有料メルマガ・石川臨太郎の「生涯パートナー銘柄の研究」の過去配信ライブラリ「銘柄研究」「コラム」のうち、コラムの一部を掲載いたします。
自立した投資家、石川臨太郎のコンテンツをお楽しみ下さい。
なお、内容は執筆当時の背景に基づいており、現在の状況と必ずしも一致しないことを予めご了承下さい。
=コラム「運用パフォーマンスの向上と自分の投資癖修正の重要性」=
(有料メルマガ第379回・2010/3/30配信号)
※2010年3月現在の内容です。留意してお読み下さい。
(前略)
私の場合は優待銘柄については、基本的に優待単位が一番利回りが良いので、優待単位投資を原則とする。家族名義で優待単位で持てる優待単位3口までの投資にとどめる。複数単位投資するのは高配当銘柄や自分が中期的に必ずやって来ると考えている環境関連のテーマ株などにする。このような自分に課したルールや今年度の投資戦術を、今回も忠実に守りました。
(中略)
今年の自分の投資に対する反省としては、以下のようなことを考えました。去年は高配当銘柄や高配当優待銘柄が今年と同じように3月末に向けて上昇し、更に権利落ち後にも堅調な株価推移をみせていた。だからこそ、今年も優待銘柄を多く所有していた。高配当銘柄や高配当優待銘柄は株価が上昇すると信じて投資して、結果充分な成果を得ることが出来た。しかし優待単位しか買わない、優待株は最大でも3単位までしか買わないという自分のルールをかたくなに守ったために資産の増加ペースを弱めてしまった。
(中略)
皆さんは、自分の投資のルールを着実に守っておられるでしょうか。
そして節目ごとに自分の投資ルールや、投資戦術を冷静に見直しておられるでしょうか。
また自分が失敗だと思っていたことを悔やんだり引きずったりして、今後の投資行動、投資判断を狂わせてしまうようなことはしておられないでしょうか。
儲けそこなった、損をした。このようなことでカッとして冷静さを欠くと、その後にもっと大きな痛手を受けてしまうことがあります。過去の経験は、次の機会(=将来)の良い糧にするのがベストだと考えています。
また、皆さんは自分の投資の傾向を把握しておられるでしょうか。孫子の兵法に言う「己を知る」をきちんと行っておられるでしょうか。
私の場合は食べ物をもらえる優待を好む傾向が非常に強いです。だから選べる食べ物優待ギフトがある銘柄は、殆ど利食いをすることが出来ないという欠点を持っています。株価が過熱気味で、どうもそろそろ反落してしまう可能性が高い。そう考えても、実際に、その銘柄を利食いする決断が自分では殆どできません。
では、そのような自分の欠点を修正するにはどうしたらよいか。私の場合は株式相場にまったくといって興味のない妻に相談することにしています。
『いま売るとキャピタル・ゲインが5万円くらいもらえるけれど、選べる優待ギフト3000円分と配当2000円が貰えなくなる。どうしようか。』
妻の答えは毎回決まっています。『キャピタル・ゲイン5万円のほうが良いから、すぐ売るべきだ』
こんな儀式を経て、売却を決断して実行します。金券優待とか高配当銘柄については、ちゃんと自分で利食いを決断できるのに、なぜか食べ物優待ギフトなどがついている優待株は利食いの決断が出来ないので、こんなことをやっています。実に変な傾向だとは思いますが、自分では修正できないので、妻をサーキットブレーカーに使うという手段を自分で作りました。
まだ株価が反落する可能性が低いと思っているときは、妻には相談しません。自分でもうかなり危ないと迷ったときだけ、相談するようにしています。そこまで分かっているのに、なぜ自分だけで決断できないのか。食い意地が張っているといえば、そのことに尽きますが、自分だけで売ろうとするとタイミングを失することが多かったので、こんなルール、儀式を作りました。
株式投資を長くやっていると、自分の株式投資に対する変な傾向が見えてきます。自分癖を良く見据えて、悪い癖ならば修正する方法を考えることが大事だと思います。
知人の投資家さんに、非常に銘柄選択のタイミングが良くて、実に良い銘柄に投資を実行する人がいます。ホームページなどで自分の売買記録を開示しているので、私もよく参考にさせていただいています。
ところが、彼はロス・カットのルールを決めていて、自分の買値から少し下がると全部ロス・カットしてしまいます。去年の後半から、ずっと見ていると、多くの銘柄はロス・カットせずに我慢して持ち続けていたとしたら、ロス・カット後に上昇しています。ロス・カットをしなければ去年の末の資産に比べ軽く10%以上の資産増加を達成できていたはずなのに、実際の資産残高は前年末比マイナスです。
(中略)
トレーダーではないので、買った銘柄が上昇気流に乗っていてロス・カットルールにかからないときは、とても高いパフォーマンスを出せる人なのに、傍から見ていて、とても残念なことだと感じます。
ただロス・カットルールを撤廃したら、大きな株価下落が襲ってきたときに株式市場から強制退場させられる危険もあるので、ロス・カットルールを止めるべきだというつもりはありません。
ただ自分の買値に拘って、買値から2%とか5%とかいうような、あまりにも厳しいロス・カットの条件を緩和してみる。現状の投資環境では株価のブレ幅が大きいので、ロス・カットを自分の買値の15%程度下においてみる。
