今回は、いろんなあごだしを取ったので、それをレポートします。

 そんなのどこが「未来の普通やねん!!!」と思われるかもしれません。しかし、最近世界遺産にもなった日本食。だしはその日本食を支えるとても大切な要素です。だしのこと気になりますよね?

 とはいえ、なぜ唐突にあごだしかというと、今手軽に取れるあごだしの開発をしている関係です。将来未来の普通になるかもしれないだしということで、それとの関連ということで、大きく捉えてください。お願い致します。

 さて、ということで、あごだしです。あごとはトビウオのことです。トビウオのだしです。もともとは九州などで使われているものの、全国的にはあまり有名ではありません。しかし!その味は素晴らしく、最近高級だしとしてじわじわと人気が出ており、ラーメンにも使われるようになっているようです。

 手軽な粉末状のも売られていますが、「煮干し」として売られているものもあります。その中にはじっくり炭火で焼きましたという「焼きあご」というのもあり、値段も煮干しの安いのと比べるとずっと高く、中には10倍以上するものもあります! いったい焼きあごと焼きあごでないのではどう違うのかなどいろいろ気になるので、実際に試してみました。(値段は一番高いのではなくほどほどのものです。あしからず)

まずこれがあご。
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 一番上の二匹は「焼きあご」と呼ばれるあごを焼いて干したもの。二番目のはあごの煮干し。三番目は煮干しは軽くあぶると香ばしくなるとのことなので、グリルで軽くあぶったもの。

 それぞれを600ccの水から火にかけ、沸騰後3分煮出してだしを取りました。

 後、焼きあごと煮干しをあぶったものは、ミルサーで粉砕したものをそれぞれ作って、やはり水から火にかけ、こちらは煮立ったところで火を止めたものを作りました。

 こちらが取っただし。
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 左から、原料が焼きあご、煮干しをあぶったの、煮干し、焼きあご粉砕、煮干しをあぶったの粉砕です。

 だし取ってみて、びっくりしたのはなんと言っても一番左の焼きあごのだし。黄金色! 写真でも、他のと比べて雰囲気が伝わるのではないでしょうか。だし界のコンソメスープと言っていいと思います。

 味もすごい。心地よい香ばしさと深い味わい。普通カツオだしとかいりこだしとか、取っただしそのままだと味が足らなくて、料理として頂くにはなんか足す必要があります。材料を増やしてだし取っても、今度はくどくなってしまいます。が、この黄金色のだしは限りなくそのまま飲めるところに近いです。ほんの少し味を整えるだけで料理になりそうです。
 これは滅多にできない体験です。さすがそこそこ値段するだけのことはあります……。

 もし、チャンスあったら、ぜひこの黄金色の焼きあごのだし味わってみてください〜。

 さて、他のですが、