深まるジャニー&滝沢vs.メリー&ジュリー母娘という対立構造。その渦中で、キラ星のごとき所属タレントたちは今後どうなるのか。注目すべきは今、ジュリー副社長の足下がぐらついていることだ。


「舞台、コンサート中心のジャニーさんに対して、ジュリーさんはテレビ、映画の映像部門を主戦場にしてきました。しかし、以前と比べてテレビ界でのジャニーズの影響力は落ちているのです」(民放関係者)
 それを象徴するのが、最も多くのジャニーズタレントが出演し、ジュリー派の“筆頭局”と見られていた日本テレビだ。
「平日朝の情報番組『ZIP!』で、四月に強制わいせつ事件が発覚したTOKIO山口達也(46)に代わる月、水の新MCが発表されました。月曜はジャニーズの後輩、風間俊介(35)になりましたが、水曜は他事務所の工藤阿須加(27)。一枠を日テレに返上したわけで、これまでのジャニーズなら考えられない」(同前)
 六月に未成年女性との飲酒問題が発覚し、謹慎していたNEWSの小山慶一郎(34)も、他局のバラエティ番組には復帰する中、キャスターを務めていた同局の『news every.』には復帰できないままだ。
「このままフェードアウトする可能性もある。発覚直後、番組内で謝罪したときは、隣に付き添った藤井貴彦アナにまで『何でかばうんだ』と視聴者からクレームが入った。『every.』は平日の帯番組で日テレ唯一のトップを守る番組。小山の復帰で反感を買うのが最も怖い」(日テレ社員)
 特に、TOKIOはジュリー氏がデビューから手掛けた秘蔵っ子で、所属レコード会社も同氏が社長を務めるジェイ・ストーム。しかし音楽活動の休止を発表し、ジャニーズ最多の二十四回連続という紅白歌合戦出場記録も途切れることになる。痛手は大きい。

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山口事件を受け謝罪会見するTOKIO 禁無断転載
 
「紅白に出場確実なのは、連続出場中の嵐とSexy Zone、そしてデビュー曲が大ヒットしたKing&Princeくらい。六年連続出場中の関ジャニ∞もジェイ・ストーム所属ですが、メインボーカルの渋谷すばる(36)脱退の影響で、出場は微妙。初の海外公演となる二十二日からの台湾公演に日本のメディアを“アゴアシ付き”で招待するなど、巻き返しに必死です」(レコード会社社員) 
週刊文春デジタル