何だか寂しい週末となるかと思っていたら先週末はようやく小さな日銀砲が市場に放たれたのか週末の最後の最後で日経平均が2万8000円に戻るなど週明けに期待を残す格好で終えた。
多くの投資家は全体相場がどこまで下げるか見極めようとする。
いわば他人任せと言えるが、全体相場も個別銘柄もセリングクライマックス的な動きを待っている。
NYダウもNASDAQ指数もS&P500もまだ強いというのに日本株が弱いのはなぜ?と聞かれそうな展開が続きましたが、相場は相場に聞け。
上がるか下がるしかない相場。下がるという見方、つまり弱気派は日経平均の下値を2万5000円というご託宣。日経平均3万3000円説の強気派はまだそうした見通しを変えていないのかはともかく現在は下に向かっている状況で流れに竿をさせない展開が続いている。
そうした株式相場の動向を運用者目線で筆者は眺めている。
先週末がセリングクライマックスを迎えたのかと言えばそうでもないが、ミニセリングクライマックスだったということか。
市場ではこのところ動きのなかった日銀頼みの展開が感じられる。
また東証の市場改革でプライムに残れない東証1部の個別銘柄には断続的な売りが出ている銘柄もあり、この流れに竿さすことは得策ではないと買い方も模様眺め。
それでも株価面では魅力的な水準となった銘柄もあり、週末に反転上昇の値動きを見せた銘柄には今週以降も期待が持たれる。
変異種の感染が国内外で拡大しつつありコロナ禍がなおも続く。
ワクチンは不足し自治体へゆっくり対応しろとした担当大臣。
更には無観客のオリンピックが現実のものとなりつつある。
悪者扱いの飲食ビジネスにその経営者からは反発の気運。アルコール抜きの飲食なんて誰がするの?ますます巣籠り需要拡大?ますますオンライン化、テレワーク化が進む?
ネガティブ材料が重なる中でのミニセリングクライマックスを経て、今週は戻り相場を期待。どこまで戻るかは皆さんも想定されている筈。
5月安値2万7385円を割らずに反転した先週の日経平均が更に上値を試すか、再び調整パターンとなって2万7000円を割るような展開となるのか今週以降も引き続き注目が怠れない。
(炎)
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