度調整が施されているらしいんですよね。

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今でこそ仲間との協力プレイでストーリーを進められる作品も見られますが、それを2009年の段階で、さらにはスタンドアローンでプレイするスタイルが定着しきっているRPGというジャンルでやってしまうというのは、ほんとにスゴイの一言。かなりの冒険だと思います。

それを天下のスクウェア・エニックスの、しかも新規IPでそれをやるとかっ! 横山さん……さすがはゲームDJのアシスタントを務めておられただけありますね。その爽やかな笑顔の下に、どエライもんを隠した猛者ですわ、これは。

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ということで、ここからはマルチプレイでストーリーを進めることに。なんと! 石山さんと水田さんのキャラはレベルが99ということで、戦闘シーンはかなり安定するようになりました! うん、正直僕、逃げ回っているだけで勝利できちゃったよ。まぁ、物語に集中できるようになったということで、ひとつご勘弁(苦笑)。

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それにしても、始動から間もなく半年が経過するシシララTVですが、ここまでゲスト+タダツグが全員ゲームに没頭し、スタジオをDJがほぼ1人で回すというのは初めてのことだったかもしれません。

というか、結構フツーにしれ~~っとマルチプレイしちゃってますけど、忘れちゃいけないこの事実。『ブラッド オブ バハムート』は、ニンテンドーDS用のソフトなんですよね。でも、僕らが使用しているのはニンテンドー3DS! つまりは、新型ハードで旧ハードのゲームをマルチプレイしているわけで……この衝撃たるや!

実際、我々は「ニンテンドーDS」「ニンテンドー3DS」「NEWニンテンドー3DS(Cスティックがあるタイプ)」を混在させて使っていました。にも関わらず、一部障害で通信が途切れる局面もあったものの、ほぼ問題なくマルチプレイができるというのは、地味にものすごいこと。任天堂さんの技術力にはぶったまげますね。素直に驚愕・感動しました!

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そしてそして! マルチプレイで心に余裕が出来たからってわけではありませんが、ここでシシララTVならではの遊び方もご提案! このゲーム、残念ながらイベントシーンのボイスは未実装なわけですけど、ないならないで、俺たちが声をあてちゃえば感情移入できるんじゃね? と。そんなかるーい気持ちから、みんなでアフレコしながらプレイすることになったわけです!(爆

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これがね、やってる本人たちにとってはまったく未知の世界だったわけで、ぶっちゃけ超楽しい! 僕なんて、主人公に加えてヒロインであるユイの声も担当することになったわけで……。そりゃあ最初は戸惑ったというか、少し恥ずかしかったわけですけど、ミステリアスなストーリー展開にどっぷりハマるにつれ、演技にもどんどん力が入るようになりまして。

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なんというか、声優さんの演技力のすさまじさをヒシヒシと感じつつ、我々なりに全力を尽くすという流れに。マルチプレイはサクサク進むというのに、シナリオパートでじっくりこってりセリフを読み上げるもんだから、結果的にゲームの進行スピードはプラマイゼロ(苦笑)。てっぺんを超えて終電がなくなるどころか、始発が走り出そうかという時間まで、みなさんにお付き合いいただく形となってしまいました。これは少し反省……。でも、あの時最後までお付き合いくださったみなさん、本当にありがとうございました。

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ホント、このアフレコ企画は今見返してみても楽しい企画。DJと水田さんの演技がとくに秀でているわけですが、最後のほうの「ユイツグ」は、なかなか迫真の演技じゃないですかね!?(自画自賛) いや、ほんと楽しかったです。

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とにもかくにも! ほとんど(というかほぼすべて)マルチプレイのおかげではありますが、無事に『ブラッド オブ バハムート』のクリアに成功! おんぶにだっこなプレイではありましたが、“RPGをみんなで遊ぶ、しかも声をあてながら遊ぶ”という、なんともステキな体験をさせていただきました。

この作品、今ならもっともっと受け入れられる土壌があるというか、確実に時代を先取りしていたゲームですね。栄介さんの口からは、開発期間や費用の都合からWifiへの対応を断念せざるをえなかったことなども語られ、少し“やり残してることあるんだよな感”も漂っていましたけども……。

ムチャを承知で言いますが、この『ブラッド オブ バハムート』、誰か続編作ってくれませんかね? 正統続編はムリとしても、名前などは違えども血統を受け継いだ作品、プレイしてみたいです! もしこの夢がかなった暁には、またこのメンバーで集まってワイワイ遊んでみたいかも。その際は、また僕がヒロインの声を担当させてもらいたいなぁ、と(自意識過剰)。それくらいハマってしまった作品でございました。

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そしてこの回で、恒例のストーリーテラーダイスのエピソード2も完結しました! せっかくですので、その物語の流れを今一度このブロマガで振り返っておきましょう。

■DIVE INTO MY BAG(仮題)

<2-1 作:西田シャトナーさん(西田シャトナー演劇研究所)> 

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ある朝、俺が会社に行こうとカバンを開いたら、中には街が広がっていた。

その街にはなんと、俺が住んでいるにそっくりな家まであり、よく見るとまさに今、俺にそっくりな背丈の男が、しかめっ面をしながら玄関のドアを開けて出てくるところであった。

「こいつは俺なのか?」

一瞬そう思ったが、どうにも顔の印象が曖昧で、凝視しても俺なのか、それともほかの何者なのか判断出来ない。

なおも凝視しようとすると、階段を下りてきた息子が、背後から笑顔で声をかけてくる。

「パパ、まだ会社には行かないの?」

鞄から目を離した俺は、息子になんと答えようか逡巡した。そのとき!

