新型コロナウイルスが猛威を振るう中でその対策に絡む銘柄が人気化している。マスク、除菌、殺菌消毒、防護服などの関連企業に対する評価が高まる中でやや過熱感も感じられる。
中国・武漢のアウトブレイク(集団発生)から世界的な広がりが見られ更に流行が拡大していくパンデミックが意識されていることで世界経済への影響も懸念される事態となっており、先行きへの不安感から株式相場は日経平均は一気に2万3000円割れの動きを見せてきた。
今回の新型コロナウイルスの致死率は3%とされるが、患者数が幾何学級数的な増加のピッチで死亡者数も増加のカーブを描くことになる。市民レベルではマスクや手洗い、うがいなどの対応しかない現状から、日常生活に支障が出る始末。
春節で増える筈の中国人観光客は制限されたことで観光地も大打撃。そんなことより命が大変と内向きに変わる消費者心理。観光地への打撃がどう出るのかなど不安感が高まる中なのだが、既に次の展開を想定しておくべき時期に来ている。
折りしも今、子供たちの間ではアニメ「鬼滅(きめつ)の刃」が大人気のようだが、鬼のようなウイルスならぬ菌に立ち向かう人が磨きあげた刃(武器)がそろそろ話題になってきそうだ。
これまで人間の技術進歩はこうした事態に対してワクチン開発で解決方法を提供してくれた。
14世紀のペストの流行、19世紀から20世紀のコレラの流行などを乗り切ってきたのは画期的な医薬品開発につながってのことだった。人類の英知は鬼に立ち向かい勝利してきた。
人類滅亡といった最悪の事態を乗り越えるための人類の英知は今回も新型ワクチンの開発となって結実するだろう。
既に豪州では新型コロナウィルスの培養に成功したとの話だ。
これでワクチン(刃)の開発に向けた準備ができた。
タイでは抗HIV剤とインフルエンザ薬の混合で新型コロナウイルスに効果が出たとの明るい発表があった。パンデミックに世界が立ち向かうことが不透明な世界経済に光明となること祈る。
これからの菌滅の刃の登場に大いに期待したい。
市場ではマスク関連や除菌関連などが大賑わいだが、やや行き過ぎた感が出てきた。今後は株価の位置や業績なども加味しながらの展開に期待してはどうだろう。
子会社デンカ生研でインフルエンザ等のワクチン開発を行うデンカ(4061)あたりは全体相場に連れ安して下落しているがそろそろ見直しのタイミングかと思われる。
小型株では抗HIV抗体の研究を行う免疫生物研究所(4570)に動きが出始めた。
また、キャッシュリッチな老舗企業として英国ファンドから保有するヒューリック株の売却要求のあった帝国繊維(3302)も見落とされたパンデミック関連企業として中長期的な視点でも大いに活躍の余地がありそうだ。
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(炎)
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