億近読者の皆様こんにちは。
小学生の親御様のために、お金の教育論について寄稿させていただいております遠藤です。
最近「子供に投資を教えたい」という素晴らしいお考えの保護者様がぐんと増えてきたと感じています。
私が金融教育をやっていこうと考え始めた4年前は「お金のことなんて学んで何になるんだ?」という冷ややかな言葉をたくさんいただきました。
投資を学ぶということは経済や企業を学ぶことになるので、子供たちにとっては自分の将来を考えるのに大いに役立ちます。学校教育では学べない、社会勉強に役立つということです。
ただ、もっと投資教育を普及させるためには、簡単に学べる教材が必要だと感じます。
今は国民の金融リテラシー格差が開き始めてます。
学ぶ方は講座、本、youtubeでどんどん学んで実践しています。子供でも大人でも難しいことを理解できる層が投資を学んでるという印象を受けます。
一方で「興味はあるけどなかなか第一歩を踏み出せない」という人は多いです。投資の勉強は簡単ではないですから仕方がありません。投資を学び始めて難しいと感じたり、めんどくさいと感じて挫折する人は多いです。
それで割が悪い積立保険をやってしまうと人生の豊かさに影響します。
私は投資にそれほど情熱的ではない方や子供でも楽しく学べる教材があれば良いな、と思っています。
教材といってもガイダンス的な内容のものは世にたくさんありますので、会社の決算書を漫画やビジュアルでわかるようにしたものや、目論見書を中学生でも読めるレベルにしたものが必要だと考えています。
株式投資をすでにやっている人でも、決算書に目を通したことがない人は多いです。いや、決算情報のハイライトにすら目を通していません。ロボアドの積立をやっているだけの人は目論見書を読んだことがない人も多いでしょう。
確かに、決算書や目論見書は読みやすいものではありません(目論見書は過去よりはかなりマシになりましたが)。
教育を子供やその保護者様たちに広げていくためには、誰でも楽しく情報収集できるような資料が欲しいところです。
「中学生でも読める決算書集」的な書物があれば、日本人の金融リテラシーアップに資すると思っています。
(遠藤)
[遠藤 功二氏 プロフィール]
日本FP協会認定CFP
1級ファイナンシャル・プランニング技能士(国家資格)
MBA(経営学修士)
大学時代に借金に追われた経験からFPの資格を取得し、金融機関に就職。
証券会社と外資系銀行で延べ1,000人以上の顧客を資産運用アドバイザーとして担当した経験上、日本には金融教育が足りていないことを確信する。
自己責任が求められる社会で、子供たちが自立して生きていけるよう、お金の教育講座を実施している。子育て世代の親たちと子供たちに、金融の知識を届けるため教育特化のFPとして奔走中。
子育て世代のための金融教育サービスFP君
web:https://fpkun.com
メッセージ:koji.endo@fpkun.com
(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。万が一、事実と異なる内容により、読者の皆様が損失を被っても筆者および発行者は一切の責任を負いません。また、当該情報は執筆時点での取材及び調査に基づいております。配信時点と状況が変化している可能性があります。)
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