ちまたでは、ツタヤ図書館で有名な武雄市で小1向けプログラミングが行われたというニュースが話題になっていました。
武雄市で小1向けプログラミングの初授業|佐賀新聞LiVE
一方、今自分の子どもの小学校もパソコン週間でして、いつものようにボランティアしています。
お手伝いする度、泥臭いことから、未来のことまで、いろいろ思うことが出てきますので、順不同で書き留めておこうと思います。なお、パソコンの授業って学校によっていろいろ違うと思うので、他では当てはまらないこともあるかと思います。
・マウスは低学年には辛いです。力の弱い子どもが、マウスでとても小さい目標をクリックするのは大変です。ドラッグとかさらに大変です。とはいえ、子どもはなんとかやってしまうので、まあいいと言えばいいですが。
・最近のタブレットの普及を考えれば、今の子ども達が大きくなるにつれ、今のパソコンが必要になるのは、相当後です。今のところビジネスではパソコンが排除される見通しは立っていませんから、小学校でパソコンを触っておくのはいいことだと思いますが、本当なら幼い子でも楽なタッチパネルにしたいところです。
・とはいえ、学校は予算が限られています。今頑張ってタッチパネルにしたとして、でも数年後には陳腐化するかもしれません。ですから、ほいほい機器を変えていくわけにはいかないでしょう。機材だけならリースとかあるかもしれませんが、その度に何をどの機材でどう教えるのかということをほいほい変えていくのは困難です。つまり学校では常に時代遅れの機材を触ることになるので、その部分は諦めて、でもその中で社会に出てからも必要な情報教育の基礎を学べるよう工夫が必要でしょう。
・ところで、ローマ字は今議論して欲しいです。小学校で英語をという話になっています。一方でローマ字なんて、とりあえず自分の名前書ければ、一通り英語やってから学んでも、何の問題もないと思います。むしろ、ローマ字は英語の発音を覚えるのを阻害すると思うので、積極的に遅らせてほしいと思います。今パソコンの授業では3年生の後半でローマ字を習うとともに、キーボードのローマ字入力をすることになっています。
しかし、キーボードのローマ字入力こそ、今後もっとも廃れていく技術です。iPhoneのフリック入力や、タブレットでのかな入力など、文字の入力方法は多様化していますし、つまり、キーボードは相当大きくなってから覚えても問題ありません。もしかしたら、キーボード自体なくなっている可能性もありません。
しかも、こどもだったら、うろ覚えのローマ字入力より、かな入力のが早いですし、大人は覚えられなくてかな入力敬遠しますが、子どもからやるんだったら、かな入力の方がタイプ量が少なくいいに決まっています。ちなみに私は30歳後半くらいだったか、かな入力に切り替えました。やろうと思えばできるもんです。
つまり、この点でもローマ字の必要性はありません。でも、3、4年の子は慣れないローマ字入力で時間を浪費しています。ここは早くかな入力に変わってほしいなあと思っています。費用もかかりませんし。
・授業の内容は、以前あったイベントの写真を貼付けタイトルと文章を添えるといったものや、イベントへの招待状を作る、「リサイクル」などをキーワードにインターネットを調べてまとめるというものなどです。つまり、文書作成、プレゼン作成、調査であり、無難な内容ですし、ころころ変えるものではないでしょう。
・今の状況を見渡すと、現時点での理想は、それらの授業内容を維持したまま、タブレットに移行することでしょうか。高学年くらいから、キーボードを接続してかな入力で入力するのでしょうか。これで、低学年のマウスの苦労もなくなるし、ローマ字入力の苦労もなくなります。
なので機器入れ替えのタイミングではノートパソコンではなくタブレットがいいのだと思います。
この形態がすぐに陳腐化するのであれば問題ですが、そうでなければ、タッチパネルノートパソコンで、まあ似たようなものですから、いずれにせよこの辺りかなあと思います。
少なくともこれらの形態に移行すれば、子ども達の入力に関するストレスはかなり軽減されるはずであり、この形態であれば多少陳腐化しても長く使っていいのではないかと思います。
ここまではがんばって入れ替えていくのがいいのではないでしょうか。
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