【Tomb of the Golems】これぞニュータイプ!? VR時代の本格的な幕開けを肌で感じた夜【20160604_タダツグ】
タダツグです。2日連続のブロマガアップ! 先週くらいから、深夜作業がすっかり板についているわけですが、今日はもう深夜を通り越して朝ですねぇ……。さて、まずは来週月曜日の番組予告からいきまっせ~。
来週の月曜日は、みなさまおなじみの「つくった人がゲーム実況」と「レレミの消滅都市」の2本立てで配信します。19時からの「レレミの消滅都市」では、シシララTVの女子ゲーマー・レレミが『消滅都市』のプレイに挑戦! ちなみに、『消滅都市』の番組は、もしかすると今回で最終回になるかも!? それに際し、ゲームDJからレレミちゃんへなかなかにハードなミッションが課されるとのことなのですが……いったいどうなるっ!?
でもって、21時からは「つくった人がゲーム実況」。今回はちょっと趣向を変えて、ゲームエンジン「Unity」を使用しつつ、DJが1人でゲーム制作に挑戦する模様。
どちらの番組も、なんだか一波乱起こりそうな予感。見逃すと後悔するかもしれませんよ? ぜひお楽しみに!!
……ってなわけで、今回のブロマガはVR/AR特集第3弾『Tomb of the Golems』を遊んだあの夜について振りかえっていきましょう。
この日遊んだ『Tomb of the Golems』は、GREE VR Studioが全力投球で挑んだVRゲームの最新作。いよいよVRの時代が来たことを痛感させてくれる名作でした。
つくった人ゲストは、本作のプロデュースとプログラムを担当した渡邊匡志さん! 見た目はややコミカルでキュート寄りな本作ですが、ゲームの難易度的にはかなりハードに仕上げられている、不思議な二面性を持った作品。渡邊さんには開発エピソードについて、たっぷりお聞かせいただきました。
VR/ARゲームといえば、忘れもしない『リアルモンスターバトル』でレッドドラゴンを撃破したり、『アニュビスの仮面』でみんなと力を合わせてダンジョンを踏破したりと、これまでにそれなりの実績を残してきている僕。まぁ、そうはいってもまだ2回だけなわけですが、普段よりはいくぶん不甲斐なさが軽減される傾向あり。
ってことで、いつにも増して意気揚々とゲームスタート!
うおおおおおおおお、突如目の前に広がる3D空間にテンションは一気にアップ! 仮想現実とはいえ、目の前には確実に「ここではないもう1つの世界」がある……。そう感じさせるクオリティに感動です!! この没入感、超クセになりそう。
新感覚の体験に打ち震えつつ、どんなゲームなのかまではよくわかっていない初見プレイのタダツグ。まぁ、とはいえなんとかなるでしょ……くらいの気持ちでいたわけですが、これが甘かったっ!
このゲーム、上にも書いたようにけっこう手ごたえあるんですよ。渡邊さんいわく、これはコアゲーマーや海外のゲーマーをにらんでのバランスセッティングになっているらしいのですが、とにかくまぁアクション性が高い!
プレイヤーは、王の杖と呼ばれる不思議な魔力を秘めたアイテムを手に、ゴーレムが眠るという巨大な遺跡を冒険。要所でさまざまなボスと戦うことになるわけですが……これがとことんアツいんだなぁ。
1面はチュートリアルということでサクッとクリア! 本番は2面から……。まず、最初に立ちはだかったのはアヌビス。僕がいる部屋に繋がっているたくさんの通路から、わっさわっさと押し寄せてきます。い、いきなりなんじゃあああああああ!
とりあえず、王の杖の魔法で、いきあたりばったりながらも敵を撃破していくことに。王の杖にはチャージ時間があり、連射はできないので、うまいこと敵の出現する通路を見つけることが重要です。ふは! ふはははは! この程度ならおそるるに足らず!
……なんて勝ち誇っていたら、いきなりでっかいアヌビスさんがキター!! お前がボスだな!? ぶっ飛ばすぞっ!
