日本では既に土葬は禁止されている。全て火葬することが義務付けられている。しかし、法律で禁止しているからと言って実際に全てが火葬されているとは限らない。

実はS県にある、ある寺の墓地では土葬が行われているという噂がある。もちろんその県でも日本である限り火葬しなければならないのだが、その付近に住む人間が夜な夜な遺体を埋めにきているというのだ。

では、何故、その人物はそんなことをするかと言うと、それは商売として“土葬”を行っている。つまり、“土葬”を依頼する人物がこの日本にはたくさんいるようなのである。

しかし、それもそのハズ、宗教によれば、例えば火葬しては魂が焼かれる、土葬して土に還れ、といったようなことを教義としている教団も多い。そういったことを考えるとやはり土葬はその人々にとっては絶対に必要なことなのだ。

そういった人たちをターゲットして土葬業なる商売を営んでいる人間が夜な夜なその寺の墓地にに依頼を受けた遺体を埋めにくるようなのだという。