ミライ: ゼロから学ぶロングテール(その3)です! フツクロウさん、今回は、なんですか?
フツクロウ: ホウじゃな。前回ロングテールグラフを紹介したから、そのグラフの読み方や特徴をやろうかの。ロングテールのためのグラフというだけに、ロングテールを調べるためにとても便利にできおるんじゃ。
なんといっても、調べたい対象が公表しているわずかなデータからでも、大抵の場合は作れてしまうことじゃな。
ミライ: 今回ニコニコデータセットによる生データを利用していますけど、そんなのがなかった、5年前というふる〜いデータも登場するようです。
フツクロウ: ホッホッホッ。お宝データじゃの。
ミライ: いや、そこまでではないですけど、5年前の比較とか面白そうです。それでは始めます!
ロングテールグラフのここを見よう!
前回で、ロングテールのグラフの書き方までは分かりました。では、そのグラフをどう見ればいいのでしょうか。こんなグラフは見なくていい
前回、殴られるの覚悟で出した一つのグラフを覚えていますか? これです。まあ、本当にどうしようもないグラフですが、では、wikipediaにも載ってるロングテールの時に出てくる典型的なグラフはどうでしょう。
二つは、同じものを軸に取っているのですが、こちらはちゃんと色が塗れるくらい隙間があります。しかし、上の実例で見る通り、現実の世界でロングテールになるときは、ほとんど隙間はできません。説明のため仕方ないとはいえ、あまりにも現実からかけ離れたこのグラフ、これこそがロングテールを難しくしている遠因です。
このグラフを見る
そのようなローーングなテールが印象的なグラフも必要かもしれませんが、それは最初だけです。ロングテールを考えるのなら、普通の目盛り(10, 20, 30, ...)でなく、規模の目盛り(つまり1, 10, 100,... )でのグラフは必須です。再びこれです。ここから先は有料になります
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