投資家の期待は結果としての株価上昇にありますが、株価の評価につながる企業業績の向上、その結果の配当増、更には経営を託している経営者による将来ビジョンの提示、成長をもたらす新事業への取り組みなど様々です。
基本的に投資家の判断の結果、実行される売買は経営者の考えや施策に賛同するかどうかになります。株価が下がるというのは賛同しない株主が売ろうとする ためで投資家の経営への否定が株価に反映されていると考えられます。反対に上昇しているのは経営に対しての期待の高まりの結果ということができます。
ソニー(6758)が世界的な企業でウォークマンなど様々なヒット商品を生んできた事実はあっても未来への成長を見いだせないと思う投資家は売りたくな ります。でも平井社長が米国のCEショーで熱く語ったとされるウェアラブル機器への成長を期待する投資家は買いたいと思うでしょう。
株価にはポジティブな評価とネガティブな評価があります。技術の蓄積をベースにした新たな成長モデルを提示できる企業の代表と考えれば株価が調整してい る局面こそ投資のチャンスなのかも知れません。一昨年の772円という安値水準から同社の株価は昨年5月には2400円どころまで上昇。そこから調整局面 が続いていますが、この調整局面を皆さんはどうご覧になりますか。
(炎)
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