がぜん勢いづいて魔法でガンガン攻撃する僕ですが、アヌビスさんが魔法を反射してる……だと!? どうやらコヤツ、弱点を狙って攻撃せねばダメージが通らないようで……。
まぁ、この「ボスの弱点を狙って攻撃する」というのが本作のゲーム性になるわけですが。敵の攻撃はけっこうシビアなので、なかなかしんどい。もっといえば、VRゲームなだけに、敵の攻撃が近づいてくる臨場感とか迫力がハンパじゃないわけで。
たとえば、アヌビスでいえば右手のでっかい剣。こいつがもう、視界いっぱいに近づいてきたときの絶望感たるや、はんぱじゃない! あまりの恐怖にめっちゃビビッて、思わず変な声が出ちゃうほどでしたね。
じつは、配信の途中で大きめの地震が発生するなんてアクシデントもあったのですが。それすら「この揺れもゲームの演出なのか? まじすげえ!」なーんて勘違いしてしまうほど、滅茶苦茶この世界に没入してしまっておりました。いや、冷静に考えればそんなわけないじゃん! って自分でも思うけど(苦笑)。このときはそんな感覚もマヒするくらい、目の前の仮想世界にノメり込んでいたんだろうなぁ、と。
とにもかくにも、なんとかアヌビスの撃破に成功(まぁ、コンティニューしたけど)。続いてのステージに進みまして、今度はキュートなメジェドと戦うことに!
このあたりで、本作は「ザコと戦いながらステージを進み、最後にボスと戦う」タイプのものではなく、「1ステージにつき1体のボスと戦う」パターンのゲームか! と気づいたわたくし。これは、渡邊さんいわく「プレイヤーがあまり動かなくても問題ないステージ構成にしたかった」からとのこと。たしかに、ボスとのバトルだけであれば移動のために歩き回ったりする必要がないので、VR世界に没入していて物にぶつかったりする心配が減りますもんね。
聞けば、フレームレートなどにも細心の注意を払い、処理落ちなどにも気を配ったとのこと。左右の目に、微妙に異なる絵を見せることで立体感を出しているVRゲームにおいて、処理落ちは致命的なバグになるそうなんですねぇ……。最先端のゲームを手掛けるGREE VR Studioならではのエピソードも教えてもらいました。なんか、マジで新時代って感じ。
それはさておき、プレイの方はというと。メジェドもやっぱり強かったあああああああ。ここでもまぁ、押し寄せるちっさなメジェドたちを、ギロチンみたいなステージギミックを利用して撃破していくわけですが……。
もうね、ギロチンとメジェドの距離感、そして双方の移動速度をうまいこと計算して攻撃を与えなければならないという、自分で言うのもなんだけど「僕が苦手なヤツ」でして。うん、距離感とか合わせるのがホント苦手なんだよなぁ、僕ってやつぁ。
例によって、ここでも複数回のコンティニューをすることに。最後は辛くもメジェドの撃破に成功しましたが、正直、マグレだったかもしれないってくらいギリギリでしたね……テヘヘ。
ほんと、上のスクショのように、めっちゃ迫ってくる複数のメジェドのビームには本当に胃が痛くなりましたよ。避けることができないってわかっている分、尚のことしんどいって感じ。来るなああああああ、的なね。
さて、お次は死神! 渡邊さんいわく、配信時間的にこの死神まで撃破できれば御の字ということらしいのですが……。やった! 僕はやったった!! 見事、ガツンと撃破してやりましたよ。突如、目の前に出現した死神に情けない悲鳴をあげるなんて恥ずかしい姿もお見せしましたが(苦笑)。終わりよければすべてよしでしょー。
でもホント、この時はマイクがハウリングするレベルの悲鳴だったなぁ……我ながら、いい歳したおっさんが何をビビッとんのよ、と自分で自分にツッコミたい。うん、まぁそれはそれ! 見事、死神を撃破して渡邊さんの想定以上の結果を残すことができましたとさ。いやってぁぁぁぁぁい!!
そのご褒美ということではないのでしょうが、それ以降のボスとも特別に戦わせてもらうことができました。
対ホルス戦では、「ボスがこちらを攻撃してくる前に、お供のザコ敵を王の杖でホールドして相手にぶつける」という、なかなかに複雑な手順を取る必要あり。ホルスは自分の周辺をぐるぐるとまわり続ける盾で防御しているので、うまくタイミングを合わせて攻撃しなければならないなど、一筋縄ではいかない相手でした(僕はあと一息ってところまで追い詰めたものの、結局煮え湯を飲まされっぱなし)。
対ゴーレム戦では、相手が飛ばしてくるパンチを王の杖の魔法で弾き返して攻撃するという、カウンターアタックが重要に。このパンチ、フィールド内を右へ左へ上へ下へと無尽に動き回るので、自然、プレイヤーはあちこちへあわただしく視線を動かす必要あり。ただ、うまくパンチの起動を読んで弱点をロックオンできたときの気持ちよさは格別なんですよ!
