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北島秀一・山路力也・山本剛志 共同責任編集
「ラーマガ」THE RAMEN MAGAZINE
#158 2018.2.20

・北島秀一・山路力也・山本剛志 共同責任編集
・2018年2月20日発行(月3回)2月第2号(通刊 第159号)

【目次】

■巻頭コラム
 『担担麺の可能性』(山路力也)

□クロスレビュー『必食の一杯』
  紀州清流担々麺 produce by Keisuke@船橋「ピスタチオ担々麺」

■ラーメン実食レビュー
【北島秀一】
  中華そば 萬福@東銀座「中華そば」

【山路力也】
  麺の坊 砦@神泉「のりと半熟玉子」
  中華そば 萬福@東銀座「担々麺」
  一蘭 新橋店@新橋「ラーメン」
  CHEF'S@新宿御苑前「ねぎラーメン(S)」
  味の幸楽@新御徒町「ラーメン」
  九十九ラーメン 津田沼店@津田沼「九十九ラーメン」
  らーめん八幡屋@ちはら台「豚めん」

【山本剛志】
  麺や七彩@八丁堀「クラタペッパーの塩ラーメン」
  ラーメン大至@御茶ノ水「納豆つけ麺」
  平右衛門@東小金井「生醤油ラーメン」
  とら食堂松戸分店@松飛台「塩ワンタン麺」
  麺屋花枇@藤枝「煮干しそば」
  らぁめん蔵持@平尾「らぁめん麺少」
  はや川@高宮「地鶏醤油ラーメン」

□拉麺人インタビュー 
 城戸修<名島亭 店主>②
 『名島ならではのラーメンがあると思った』(聞き手:山路力也)

■侃々諤々!
 『担担麺はラーメンなのか?』

□告知/スケジュール

■編集後記


■巻頭コラム
『担担麺の可能性』山路力也

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 以前「ラーマガ146号」の巻頭コラムにて「汁無しの可能性」を書いた。そこでの論旨はラーメンの一ジャンルとして汁無しをどう捉えるべきかを論じた。そこでは汁無しはラーメンから独立して独自の麺料理としての文化を構築すべきである、という論旨でまとめた。

 そしてこの担担麺ブームである。連日のように新たな担担麺専門店が登場しているが、担担麺は中国料理から日本料理のフェーズへと移行してきたと言って良いだろう。つまり、ラーメンが中国料理の麺料理を祖として独自の進化を遂げて日本の麺料理になっていったわけだが、担担麺も同じ道を辿っているのではないかということである。

 中国料理の担担麺は汁無しだった。それを四川飯店がスープ有りの担担麺を生み出した。この時点で日本独自の進化はスタートしているわけだが、そこへラーメン文化が加わることによってスープや麺に力が注がれていった。この過程は実にラーメンの進化の過程に符合するではないか

 ならば、この担担麺の進化はどこまで進むのか。ラーメンの中の一カテゴリに止まってしまうのか否か。個人的な希望とすれば、やはり日本独自の担担麺文化がもっと深まっていって、ラーメンなどと肩を並べるような存在になって欲しいと考えている。そういう意味ではいまだ四川をベースに唐辛子や山椒、あるいは胡麻などのアイテムに縛られている感は否めず、そこを一つ突き抜けた新しい担担麺がそろそろ生まれてきてもいい。そんな思いを今回のクロスレビュー店で感じ、担担麺の未来に希望を感じている。


□クロスレビュー『必食の一杯』

 一杯のラーメンを三人が食べて語る。北島、山路、山本の三人が、今最も注目しているラーメン店の同じ一杯をクロスレビュー。それぞれの経験、それぞれの舌、それぞれの視点から浮かび上がる立体的なラーメンの姿。今回は2月にオープンしたけいすけグループの新ブランド「紀州清流担々麺 produce by Keisuke」の「ピスタチオ担々麺」を、山路と山本が食べて、語ります。

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紀州清流担々麺 produce by Keisuke@船橋
「ピスタチオ担々麺」1,500円