コロナ禍でリアルな活動がやり難くなった今、注目されているのがオンライン化。人類の英知を集めると、様々なリアルなイベントがオンライン上で済まされることになります。
その代表的な事例がオンライン飲み会やオンライン合コンなどかと思いますが、味気ないオンライン化もコロナ感染を防ぐためと考えれば致し方ありません。
インターネットの発展、5G化で気軽に個々人のやり取りができる技術的な背景も手伝って新たなサービス産業を生み出す可能性も秘めているというのがポジティブな視点でもあります。
小売業においては既にアマゾンが市場を席捲。スーパーでの買物からEコマースで日常品や衣料品などの購入を行うライフスタイルが定着しつつあります。こうしたショッピング形態の変化ではロジスティックが重要になると考えられます。
どうしても人の手に頼らざるを得ない業務やサービスもありますが、多くはロボットや自動搬送装置などで省エネ化、省人化が図れるものと考えられます。
人が不要になることは決してありませんが、今後10年から20年で次第に人の手によらない業務、サービスが主流になると予想されます。コロナ禍がその潮流に一層拍車をかけることになりそうです。
オンライン化ではそのシステムを担う企業がまず活躍します。
IT系企業の多くがそのビジネスリーダーとなる訳です。
システムは一旦出来上がってもメンテナンスや時代に合わせたリニューアル化が求められますので息の長いビジネスになると想像できます。
この多くはデスクワークで済みますので未来の人々の主たる職業になってくるかと思われます。AIを駆使したサービスも当然、活発化します。時には突拍子もないサービスを展開する企業が現れ、世界のマーケットで活躍することも考えられます。
常識的にはオンライン化ができそうもないサービスもオンライン化で新たな需要を生むこともあります。
例えばオンライン墓参りやオンライン葬式などのサービスはその典型かと思われます。先祖供養にはお坊さんなどが必要ですが、お坊さんを予め用意してのサービスなども考えられます。職業観はオンライン化とともに変化して参ります。
墓参りではお墓の持ち主に代わってタクシー運転手に花を持ってお墓に出向いてもらってお参りしてもらうサービスも始まっています。その映像を眺めながら離れたところから自ら手を合わせる訳です。
お墓自体もバーチャル上に存在する形でPCの画面に向かってお参りするといったコロナ禍による日常が当たり前のようにやってくる可能性もあります。
人と人が接する機会の多い冠婚葬祭がリアルなものからオンラインで済ます時代も到来するものと考えられます。
葬儀中継をYOUTUBEで流すことなど当たり前の時代になる訳で当然結婚式もそうしたことが日常茶飯事となる時代がやってくるでしょう。結婚式に至る前のお見合いや合コンといった婚活も当然のごとくオンライン化が進むことになるでしょうが、これを既にリンクバル(6046)はビジネスにしようとしています。
先日説明会のあったメディカルネット(3645)は歯科領域のビジネスを展開していますが、オンラインで歯科医とのやり取りを行うビジネスをアイリッジ(3917)と始めており、医療分野でのオンライン化はますます進展すると期待されます。
もう間もなく病院の患者さんでごった返す待合室で長時間待つような非効率なことは要らなくなるのです。
オンライン化ですぐそこに明るい未来が待っています。
コロナ禍で苦境に立った既存のビジネスがオンライン化で蘇る気運が出てくるとすれば、それは株式市場にとっては最大の朗報なのかも知れません。
(炎)
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