九月十日夜、知人女性に日当三万円で自宅マンションの掃除を頼み、家を出た女優・三田佳子(76)の次男、高橋祐也容疑者(38)。友人男性と、かねてから不倫交際を続ける元アイドルと三人で渋谷区内にある馴染みの焼肉店に入った。
「祐也はこの日、完全に、“BADモード”。十五歳下の若い愛人の日頃の行動に不信感を抱いており、激しく詰め寄ったそうです。彼女のスマホを取り上げ、勝手にSNSを立ち上げ、口論の末にスマホをバキバキに壊したと聞いています」(共通の友人)


 あまりの激昂ぶりに店員が一一〇番通報。捜査員が駆けつけると、高橋は長時間にわたり、「弁護士を呼ぶぞ!」などと声を荒らげ、抵抗したという。
「高橋の挙動に不審を抱いた捜査員が病院で尿検査を受けさせたところ、陽性反応が出たため、翌朝、覚せい剤取締法違反で緊急逮捕となりました」(社会部記者)
 高橋の薬物による逮捕は九八年、〇〇年、〇七年に続き四度目。前出の友人は肩を落とす。
「三度目の逮捕の後、出所してから薬物更生施設にも入り、完全に一度はクスリを断っていたんです。だが彼は“高額納税者番付四年連続一位”の女優・三田佳子の息子。カネは湯水のように使う。そしてとにかく人に甘い。この二、三年、再び群がるように人間が集まり、その環境が彼を再び駄目にしていった」
 高橋は一〇年二月、飲食店に勤める女性と結婚。九月には長男を授かった。
「同時期に世田谷区内に一軒家を構えたが、援助したのは母親の三田さん。祐也くんは家庭を持っても親に甘え、常に援助してもらっていた。そのくせ、夜の街に繰り出しては夜遊び三昧。さすがに妻も子供を連れて出て行き、現在も別居状態です」(高橋の友人)

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2度目の逮捕時、地裁に入廷する高橋 禁無断転載©時事通信社

“ギャラ飲み”での出会い

 高橋は四年前にこの自宅を売却。手にした約八千万円の現金はわずか二年で消えてしまったという。
「キャバクラ嬢との色恋に飽きた祐也くんは、タレントが通うバーの店員や顔の広い女の子に紹介料を払い、いわゆる“ギャラ飲み”のセッティングを頼むようになった。男性側がカネを払い、タレントなんかを呼んで飲み会を開くわけです。女の子は祐也くんと遊ぶと、たとえ昼間にお茶をするだけでも、最低三万円のお小遣いが貰える。これで稼げないアイドルやモデル、グラドルが彼の周囲に集まるようになった。彼がギャラ飲みした女の子の数は今まで百人以上。中には現役で活躍中のアイドルもいます。気に入った子とは一緒に軽井沢の別荘や沖縄、台湾に行っていたし、女の子も数十万円のプレゼントをおねだりしていました」(同前)
 そして高橋が現在、最も入れあげているのが、冒頭に登場した“元アイドル”だ。名前は 
週刊文春デジタル