少しロス・カット条件を緩くしただけで、パフォーマンスはマイナスからプラスに激変すると思いました。過去のロス・カット状況とその後の株価の推移を検証さえしていれば、簡単に気がつくことです。
新しい投資銘柄を探すよりも、自分の過去の売買記録を検証するだけで、自分の欠点が見えてきて、対処方法が見つかる可能性は高いと思います。皆さんにも、自分の過去の売買をしっかり検証することをお勧めします。
自分の過去の投資を振り返り、問題点を見つけたら、冷静にその修正手段を作ることが、資産形成の上では大事なことだと考えます。
(後略)
経済的独立ワクワク!サポーター 石川臨太郎
(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。万が一、事実と異なる内容により、読者の皆様が損失を被っても筆者および発行者は一切の責任を負いません。また、当該情報は執筆時点での取材及び調査に基づいております。配信時点と状況が変化している可能性があります。)
★病気に負けるな石川臨太郎! 石川臨太郎応援企画 第8号配信中♪★
本日第8号配信! 村田雅志氏による、石川臨太郎研究コンテンツ。
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この応援企画(「生涯パートナー銘柄の研究」の研究)は、有料形式で3カ月
間(計12回)のメルマガとしてご提供いたします。そして、応援企画で生ま
れた売上は、(必要最小限の必要経費を除いた後に)全額、石川さんのお見舞
い等に利用させていただきます。
2008年12月より10年間配信されていた有料メルマガ509回分全て
を分析し、研究いたします。それらに掲載された銘柄情報を中心に、傾向分析
や現在の評価などを加味して解説します。
石川臨太郎氏が常日頃言っていた、
「私には特別なことは何もない凡人だ。誰でもできることをやっているだけだ。
そして”自分にもできそうだ”と思ってもらい、私のやってきたことを皆さん
に身につけてもらえれば望外の幸せだ。」
と言うことを推進するため、石川臨太郎氏の投資法を、皆さんに分かりやすい
ように解説していきます。
ぜひご購読下さい。
村田氏の思いはこちらをお読み下さい
⇒ http://www.okuchika.net/?eid=8303
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●第6号(4/23配信)より
後ほど、「2)選んだ理由の箇条書き」を整理するとわかることですが、研
究銘柄を選び出す理由の多くは、いくつかの基準に基づいて優良とされるもの
を選び出す方法(いわゆるスクリーニング)です。このため、研究銘柄を選び
出すためのルール(のようなもの)がわかってしまえば、石川さんでなくても
誰もが研究銘柄を選び出すことができますし…
(中略)
箇条書きは、銘柄にもよりますが、少なくとも3つの理由が示され、多いと
理由が9つくらいまで増えます。ただ、メルマガを確認すると、記載されてい
る理由は、概ね次のように整理することができます。
(後略)
第1号目次
■有料メルマガで取り上げられた企業数
■メルマガで一番取り上げられた企業は?
■3回以上取り上げられた企業をすべて紹介
第2号目次
■石川さんは化学好き?~研究銘柄を業種別にみる
■石川さんは意外と大企業嗜好?~研究銘柄を市場別にみる
■石川さんは中型が好き?~研究銘柄を時価総額別にみる
第3号目次
■生涯パートナーの絶対条件!~研究銘柄を自己資本比率で整理する
■赤字企業は嫌い!~研究銘柄をROEで整理する
第4号目次
■低利益率でも大丈夫?~研究銘柄を営業利益率で整理する
■上場廃止銘柄を確認する
第5号目次
■まずは確認~メルマガの構成
■研究銘柄の語り方
■創業時期などの沿革、事業の紹介
■株価や業績の変化
第6号目次
■研究銘柄の語り方
■「研究銘柄に選んだ理由」の構成
■常に現状をチェック~研究銘柄として選んだ銘柄の最近の動向
■株価下落リスクを可能な限り避ける試み~選んだ理由の箇条書き
第7号目次
■研究銘柄を分析する手順
■研究銘柄の資産価値の定義
■研究銘柄の資産価値と時価総額との比較
■研究銘柄の事業価値の計算方法
■研究銘柄の事業価値を定性的に考える
第8号目次
■コラムの内容を整理
■同じタイトルのコラムが続く
■石川さんと「メンタル」の関係
■石川さんが語る「夢」の効用
■儲けられない投資家
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●申込要項
これは3ヶ月限定の企画です。
いつ購読開始しても、全てのコンテンツをお読みいただけます。
購読料:全12回(3ヶ月) 9,720円(税込)
配信日:毎週火曜日 3月19日~6月4日の12回
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ます。
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