メルマガ読者の皆様
本年もよろしくお願いいたします。
2020年は、全世界がコロナ禍に見舞われる中で、株式相場は一旦はウイルス対応の不確実性から、大幅に下げることがありましたが、年後半にかけて、しっかりと回復して、年末には年初の数字を上回る勢いがありました。
実際の経済や労働者としては、コロナ禍でダメージを受け、収入が減少したりする方々も多いと思いますので、2020年を通じて、株式を保有してリスクを取っている人と保有せずにいる人との間での格差は一段と助長されたのではないかと考えています。
年が明けまして2021年は、最初から
「現時点での株価は高すぎるのではないか?」
「株価はバブルではないのか?」
「今から株式を買うのは遅すぎるのではないか?」
という質問や反応を多くいただいています。
そこで、2021年の株式相場について小屋の意見を整理しておきます。
・一部の銘柄はバブルと言ってもいいくらいの上昇を見せている
NIO(ニーオ 電気自動車メーカー)
CRWD(クラウドストライク サイバーセキュリティ)
TSLA(テスラ 電気自動車メーカー)
ENPH(エンファーズエナジー ソーラー産業用のインバーター技術)
などグリーンエネルギー系、コロナ対応の産業は、業績以上の株価上昇がみられバブルに近い価格形成がされている
・バブル銘柄以外の一般株式は、バブル化しているとは言えない
一部のバブル銘柄を除けば、米国ではPERで22、日本では18ぐらいの数字です。
平常時には米国で15~17、日本では12~16ぐらいなので、ちょっと高めですがとてもバブルという水準でもないと考えています。
特に米国は企業業績の回復も顕著なので、PERも今年一杯時間をかけて企業業績の回復とともに修正されていくものだと考えます。
・どうしたらいいのか?
現在保有している銘柄が、もしもバブル銘柄の一つだと思う場合には、年の途中で売却して降りるのが良いと思います。
そうではなく、一般的な銘柄である場合には、そのまま保有していても多少の調整はあるかもしれませんが、大きな下落には見舞われることなく、年央、年末には今以上に株式が上がっていても不思議ではありません。
なので、中長期ホルダーの方は、そのまま保有で問題ないと考えます。
株式会社マネーライフプランニング
代表取締役 小屋 洋一
(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。万が一、事実と異なる内容により、読者の皆様が損失を被っても筆者および発行者は一切の責任を負いません。)
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