タダツグです。ちょっと諸々ございまして、ブロマガの更新が遅くなりました。たいへん申し訳ありません。お詫びと言ってはなんですが、今週末にもう1本書きたいなぁと思っておりますので、どうかご容赦を……。
さて、まずは来週月曜日の番組予告から!
来週の月曜日は、「つくった人がゲーム実況」と「レレミの消滅都市」を配信いたします。19時からの「レレミの消滅都市」では、シシララTVの女子ゲーマー・レレミが『消滅都市』のプレイに挑戦! なんと、今回は最終回!? ゲームDJからレレミちゃんに、なかなかにハードなミッションが課されるとのことなんですが……はたして!?
でもって、21時からは「つくった人がゲーム実況」。今回はちょっと趣向が変化。ゲームエンジン「Unity」を使用して、DJが1人でゲーム制作に挑戦します。
いったいどうなるんだろう……僕自身もさ~っぱりわかりません。ぜひお楽しみに!
……ってなわけで、今回のブロマガは『ルドラの秘宝』を遊んだあの夜について振りかえっていきましょう。
この日遊んだ『ルドラの秘宝』は、スーパーファミコンの晩年にスクウェア(現スクウェア・エニックス)から発売された最高峰のRPG……らしいのですが、僕は例によってまったく知らなかった(いや、正確には名前は聞いたことはあった)作品です。なんといっても、自分の好きな言葉を入力して、オリジナルの魔法を生み出す「言霊システム」という、なんとも独創的な要素が盛り込まれているのが大きな特徴。これがね、本当におもしろいんだな!
つくった人ゲストは、本作のプランナーを務めたスクウェア・エニックスの八木正人さん! めっちゃ気さくでいい人なんですが、その実、デビュー作である本作で、いきなりオープニングの情緒的な序説やら、街の人々のセリフやらと、さまざまなテキストやアイデアを手掛けられているというんですから、そのすごさたるや! まさにレジェンドクリエイターといえますね。ゲームDJにオープニングを音読され、恥ずかしくなって思わず悶絶しちゃう……なんてお茶目な一面も見せていただけましたけど(笑)。
さて、いつものごとく、何も知らないところからゲームをスタートした僕。まず、主人公キャラクターが3人いるってところからビックリしました。プレイヤーはこの3人の中から好きなキャラを選択してゲームを始めるわけですが、それぞれの話の時間軸は並行して進行していくので、別の主人公が起こしたイベントをほかの主人公の視点で見たり、時にパーティ同士で助け合ったり……なーんてことができちゃう。つまりは、主人公たちの生き様が密接にリンクしあうのが特徴ってわけですね!
各主人公のシナリオを1つずつ順番にクリアしていくのも、適度に切り替えて同時進行させるのも、すべてプレイヤーしだい。物語の途中、さまざまな選択肢が出てきたりとか、とにかくやれることがいっぱい! 言霊で呪文を好きに作れちゃうところもそうですが、この自由度の高さが人気の秘訣なんだろうなぁと感じました。
各主人公のシナリオを1つずつ順番にクリアしていくのも、適度に切り替えて同時進行させるのも、すべてプレイヤーしだい。物語の途中、さまざまな選択肢が出てきたりとか、とにかくやれることがいっぱい! 言霊で呪文を好きに作れちゃうところもそうですが、この自由度の高さが人気の秘訣なんだろうなぁと感じました。
残念ながら今回は、時間の都合もあってこの「各主人公の進む道が密接に交錯する」ところまでは遊べませんでしたががががが……。
さて、今回は八木さんが最も密接に関わったという主人公3人の中の紅一点・レレミ(デフォルト名はリザ)の章をメインで遊ぶことに。ゲーム冒頭から、すぐさま言霊の制作ができるということで、いきなりテンションが上がりましたよ! ちなみにこの「言霊システム」。言葉を入力するとそれを自動で認識して、さまざまな効果があてはめられるというしろものであります。
こう見えて子供の頃からオタクだった僕、自分の好きなアニメやゲームの主人公たちの必殺技を入力したくなるんだよなぁ……。ってなわけで、最初に入れた言霊は「ギガデイン」。そう、有名すぎるほど有名な「勇者」の呪文でありますよ!
そしたらもう、できあがった言霊がコレ!
うおおおおおおお、雷属性の複数攻撃魔法になっとるぅぅぅぅぅぅぅぅ!
これはうれしすぎるでしょう!!
これはうれしすぎるでしょう!!
