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あるカンボジア青年との出会い

2020/02/09 12:32 投稿

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 お隣の中国が抱える困難が今回の新型コロナウイルスによる肺炎の大流行で露呈したが、これは今後の経済交流にも影響することになる。

 かねてから中国リスクに備えるべきとの考え方はあったが、今後は経済の悪化がもたらすリスクが関心の的になることは容易に想像がつく。
 恐らく、中国経済は大きな苦難の道を辿ることになるだろうが、これは世界の経済にも大きな影響をもたらすことになると誰しもが想像することになる。

 一方で米中貿易摩擦は今回の騒動が終息に向かうまでは棚上げとなりそうだと思われる。ある意味今回の騒動が12月上旬に予見されたからこそ1次合意を急いだとも言えるのではないだろうか。


 株式相場が調整を始めたのもこの点を嫌気してのことだが、せっかく期待感が高まる中だったので多くの投資家はまだリスクオフできずにきたと推察される。相場は案外底堅いのかと思わせるぐらい、指数は強かったが、パンデミック相場はこれからが本番なのかも知れず、終息を待つ投資家の買いのポジション解消に動かざるを得ない中で個別のパンデミック関連銘柄の異常な活躍の一方で全体相場は暗いムードが漂い、投げを誘発。メディアから流れる報道を題材に二律背反の値動きが見られる。


 こうした状況の折、私はチャイナ+1の国の一つ、カンボジアのある若者と出会うことができた。軍事政権の下で過去の悲惨な歴史を経て今日はようやく日本との交流も活発になってカンボジアだが、その青年は実はカンボジア難民3世だという。
 彼の父母がまだ小学生の時に祖父母とともに難民として日本に逃げてきたという壮絶な話があるのだが、そうした過去の歴史を知ると日本人としては恵まれていると思わざるを得ない。彼の名前は日本語名であるが、カタカナの表記である。明星大学で経営学を学ぶ21歳の彼は日本で生まれ育ったこともあり日本人と見た目はまったく変わらない。現在、就活中で、志望先は主として証券会社だそうだ。

 なぜ証券会社を選んだのかなどは改めて本人にも語ってもらおうと考えているが、彼にはこの億の近道の月曜版に近日登場する予定なので宜しくお願いしたい。彼は日本とカンボジアをつなぐ橋渡しがしたいとの思いを抱き未来の自らの姿を想像している。さわやかな好青年でこれからの活動が楽しみだ。

 私と一緒に日本証券アナリスト協会主催の企業説明会などにこれから出席する予定で、様々な企業の状況を本誌を通じてこれから報告してもらえるものと期待している。


 カンボジアというと日本精密(7771)の大規模工場を思い浮かべるが、ASEANプロジェクトの成功に向け今年は業績のV字回復を見込んでいるようで果たしてどうなりますか。
 モン君にはそうしたカンボジアやASEANに関連した企業などのレポートをぜひお願いしたいと考えている。私の方で現在、ペンネームなども思案しているが、果たしてどんな名前となりますか。


(炎)


(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。万が一、事実と異なる内容により、読者の皆様が損失を被っても筆者および発行者は一切の責任を負いません。)




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