「見える! ボクにも敵が見えるぞっ!」
と、思わずニュータイプのなりそこないのようなセリフが口に出てしまうほど。なんでしょう、たとえるならば12機のリックドムを数分で撃墜したアムロ的な昂揚感ってヤツ? 本気で「俺スゲエエエエエエ!!」って叫びたくなるほどの、最高の快感を味わうことができました。
個人的に、この「思わずクセになる快感」こそがゲームというエンターテイメントにとって一番大事な要素だと思うのですが。最先端のゲームであるVRタイトルでも、この気持ち良さがしっかり継承されていることに、とても感動しましたね。
最後は、これまでのボスの攻撃を1つずつ繰り出してくるスフィンクスのようなラスボスとの死闘に。ここでは先ほど戦ったゴーレムを味方につけて、これに指示を出しながら戦うという、アクションとシミュレーションを合体させたようなシステムが採用されていました。これは新しい!
とにかく、最後まで気の抜けない戦いが展開し、結果的には敗北したわけですが、プレイ後に押し寄せる爽快感はかなりのものでした。VRゲームとしてはとてもいい出来栄えのゲームになっていましたので、「これまでに体験したことがないようなゲーム」を遊んでみたいっていう新しいモノ好きな方には、ズバリもってこいのゲームだと思います。
その後は、まだ開発中だという「ブラックジャック」や「ババヌキ」といった、カードゲームのVRも特別体験!
どちらも当然、オーソドックスなゲーム性になっているわけですが、相手の手札をチラリとのぞき込んだり、相手がカードを引こうとした瞬間にスッと手を動かして狙いとは別のカードをとらせたりと、VRならではの趣向が盛り込まれていたので、かえって新鮮にプレイできました。
ほかにも、VRを利用したバーチャル世界旅行に旅立つことができたり……。
『ジョブシミュレーター』にも挑戦できたりと……。
とにかく盛りだくさんの内容! 僕が言うのもなんですが、VRのスゴさをまざまざと見せつける放送回だったと思います。いやー、ほんと、我々ゲーマーがかつて思い描いていた未来は、もうすぐそこまで来てますよ!! ホントにそう思えます。シシララTVは今後もこういったVRコンテンツに目を光らせていきますので乞うご期待。やはり、新しいゲームもおもしろいですもんね。みなさん、引き続きどうぞお楽しみに!
ハイ、ということでこのへんで後告知! 来週月曜日の19時からは「レレミの消滅都市」! これが最終回になってしまうのか!? それとも、番組続行なるか? みなさん、ぜひレレミどんを応援してあげてくださいませ。
でもって、月曜日21時からは「つくった人がゲーム実況」をお届けします。こちらも絶対にお見逃しのないよう、下記からタイムシフト予約をお願いいたしますっ!
それでは、今日はこのへんで。次は月曜日の配信でお会いしたいと思います! タダツグでした~。
2016/06/03(金) 03:00 【ルドラの秘宝】言葉に魂を宿せ! 言霊づくりに精を出した「チガウンデスヨ」な夜【20160603_タダツグ】
2016/06/11(土) 05:55 【のぶニャがの野望】シシララTVにねこ武将が来たりて……!? な夜【20160611_タダツグ】
新着記事
- 【ファーストクィーンIV】還暦を超えてなお現役のレジェンドクリエイターとゲーム業界の歴史を紐解く夜【20161205_タダツグ】 97ヶ月前
- 【アイドル八犬伝】現役アイドル&女優がファミコンの“元祖アイドルゲー”をプレイしたありがトーワチキな夜【20161016_タダツグ】 99ヶ月前
- 【結&梨蘭が脳トレに挑戦!】全世界2000万人がハマったゲーム『Brain Dots』は遊び手の個性を覚醒させる【20161007_タダツグ】 99ヶ月前
- 【追憶の青】どハマリ注意!? スマホアプリの新機軸にチャレンジしたアクションRPGがゲーマーのハートをワシづかみ!【20161002_タダツグ】 100ヶ月前
- 【VRでアクションRPG】遠藤ゆりか&兎味ペロリナがVRでRPGに初挑戦! 世界はファンタジーで出来ている!!【20160921_タダツグ】 100ヶ月前
コメント
コメントを書く