北島秀一・山路力也・山本剛志 共同責任編集
【目次】
□クロスレビュー「必食の一杯」
まぜそば三ッ星@恵比寿「和牛まぜそば」
■異論激論!
□告知/スケジュール
■編集後記
■巻頭コラム
「50」山路力也
一昨年の10月に創刊した「ラーマガ」も、今号で50号を数えることになりました。気がつけば50号というのが正直なところで、手探りのままであっという間にここまで来たという印象です。あらためていつもご覧頂いている皆様に心から感謝を申し上げたいと思います。
何事に関しても飽きっぽく長続きしない男でした。幼稚園の時にピアノを習い始めたのですが、小学校に上がった時にスッパリとやめて絵を習い始めて。その後、野球が好きになり4年生の時から地元の野球チームに所属し、先輩があまりいないチームだったこともあって5年生からレギュラーになって白球を追いかけていましたた。しかし中学に入ると野球はやめてバスケット部に入り、さらに高校生になったらバンドを始めると、まぁ次から次へとよく手を出していたものだと思います。
しかし、ラーメンに関しては今のところ自分の中でも随分と長く続いています。もちろん途中からラーメン評論家という仕事になったこともあるかも知れませんが、先日私が開設しているラーメンサイト「千葉拉麺通信」は15周年を迎えました。ラーメンの食べ歩きを始めて今年で17年目。16歳からやっているバンド活動を除けば、圧倒的に長い間興味を持って向き合っているのがラーメンなのです。
飽きっぽい私がなぜ今もラーメンを追いかけているのか。それはラーメンそのものが進化し続けているからでしょう。ラーメン食べ歩きを始めた頃に流行っていたラーメンと今の最先端のラーメンは別のものになっていますし、逆に17年経った今の自分がかつてのラーメンを食べるとまた新たな発見があります。さらに地方によって異なるラーメン文化も面白いし、老舗のノスタルジックラーメンもとても奥深い。ラーメンの世界は広くて深く、17年ごときではそうそう理解出来ない世界だからなのでしょう。
ラーマガは今号が50号。まだ50号です。これからも奥深いラーメンの世界を楽しく伝えて、皆さんのラーメンライフがより楽しくなるメディアでありたいと思っています。今後ともラーマガをどうぞよろしくお願いします。
□クロスレビュー「必食の一杯」
一杯のラーメンを三人が食べて語る。北島、山路、山本の三人が、今最も注目しているラーメン店の同じ一杯をクロスレビュー。それぞれの経験、それぞれの舌、それぞれの視点から浮かび上がる立体的なラーメンの姿。今回は2月18日、新横浜ラーメン博物館にオープンした新店『元祖 名島亭』の「築炉釜出しとんこつラーメン」を山路と山本が食べて、語ります。
「築炉釜出しとんこつラーメン」750円