いつもとちょっと違う水曜、今回は気楽に書き始める短い記事[S]です。
昨日のニュースだったと思うのですが、今後自動車整備士がどんどん足りなくなるそうです。車がハイテク化して、修理するにも車にコンピュータをつないで診断プログラムを走らせてというような作業になり、それができる人材が足らないとのことです。
なので、コンピュータに慣れている若い世代の整備士が必要になるのですが、若い人で志望する人が少ないそうです。募集かけても応募は50代の人中心でコンピュータが苦手で、こちらは採用が難しいと。
そこで高卒で一旦採用して、整備士資格を会社が費用を出して取ってもらうこともあるそうです。
若者が車に興味がないのが問題というような解説がされていましたが、単にこの状況が知られていないからではないでしょうか。
この分野は有望だと思います。これから、ハイブリッドや電気自動車やさらには水素自動車なんかも出てくるかもしれませんし、自動運転技術も発達していくでしょう。覚えなくてはいけない技術は次々から次へと出てくるでしょうから、それらをきっちり習得していけば、ずっと食いっ逸れることはなさそうです。
それに、それでも車は機械。しっかり身に付いた知識や経験がものをいう世界です。この間、急にスタッドレスタイヤが必要になり、時間がなかったので正規ディーラーに頼んで購入、付け替えもお願いしました。春になって不要になったので、先日、機械に強い(というかプロ)義兄に手伝ってもらいながら、のんびり自分でノーマルタイヤに戻しました。しかし、義兄に言わせれば、タイヤのねじは締め過ぎだったわ、外したタイヤの位置はメモしてないわ、正規ディーラーはここまでひどいのかとあきれていました。ちなみにねじはちょっと特殊なもので、それを知らずに普通のと同じ強さで締めちゃったのかなあと分析していましたが。
ということで、古典的な機械の部分には、整備所ごとに依然れっきとした技術の差があり、今後私たちユーザーは機械にもハイテクにも強い整備士を探し出して依頼する必要があります。
このような状況だと、整備士側はとてもやりがいが出てきます。整備所がひいきされるどころか、個人でも指名を受けられます。「車はあの人に頼まないと」と。実際アメリカに暮らしてた時はそれっぽい文化でした。車のことで人に相談すると、「あいつに頼め」みたいなアドバイスを頂いてました。
ハイブリッドに強いとか個性を出せば増々強い基盤を作ることができるでしょう。個人でも指名がかかるような分野になれば、高収入を確保できる人も出てきます。つまり、全員が低い給料で叩かれるようなジリ貧な構造にはならず、実力に応じて収入に余裕が出る、分野として安定した構造になることでしょう。
都会に住む人こそ車はいりませんが、都会でも流通その他車で溢れてますし、都会以外では市民も必需品です。今後車を買いかえる人は減っても、整備は常に必要です。需要予測も安定しています。時代はエコ。一台の車を長く載ろうとメンテナンスに重心も置かれるかもしれません。
今からなるなら、自動車の整備士は今後かなり安定な職業ではないでしょうか。みんなそれに気付かないわけがなく、たった今は、なり手が少ないということですが、これからこの問題がニュースなどで取り上げられるうちに志望者が増えるのではないでしょうか。
最近、なかなか将来有望な職がないのですが、これは良さそうです。こういう見通しがいろいろたち始めると社会は明るい方向に行くことでしょう。見通しがいい職業がもっと増えるといいですね。家電なんかもこんな風になったりしないのでしょうか。
さて将来有望な職というのは今なかなかなくて、
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