この連休中の日経新聞での報道で「新入り個人」との見出しで、新人投資家の出現が大きく存在感を示し、今年の株価暴落時、新規の投資家が参入してきたと記事がありました。特に年代別では20歳代~30歳代の伸び率が顕著であったとのことです。

 本年2月に比べて3月は50%増加、4月もほぼ同等な増加を示していたようです。これら個人投資家は下値で買い、今回の戻り相場において利益を享受し、さらに積極的な行動が続いています。

 マザーズ市場は個人投資家中心の市場でもあり、値動きが大きく、これら「新人投資家」の参入が目立っておりました。そして、東証1部市場、2市場に比べて大きな戻りを演じ、すでに2月26日の水準まで回復、市場全体出来
高も連日1億株超の商いが続く相場になっています。


 特に、今までにない動きを演じているのが、「アンジェス・4563」です。
 今までにも何度か仕手化した動きを演じてきましたが、今回のような大相場になっていません。まさに、この新入り個人投資家の参入がこのような相場を作り出したと思われます。

 そして、この銘柄の材料に絡む銘柄や思惑で、軒並み大きく上昇したのが「ヒューマン・メトボ・6090」「アイロム・2372」「フューチャー・4722」など。また、新興市場の「バイオ株」への物色も活発になっていま
す。


 株式市場が低迷から立ち直る時には、必ず新しい投資家と相場の先を見ることが出来る資産の大きい投資家の出現が必要条件です。
 かの1987年ブラックマンデー以降、東京市場が大きく上昇した時にも「新人類」と言われた20歳代の証券ディーラーの活躍がありました。そのやり方は100万株単位で売買をしていました。無論、超大型株が対象でしたが、今までの常識を破るトレードーをしていました。

 今回のマザーズ市場においても4月初めからは「IPO」銘柄を果敢に買い続け、上場後低迷していた銘柄を2倍、3倍高と引き上げ、そして、今は「アンジェス」を中心にバイオ銘柄が活況になっています。マザーズ市場は多くのストップ高銘柄が示現しています。

 これら、新人投資家の活躍は大きな相場の始まりにもなる可能性もあります。
 今後の動向は注目していきたいと思います。

 マザーズ市場をはじめ小型株銘柄の動きをしっかりウォッチしていきたいところです。


 「IPO銘柄・メドレーが中心」「バイオ銘柄・アンジェスが中心」そして次は、ゲームか?テレワークか?5Gか?想像を働かせて動きを見守りたいですね。
 無論中心になる銘柄は出来高を伴い上昇する銘柄です。

 11日から強く動く銘柄を注意深く考察したいと思います。


(大魔神)


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