有料メルマガ・石川臨太郎の「生涯パートナー銘柄の研究」の過去配信ライブラリ「銘柄研究」「コラム」のうち、コラムの一部を掲載いたします。
自立した投資家、石川臨太郎のコンテンツをお楽しみ下さい。
なお、内容は執筆当時の背景に基づいており、現在の状況と必ずしも一致しないことを予めご了承下さい。
=コラム「外部環境による、成長企業の株価下落をチャンスにつなげたい」=
(有料メルマガ第330回・2015/5/19配信号)
※注 2015年5月現在の内容ですので留意下さい。
【前略】
その企業の資産背景や、事業内容、業績に対する自分なりの情報を研究して持っていると、理屈に合わない大きな下げに付和雷同させられる心配はなくなります。逆にその動きを利用して安く買ったり、高く売ったりすることで利益を増やすこともできるようになります。
これはストップロスのための損切りのために置かれた逆指値が、株価の上下の変動を大きくしており(信用売りをしている投資家が、損を確定するために逆指値の売りを入れていると、大きく上げすぎになることもあります)、そのことに付和雷同して投げたりする投資家がでてくるので、一時的に一方的に株価が動くこになるのだろうと想定しています。
ストップロス・オーダーは、通常の指値注文と異なり逆指値注文となります。逆指値注文とは、現状の価格水準より不利な方向に売買価格を指定する注文です。
「利益を得る為に売り買いするのに、損を出すことなんか考えたくないし、その場が来たら成行きで対処する。」という考えでも、大きく動く株価に恐怖してストップ・ロスオーダーを置いていなくても、付和雷同してしまうトレーダーが多ければ、しばらくこの傾向が続いてしまう可能性もあります。
また出来高が少ない銘柄については、大きく動いたところから動かなくなってしまう可能性もあるので注意が必要です。
また出来高が大きな銘柄に関しても、ストップ狩り(ストップ・ハンティング)という小細工が仕掛けられている可能性もあるので、安心できません。
これはヘッジファンドなど巨額の資金を操る投機筋が、利益を上げようとする一つの手法を指す言葉です。マーケットに出ているストップロス注文を「狩り」に行くのが『ストップ狩り』です。
直近の安値や高値、あるいは1000円とか1100円とか切りのいい株価の近辺には多くの投資家の注目が集まり、多くのストップロス注文が入っていることが想定されています。
最近は、決算発表の直後に逆指値の注文を出している投資家が多いのだと感じていますが、この大きな動きに疑心暗鬼のトレーダーの『もうダメだ。』という付和雷同の投げの動きも加わり、予想以上に株価の変動が大きくなっていると思います。
少し慣れてきたトレーダーの切りの株価の少し上や下の1003円とか997円とかの株価にストップロスの売り注文を入れておくトレーダーもいます。ヘッジファンドはそこを狙うようです。
彼らは大量の売り注文を市場に出し、強引に相場を動かそうとします。ストップロス注文です。
大量の売りや買いの注文によって株価が大きく下げたり、上げたりすると、大量のストップロス注文が引っかかって、それがさらに下げや上げを加速させます。そうやってパニック的な下げとなっていく中で、最初に売っていたヘッジファンドはそれを買い戻して利益を確定させるというのが『ストップ狩り』です。
決算発表や、株主還元の拡大の方針発表、優待の新設など株価が大きく動くカタリストが存在する時に、ストップロス・オーダーを出しておく投資家が増えてくると、株価が予想以上に大きく動くので、注意が必要です。
【後略】
経済的独立ワクワク!サポーター 石川臨太郎
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オーデリック(6889)※研究銘柄レポート+コラムの構成です。
コラムではUKCホールディングス、ニチリン(5184)、アルコニックス(8154)、クリヤマホールディングス(3355)、ユニリタ(3800)、コニシ(4956)、ファルテック(7215)、TPR(6463)、ムロコーポレーション(7264)などについて言及しています。
※上場廃止
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こちらから ⇒ https://bit.ly/rin20150519
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