赤トンボ、赤エビスビール、秋服のチラシ・・・カレンダーをめくった途端
秋まっさかりですね。
露木行政書士事務所・露木幸彦と申します。
現在、顎の病気(顎関節症)の治療中です。
経過次第では長い時間、口を開けることが難しい日もあり、
電話、面談の相談については、対応できるかどうかは、その日の病状次第です。
もし、相談の予約をされる方は、あらかじめ、ご了承ください。
もしくはメールやLINEの相談に切り替えていただければと思います。
ご迷惑おかけしますが、何卒ご容赦ください。
さて、ここからが本題です。
このメールのバックナンバーは「ブログ」で読むことができます。
http://ameblo.jp/yukihiko55/
さて今回は妊娠がきっかけで結婚(できちゃった婚)をした女性が
わずか半年で喧嘩別れをし、ワーキングプアに転落したというお話です。
婚活「後」の失敗で、生涯、人生を棒に振るのは、男性も女性も同じです。
女性も一瞬の気に迷いから、すべてを失う危険と隣り合わせです。
彼女が事務所を訪れたのは、今から2年前の10月。
20度前後の秋らしい陽気で、穏やかな日でしたが、
彼女の様子は全く穏やかではありませんでした。
歯を食いしばり、何か覚悟を決めたような顔です。
駅から事務所まで徒歩10~15分。十分、歩ける距離ですが、
彼女はタクシーを使ってきました。なぜでしょうか?
「主人とはヤフーのお見合いサイトで知り合いました。
彼は年下で私の方が、給料がいいんですが
公務員ということで信用していました」
彼女もまた、「できちゃった結婚」だということ。
彼女は身重な自分の身体を気使って、わざわざタクシーで来たのです。
すでに会社を寿退社しており、
3カ月後に結婚式、新婚旅行を控えていました。
彼女にとって人生のなかで、一番幸せな時期のはずです。
しかし、すでに結婚相手と別れる決心をしたと言う。
一体、どういうことなのでしょうか?
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「同棲を始めてから状況は一変しました。
彼は無断で家を出て、夜中まで帰ってこないという日が続きました。
私がツワリと風邪で苦しんでいるのに。
どうやら夜な夜なパチンコに行っているようです。
私のことを心配する様子もありません。
私がそのことを注意すると『ふざけるな』
『怒るぞ』と大きな声を出すばかりで、
いくら時間が経っても何も改善されませんでした。」
ここまでの話だけなら、どこにでもある、普通の痴話喧嘩です。
喧嘩は時間が解決するものであり、しばらくすれば、
そのうち、仲直りをするのが「よくある話」です。
一方、喧嘩・仲直りという順ではなく、
いきなり「別れる」という話に発展するのは、とても不自然です。
なぜ、彼女は極端な決断をするに至ったのでしょうか?
■ 子供のお金を父親が横領?!
「私が一番ショックだったのは、彼にお金を勝手に使われたことです。
50万円ですが、出産のために、私が少しずつ貯めていたお金でした。
私はこのことを彼に問い詰めると
『本当に俺の子供なのか』と言い出したため
気持ちのネジが完全に外れてしまいました。」
子供のためのお金をギャンブルに使われ、
彼女がショックを受けたことは事実ですが
そうは言っても、子供の喧嘩ではありませんので、
嫌だからといって、ポイっと投げ出すわけにはいきません。
大人の喧嘩では、一時の感情で今までの関係を
ご破算するわけにはいかないでしょう。
特に彼女の場合、長い時間をかけて、結婚式、
新婚旅行などの準備をしてきたからです。
彼女としても、最悪の事態を避けようと、
できる限りの努力をしました。
「やり直せるならやり直したいと思い、
彼のお母さんに相談したんです。
でもお母さんは彼をかばうばかりで、注意してくれることはなく
さらに『別れたいなら、好きにすれば』と
捨て台詞まで吐かれ・・・。」
「もう、こんな人とは将来を考えられないと思い、
私の方から別れを切り出しました。
彼も『実はそんなに好きじゃなかった』と
あっさり受け入れました」
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彼女のなかでは「別れる、別れない」という問題はすでに
解決していました。
彼女が私に相談したかったのは2人が住む部屋の家財、家具のことです。
アパートには男性が残ることは決まっていますが、
家財を置いていくよう、言われているのです。
ただ、家財には彼女の実家がお金を出したものもあり
彼女としては「はい、そうですか」とはいかないのです。
婚活の後始末は、簡単ではありません。
男女が「くっつく、離れる」という気持ちの問題だけなら、
まだマシですが必ず、お金が絡んでくるからです。
例えば、彼女の場合、直前になって結婚式、
二次会、新婚旅行を取りやめたので
30万円近いキャンセル料が発生しました。
男性が結婚業者、旅行業者への連絡をせず、
また男性が業者からの請求を無視したため
この費用も彼女が負担することに。
結局、これらの問題は話し合いで解決できず、
調停(家庭裁判所での仲裁)に持ち込まれることに。
私が相談を受けてから、話がまとまるまで8ヵ月の時間を要しました。
結婚の期間がわずか6カ月ですから、
これでは何をやっているのか分かりません。
仲睦まじい新婚の時間より、喧嘩をし、
いがみ合っている時間の方が長いのですから。
(次回に続く)
現在私が執筆しているダイヤモンドオンラインの連載
『実例で知る! 他人事ではない「男の離婚」』ですが
おかげ様で18回目が公開されました。
今回は『結婚しているのに妻には婚約者が!
さらに100万円をだまし取られた夫は…』です。
男性はもちろん、夫の作戦を守って知りたいという女性にも
役立つ内容です。立場を逆にすれば、きっと応用できるはず?!
ぜひぜひご覧いただければ嬉しいです。
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