日本国民の一人として、大いに感激しています。
第1回東京オリンピックの開催が1964年。戦後20年ほどで奇跡的な復興を遂げた日本の輝かしい時代を象徴するイベントでした。
特に、1962年10月~1964年10月までの期間は、東京オリンピックのための建設設備投資や、テレビなどの家電製品の盛んな需要に支えられた好景気が続き「オリンピック景気」と呼ばれています。
第1回東京オリンピックの時、私は4歳。残念ながら全く記憶がありません・・・が、その次の1968年メキシコオリンピックはかなり鮮明な記憶がありま す。東京オリンピックの余波もあり、日本中が熱気に包まれ、我が家でも白黒テレビで熱戦を見守ったことをはっきり覚えています。
第2回東京オリンピックは、56年後の2020年に開催予定。いわゆるバブル崩壊以後20年以上にわたって意気消沈してきた日本人の「気」を上昇させてくれるでしょう。
景気の「気」は気持ちの「気」ですから、もともと心理的側面が強いのが事実です。
私自身、2000年代の前半には日本経済のファンダメンタルズはかなり改善したと判断し、リーマンショック後は日本への投資を強化しました。
その後も日本経済・企業の体質は強化され続けていたのですが、なかなか国民に認識されませんでした。
今回の2020年東京オリンピック開催決定で、日本国民の間でも日本経済や日本企業の強さが改めて認識されるでしょう。
『勝ち組投資家は5年単位でマネーを動かす』(PHP研究所)の第1章(P25~)や、企業情報を読み解け! バフェット流<日本株>必勝法(日本実業出版社)第1章(P25~)で「世界経済・日本経済の20年周期」を
述べていますが、2020年東京オリンピックがその20年周期の大きな節目になるかもしれません。
同じようなことが、1990年代中盤から2000年頃の米国でも起こっています。ベトナム戦争の後遺症から長年抜け出せず、意気消沈していた米国民は、 インターネットやIT革命で元気を取り戻します。その時代のダウジョーンズが急騰したことを記憶されている方も多いでしょう。
「世界経済20年時間差発展説」では米国の20年遅れの日本が、2000年頃の米国ITバブル崩壊からおおよそ20年後の2020年に東京オリンピックを開催するという偶然の一致。
日本でも、2020年に向かって日経平均が10万円になるような大相場がやってきてもおかしくありません。
(OH)
*ブログ「大原浩の金融・経済地動説」http://www.actiblog.com/ohara/
(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。)
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