先日はいきものががりのライブを見てきました。
露木行政書士事務所・露木幸彦と申します。

10周年おめでとうございます。短いようで長いですね~感動しました!


さて、ここからが本題です。

さて前回は妊娠がきっかけで結婚(できちゃった婚)をした女性が
わずか半年で喧嘩別れをし、ワーキングプアに転落したという話をしましたが、
今回はその続きです。



このメールのバックナンバーは「ブログ」で読むことができます。
http://ameblo.jp/yukihiko55/





■ 婚活にまつわる「命」の問題



彼女に突きつけられたのはお金の問題、
気持ちの問題だけではありません。
同時に命の問題も抱えていました。

彼女が事務所に来たときには、すでに妊娠3カ月。
私が何より心配したのは身ごもっている胎児のことです。



私は「1人で育てていく選択肢もある」とアドバイスしましたが、
彼女の気持ちは決まっているようで、考えは変わりませんでした。


それから1週間後、彼女は病院で中絶手術を
受けました。


やはり、嫌いな男性の子供を産み、
育てていく気持ちにはなれなかったようです。

他の問題と同じく、命の問題についても、
最悪の結果になりました。



彼女が初めて事務所に来てから1年。


彼女から1通の手紙が届きました。
男性と別れた後は実家に戻り、連絡をとっていないようです。


今も中絶の後遺症に悩み、
その影響で1日2,3時間しか眠れない日が続き、
また食事がとれる日、とれない日が交互に続きます。



問題が発覚して8ヶ月間で、
彼女は12キロも体重を減らし、急激にやせ細りましたが
今もその体重は戻っていません。


そういった理由で、まだ仕事には復帰できていません。



手紙の最後には、こう書いてありました。

「後から知ったんですが、彼の一家はみんな、離婚しているようです。
両親のことは知っていましたが、兄弟、従妹、伯父さんまで・・・
なんでもっと早く気付かなかったんでしょうか?」



祝10周年企画!10年間の離婚ノウハウすべてを2時間で学べる最新マニュアル
詳細・お申込はこちら(1分で入力可)
http://www.tuyuki-office.jp/10nen-02.html




郵便には手紙と一緒に、彼女の趣味であるハーブの茶葉が入っていました。
この手紙を受け取ってから、もう1年になろうとしていますが、
私は今だに使う気にはなれません。



別れ際に味わった悔しさや失望感。
それは1年経った今でも、まだ彼女の尾を引いているのです。


婚活の失敗は、一瞬限りの苦しみではなく、
今後の人生に暗い影を落とすことになります。


過去を振り返れば振り返るほど、
その悔しさや失望感は再燃します。


なぜなら、彼女が婚活の失敗で失ったものは、
すでに取り返しがつかないからです。



彼女が社会人になってから、今まで築き上げ、
そして今回の結婚で一気に失ったものの一覧です。


・30万円(結婚式等のキャンセル料)と50万円(子供のための貯金)

・結婚するときに買った家財一式

・新卒で就職し、10年間勤めてきた会社での仕事と安定した収入
(化粧品会社の総合職で、年収500万円)

・人生で一番大事な時間を過ごす幸福感

・この世に産まれてこなかった小さな命





■ 婚活に失敗すると、女性はワーキングプアに


今回は婚活「後」に失敗することで貧困層の仲間入りをし、
格差社会の底辺に固定されるというお話をしました。



彼女が仮に出産に踏み切ったとしても「貧困」「格差」という
キーワードは共通です。

お金の面でいえば、もっと酷い現実が待ち構えています。

シングルで子供を出産すると、
多くはワーキンプアになるというデータがあります。
母子家庭の平均所得は、わずか212万円。(平成14年、厚生労働省調べ)


昼夜問わず働いても働いても、所得が
生活保護の基準を下回るという地獄絵図です。



また父親(元夫)から養育費をもらっている母子家庭は
全体のたった34%です。


誰にも援助を頼めない、でも自分の力では
どうしようもないと絶望的な現実です。



10秒でOK!LINEで友達登録すれば10%オフ企画
http://www.tuyuki-office.jp/line-touroku.html




彼女は傍から見れば、婚活の勝ち組でした。
ヤフーのサイトで結婚相手を見つけ、専業主婦になった時点では、です。
しかし、直後に負け組に転落します。



夫との間で金銭トラブルが発生し、
結婚生活を続けられなくなったからです。

その後は子供を中絶し、仕事を失い、
両親に迷惑をかけることに。


仮に出産したとしても、女手1つで赤ん坊を育て、
育児の合間に低賃金で働き、元夫からの援助を期待できない。


勝ち組と負け組の落差は、天国と地獄ほど極端に離れています。



私は彼女の悲劇の現場に立会い、しばらくは、
そのことを思い出すのも嫌になりました。


しかし、どういうわけか、その後も同じような
相談が立て続けに寄せられるのです。



それなのに、自分の都合で現実から目を背けることはできません。


そして婚活「後」の失敗を未然に防ぐことはできないのか、
1年以上ずっと、考えてきました。


いろいろ試行錯誤した結果、得られた結論は、
「やはり防げる悲劇だった」ということです。



(次回に続く)

現在私が執筆しているダイヤモンドオンラインの連載
『実例で知る! 他人事ではない「男の離婚」』ですが
おかげ様で19回目が公開されました。

今回は『逆玉のはずが守銭奴一家に搾取され30年!
遺産ゼロで絶縁を選んだ56歳夫』です。

男性はもちろん、夫の作戦を守って知りたいという女性にも
役立つ内容です。立場を逆にすれば、きっと応用できるはず?!

ぜひぜひご覧いただければ嬉しいです。

http://diamond.jp/articles/-/83542

【大阪で女性限定♪子供の認知相談】
未婚シングルマザーでも認知、養育費を約束させる請求術を5分で伝授