ラーマガ限定「NAKED」#039
凪 西口店分店『銀付いりこと長州黒かしわのかけそば』
ラーマガと人気ラーメン店によるコラボレーション企画「NAKED」。毎月1軒の人気ラーメン店がラーマガ限定ラーメンの「かけラーメン」を創作します。ラーメンの根幹ともいえる「麺」と「スープ」だけで食べさせる、作り手の技術と食べ手の味覚に挑むような究極の限定ラーメン。
2017年一発目となる第39作目はついに『ラーメン凪』が満を持しての登場!店長の小林敦さんが大将の生田智志さんのアドバイスと共に創り出した一杯は、煮干しにこだわる凪ならではのNAKED。どっぷりたっぷりと煮干しと向き合える究極の一杯が完成しました。
山路力也
実は「ラーメン凪」にNAKEDをお願いするのは、NAKEDという企画を立ち上げた当初から念頭に置いていたことだ。ラーマガを創刊するにあたって、目玉企画として考えたのがこのNAKEDであり、日本を代表するラーメン店が次々と「かけラーメン」を競作していく企画で、まず真っ先に思いついた店が凪だった。その凪がついに3年の時を経て、NAKEDに参戦してくれた。店は西口店分店で、店長の小林敦さんが生田大将と共に作り上げたものだ。
まず巨大な丼に圧倒される。他の店でも限定などで使われている巨大丼になみなみと注がれた煮干しスープ。使用するいりこはいりこの中でも高級で稀少とされる香川の「銀付いりこ」。鱗の部分が取れていないので銀色に輝いているからこの名前がついているのだが、鱗が取れていないということはすなわち漁の段階で魚が傷付いていない、丁寧に漁がされていることの証しだ。そしてスープに使用するのは山口の地鶏である「長州黒かしわ」。天然記念物である「黒柏鶏」を元にロードアイランドレッドや軍鶏と交配した新品種。瀬戸内でまとめあげたNAKEDになった。
じんわりと染み入るような鶏の旨味と煮干しの旨味の競演。通常の凪の煮干しラーメンよりも静かで力強いスープが素晴らしい。調味も控えめにしてあるのでグイグイといくらでも飲み続けていける。だからこそこの500cc以上は入るという大きな丼を使っているのだな。しっかりと茹でられたしなやかな自家製麺も150gと食べ応え十分。麺とスープしかないのにこれだけの満足感。新年一発目に相応しい存在感のあるNAKEDをぜひ堪能して頂きたい。
山本剛志
新メニューや創作メニューを次々と繰り出す「凪」にNAKEDをお願いする事は、ラーマガ創刊から考えていた事で、あとはいつお願いするかの問題だった。何度か話をしたが、今回「豚そば」を看板メニューに掲げた「西口店分店」の小林店長と生田店主に協力いただけることになり、ついに登場とあいなった。
このメニューは鶏と煮干のスタンダードな構成だが、鶏には山口県の地鶏「長州黒かしわ」を使用。東京ではあまり聞きなれないが、「金色不如帰@幡ヶ谷」で使われた事で知名度を上げている。鶏の旨みがじんわりと感じられ、すっきりとしつつ甘みも感じる。そこに合わせる煮干しはイリコ。その中でも鱗の銀色も眩しい「銀付いりこ」を使用。苦みを押さえつつ、イリコ出汁らしい存在感が力強い。このメニューの為に作った自家製麺も、しっかり茹でてスープに馴染んでいる。丼は昨年の限定メニューでも使われた大きいもので、スープをゴクゴク飲んで物足りなさがない。凪らしい、丁寧で豪快なNAKED、食べないともったいない。
【NAKED #039】
凪 西口店分店(東京都新宿区西新宿7-9-21/東京メトロ線「新宿西口」駅より徒歩4分)
「銀付いりこと長州黒かしわのかけそば」1,000円
販売期間:1月19日(木)〜2月15日(水)
※一日10食限定メニュー
※売り切れの場合はご容赦下さい。
※西口店分店以外の凪グループでは販売しておりません。
※ラーマガ有料会員ではなくても注文が可能です。