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ラーマガ限定「NAKED」#052
ナルトもメンマもないけれど。『玉ねぎマー油のかけオニ白湯』
実食インプレッション

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 ラーマガと人気ラーメン店によるコラボレーション企画「NAKED」。毎月1軒の人気ラーメン店がラーマガ限定ラーメンの「かけラーメン」を創作します。ラーメンの根幹ともいえる「麺」と「スープ」だけで食べさせる、作り手の技術と食べ手の味覚に挑むような究極の限定ラーメン。それが「NAKED」なのです。

 第52作目は元住吉の新進店『ナルトもメンマもないけれど。』が登場!店主の道理大樹さんが創り出した一杯は「今までのNAKEDにはない、新しい初めての味を目指した」という意欲作。大量のタマネギを使って、甘みとコク、そして香りをも引き出したスープに、話題のウィング麺を合わせた革新的なNAKEDが完成しました。


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 店主の道理さんは、常に他の店とは違うことをやりたいと思いながらラーメンを作っている人だ。そういう人にとって、この「NAKED」は実に刺激的な企画なのではないかと個人的には思っている。実際、今回のオファーを受けて、これまでの51作品を研究して他とは被らない、今までにないNAKEDを作ろうと色々考えたとのこと。そしてそのラーメンはまさに今までにない革新的な一杯になっていたかと思う。

 スープと麺だけで勝負するNAKEDの場合、スープの素材などを厳選したり他にはない素材を使ったりするのがセオリーになりつつあるが、道理さんは鶏ガラとタマネギという比較的一般的な素材を選んだ。食材や素材に頼るのではなく、その製法や組み立てで今までにない味を目指そうと、今回は鶏ガラとタマネギを同量じっくり煮込むことによって、鶏白湯スープとオニオンスープの融合のような味わいのスープを生み出した。そしてタマネギから繋げてマー油もタマネギを使ったものにして調和を取った。この絶妙なバランス感が良い。

 オンリーワンのスープに合わせる麺も個性的で存在感のあるものに、ということで、京都の人気製麺所「麺屋棣鄂」の「ウィング麺」を選んだ。この麺は麺に凹凸があるので食感も楽しく、スープとの絡みが実に良い。ウィング麺が口の中で暴れて鶏が羽ばたき、オニオンがまとわりつく。軽やかで心地よく、そして印象に強く残る一杯。具が無かったことを忘れてしまうほどの存在感。これこそNAKEDの真骨頂なのだとあらためて感じた作品に大満足。

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 開店以来、個性的なラーメンを繰り出している「ナルトもメンマもないけれど」。ここなら個性的なかけラーメンを創作してくれるのではないかと期待してお願いしたら快諾をいただいた。そこから、過去のNAKEDを見ながら他にない味にしようと考えてくれたとの事。そこから生み出されたのが、タマネギを使った白湯スープ。つまり「オニオン白湯」で「オニ白湯」。

 鶏ガラとタマネギを同量使ったスープは、鶏白湯のようで鶏白湯ではない。オニオンスープのようでオニオンスープではない、唯一無二のスープを作り上げている。マー油にもタマネギを使っているので、独特の香りと甘さが感じられる。特に甘さは他のラーメン屋さんでは感じる事がないものだが、タマネギ由来の甘さはしつこさを感じない。

 スープの個性を更に増幅しているのが、京都「麺屋棣鄂」の「ウイング麺」。太麺に切れ目を入れる事で、独特の形状になっているが、切れ目の部分にスープを抱えた状態になるので、スープの味わいが麺に一気に広がる事で、啜る楽しさを感じさせることができる。麺とスープの個性を存分に楽しめ、他にない一杯を楽しんでもらおうとする店主の新しい提案を、しっかりと受け止めてほしい。


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【NAKED #052】
 ナルトもメンマもないけれど。(神奈川県川崎市中原区木月住吉町4-19/東急線「元住吉」駅より徒歩3分)

 「玉ねぎマー油のかけオニ白湯」650円
  販売期間:2月15日(木)〜3月18日(土)

   ※売り切れの場合はご容赦下さい。
   ※ラーマガ有料会員ではなくても注文が可能です。