ドゴーン!

鞄の中から突然の爆発音。どうやら、カバンの町のどこか遠くで、何かが爆発したようだ。あわててカバンの中を覗くと、俺と似たような背格好の男を捜す。彼はまさに、自転車に乗って爆発音がした方向へと走り出したところだった。

会社に出発する時間は、刻々と迫っている……。

<2-2 作:折方崇志さん(株式会社ポケモン)>

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カバンの中の街を見つめているうちに、太陽は正午の位置まで来ていた。

困ったゾウ……。

しかし、人生はイチゴイチエ。カバンの中の彼との出会いにはのような運命を感じる。

今日のお昼にはハンバーガーを食べようと思っていたが、そんなことはもうどうでもいい。そう考えた瞬間、俺はカバンの中に飛び込んでいた。

彼はどこだ……?

ふと見上げると、彼が大きな木の上から、俺のことを見下ろしていた……。

<2-3 作:齊藤陽介さん(スクウェア・エニックス)>

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そうだ! 俺はふと、お昼にハンバーガーを食べようとしていたことを思い出した。

「この街にもハンバーガー屋はあるのか?」

ポケットの中からケータイを取りだし、周辺の情報を検索してみる。長らく使用しているイチゴの待ち受け画面を見つつ、ふと顔を上げると、西の空には雨雲が広がっており、反対側の東の空は、赤い炎が燃え上がっていた。ここから俺は、どちらに進めばいいのだろう?

地面を見つめた俺の目に、どこまでも続く足跡が飛び込んできた……。

<2-4 作:高野亜由美さん(DeNA)>

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とりあえず、食事にありつかねば……。 俺は、地面についているの足跡をじっくりと見つめながらたどっていく。

その足跡をたどった先には、なぜか飛行機が着陸していた。こんなところに、いったいなぜ?

時計は12時25分を指している。どうしたものかと逡巡する俺。

そのとき、突然ケータイ電話の着信音が鳴り響く。

<2-5 作:戦え! ぴっちょりーなさん(声優)>

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突然の着信に、高鳴る心臓。俺は震えるでケータイを取り出したが、その瞬間、ケータイがいきなり燃え出した

俺はあわてて、カバンの中からケータイを放り出す。

すると突然、カバンの街の中に鐘の音が「ゴーン ゴーン」と鳴り響く。これはどうやら、おやつの時間を告げる鐘のようだ。しかし、この鐘自体はどこにあるというのだろう?

音が聞こえてくる方向に足を向けた俺の目に、とても巨大な樹が飛び込んでくる。それは、この街すべてを覆い尽くさんばかりの、大きな大きなであった……。

<2-6 作:横山栄介さん(アクワイア)、石山貴也さん(スクウェア・エニックス)、水田直志さん(スクウェア・エニックス)>

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ふと、いつも欠かさず飲んでいるコーヒーが恋しくなり、キョロキョロとショップを探す。そのせいでうっかり石につまづいてしまった俺は、溝に頭からダイブすることに。頭上に、ピヨピヨとヒヨコが飛んでいるのが見えた気がした……。

そこではたと気が付く。笑顔の息子と会話した記憶があったが……そもそも俺は、結婚なんてしていないはずじゃなかったか? では、今までの出来事は、この記憶は、いったいなんだというのか? あわてて手帳をめくってみたが、そこに書き込まれた予定や人の名前は、何一つ俺の記憶と一致しない。

俺はいったい誰なんだ? とにかく、ここにいてはダメだ。この世界から一刻も早く逃げ出さなければ!

とっさにそばに駐車されていたに飛び乗り、エンジンをかける。なんとかして、この世界から離れなければ。やみくもに車を飛ばす俺。

気付くと遠くに、朝日の光が見えた気がした。ようやく、この悪夢のような世界から解放されるのか?

そのとき、がズキっと痛む。この痛みはなんだ!? 痛みを我慢してうつむいた俺の目に、カバンが飛び込んでくる。

そうだ、すべてはカバンを覗きこんだところから始まったんだ。こんなもの、覗き込んだりしなければ!

後悔しながら、もう1度カバンを開いて見てみると、そこにはまた、小さな街が広がっていたのだった……。

──エピソード2 完

いやはや、なんともミステリアスなストーリー! あいかわらず突拍子もないけど、これはダイスならではの醍醐味ではないでしょうか。おもしろい! リアルタイムでは3つ目の物語がいよいよ完結しようとしておりますので、こちらもお楽しみに。

ということで、ラストに後告知!

来週月曜日の「つくった人がゲーム実況」は、アプリゲーム『消滅都市』をプレイするだけにとどまらず! GREEのエライ人にお越しいただいて、いろいろなことをガッツリたっぷりとお聞きしちゃいます。これは見ないと損!


2015年最後のシシララTV生放送となりますので、ぜひご覧くださいませ。それでは、本日もブロマガにお付き合いいただき、どうもありがとうございました。このへんで失礼します。タダツグでした~!

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