実は最近暇なので「お仕事募集中!」みたいなことをSNSに投稿したところ、「渡辺さんって最近、どんな記事を書いているのですか?」と言われてしまいました。これもブログ執筆を再開した理由の1つなのですが、確かに、最近はほとんど記名記事を書いていませんでした。逆に言えば、匿名で記事を書いていたのですが、その宣伝をしていなかった、ということになります。
積極的に宣伝をしていない理由は、大きく分けて2つあります。そもそも匿名で請け負った記事を「自分が書きました!」と明かしてよいものか、というビジネスに起因する理由が1点。もう1つは、Googleで上位に表示されることを目的とした記事、言ってしまえば、第一の想定読者が人間ではない記事ため、正直、積極的に宣伝したいとは思えなかったという心理的な理由となります。
■同じテーマで、異なる文章を何度も書く
検索エンジンで上位に表示されることを目的にした記事とは、具体的にどのようなものか分かるでしょうか。例えば、芸能人について調べようとすると、「〇〇の出身大学は?本名や年齢は?△△とも交際」みたいな記事が表示されるじゃないですか。ああいう記事です。
と言っても、そういう記事を書いているのが私、というわけではありません。私の仕事は、「〇〇の本名は?」みたいな記事よりも上位に表示される記事を書くこと。あるいは、どのような記事が検索エンジンで上に表示されるか、それを確かめる実証実験となります。
ただし、きちんとクライアントから原稿料をもらって執筆する記事です。また、アフィリエイト目的の個人サイト(あるいは個人サイトを装った企業サイト)ではなく、それなりに名前のある媒体で掲載される記事ですから、相当のクオリティーを求められます。正確であることはもちろん、人間が読んで面白いと思える内容でなければいけません。
だったら宣伝してもいいじゃないと思うかもしれませんが、問題は量です。同じようなテーマの記事を、複数用意することが求められるんですよね。全く同じテーマ、というわけではないですが、似たような記事を10本近く書くことを求められる場合もあります。クライアントからの発注内容は、そのままSEOのノウハウになるため、詳しく記せませんが、原則コピペは禁止。同じ項目を、何度も違った文章で書き起こす必要があります。
自分としては相当の労力を掛けた記事群となるのですが、似たような内容の記事をズラッと並べ、知り合いに「ぜひ読んでください!」と宣伝するのは、ちょっと気が引けますよね。
そんなわけで、仕事はしているけど、あまり実績を示せていない。とはいえ、それなりに暮らせるだけの報酬はもらっている、というのが近況となります。
■渡辺文重の「週刊◯◯レビュー」
現在、唯一の記名記事となっているのが、有料メルマガ「津田大介のメディアの現場」にて月一で連載している「渡辺文重の週刊◯◯レビュー」です。
津田大介公式サイト
当初は、さまざまな有料メルマガを紹介するコーナーだったのですが、紆余(うよ)曲折あって、津田氏の出した“お題”を私が調査するコーナーにリニューアルされます。しかし、津田氏の出す“お題”が面白くないんですよね。なので昨年秋に直談判して、こちらが提示する3つの“お題”から、津田氏が選択をするという方式に変更してもらいました。
しかし、このブログでも以前に書きましたが、自分の引き出しは、自分が思っているほど多くない。わずか数カ月で、3つの“お題”を考えることが負担となってきたのです。自分の引き出しを増やすため。これもブログを再開した理由の1つです。
ちなみに2月24日に届いた「2月1日号(vol.336)」の連載では、「ユニークなガジェットからニッチプロジェクトまで 有料メルマガ評論家がオススメするおもしろクラウドファンディング」という記事が掲載されています。(記事タイトルは、編集者が考えてくれています)
そして私が提示した3つのお題は以下の通り。
1.喪主レポート
2.注目のスポーツイベント
3.バーチャルYouTuber
結果は「1」となったので、これから原稿を執筆することにします。
さて、この原稿を書き始めてから1時間。あまり時間を掛けると、公開に向けたハードルが高くなるので、今日はここまで。
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渡辺文重の有料メルマガ批評
渡辺 文重
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