では、この一致が偶然なのかというと決してそんなことはなく。なんと、ほかならぬ八木さんが、「ゲームファンならこういった単語を入れたらこんな効果になってほしいだろう……」という予測のもとに、個別に単語を設定した辞書を制作していたからこそ、このような芸当ができたそうなんですよねぇ……。
これには驚きを通り越して感動! だって……
こうして「ホイミ」って入れたら……
こうして回復魔法になるんだよ!? これ、すごくない!??
今でこそ合併して同じ会社になっているものの、本作の発売当時(1996年)、スクウェアとエニックスといえばともに国民的RPGを抱えたある意味ライバル関係にあったわけですよ。このメーカー同士の垣根を、ある種、潔いほど簡単に飛び越えてしまうこのシステム!
今でこそ合併して同じ会社になっているものの、本作の発売当時(1996年)、スクウェアとエニックスといえばともに国民的RPGを抱えたある意味ライバル関係にあったわけですよ。このメーカー同士の垣根を、ある種、潔いほど簡単に飛び越えてしまうこのシステム!
すべては八木さんの言う「だって、そうなるとユーザーさんはうれしいでしょ?」の精神! まさにゲーム愛が生んだ夢のシステムなわけですよ!!
ちなみに、気になって「メテオ」って入れてみたら、無属性攻撃ってことでちょっとガッカリ。
まあね……隕石魔法なんて入れようがないよね……なーんて思ってつつ試しに使ってみたらこのエフェクト!
空から隕石(らしきもの)が降ってきて敵を押しつぶしとるぅぅぅぅぅぅ!!
この機転、このこだわり、この愛!
もうね、ステキすぎるぜこのゲーム! 僕なんか、一瞬にしてその魅力のトリコになってしまいましたよ。
この機転、このこだわり、この愛!
もうね、ステキすぎるぜこのゲーム! 僕なんか、一瞬にしてその魅力のトリコになってしまいましたよ。
グラフィックがヌメヌメと、とにかく動きまくるのも本作の大きな魅力!
この時代といえば、ポリゴンによる3D表現がグイグイ技術力を高めていた時期であり、ともすれば「ドット絵は古い」とすら認識されていたような時代だと思うのですが、そんな中、この『ルドラの秘宝』は時代の波に押し流されることなく、自分たちの技術の粋を結集! 結果、今見てもなお戦慄を覚えるほどになめらかで美しく動く、至高のドット絵ビジュアルが完成したわけで。
いやー、ホントに感動。まさに職人芸ですなぁ……。やはり、昔からゲームに触ってきた自分としては、このドット絵のヌクモリティあふれるビジュアルは本当に大好きなんですよね。
16日後に滅びを迎えることが決まっている世界で、それでもあがく人々の姿を描く物語も実に秀逸。登場するキャラクターたちがじつに個性的で、すぐに感情移入できちゃうのも大きいです。
ホント、ゲームシステム、グラフィック、ストーリー&キャラクターと非の打ちどころがない傑作ということで、これまで遊んだことがなかったことを恥じるレベル!(まぁ、僕の場合いつもそうなんですけど 苦笑)じつは本作、バーチャルコンソールでも好評配信中であるとのことで、興味を抱いたみなさんはぜひ遊んでみてほしいなと思います。
ちなみに、「そこまでオススメするなら遊んでみるぜ!」というアナタのために、プレイに役立つ(かもしれない)シシララTV的言霊をいくつか紹介しておきましょう。
まず、約束された勝利の言霊ともいえるこれ。
「ヤッテァーイ」ね。陰属性の攻撃で複数を絡めとる魔法です(こう書くとなんか淫靡だなぁ)。まぁ、威力はそこまでたいしたことないけど、語感はいいでしょう?
でもって、タダツグのイチオシなのがこれ。
「チガウンスヨ」。うん、イイワケツグことこの僕が、よく(無意識で)口にしている(らしい)この言葉。
これは、流砂に敵を巻き込む魔法なのかな……? 地面にいる敵に大ダメージを与えるという、とても頼れる魔法なのであります。これね、マジで強いッスよ? まぁ、消費MPはでかいし、ボスにはあまり効果がなかったけども……(苦笑)。
いやー、それにしても今遊んでなお色褪せないこの魅力よなー。ちっとも古臭さを感じさせないこの洗練されたゲーム性、本気でがっつり遊びたくて仕方がないです。少しでもピンときた人は、絶対に遊んでみてほしいな、と!
ハイ、ということで後告知に入りますよ! 来週月曜日の19時からは「レレミの消滅都市」! これが最終回になってしまうのか!?
でもって、月曜日21時からは「つくった人がゲーム実況」をお届けします。みなさん、お見逃しのないよう、下記からタイムシフト予約をお願いいたしますっ!
それでは、今日はこのへんで。またこの週末にお会いしましょう! タダツグでした~。
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