今日は火曜ですが、気楽に始める[S]で。明日水曜日は通常にします。

 さっき、録画してあったNHKの

 地球ドラマチック「フルーツハンター~未知の果物を探せ~」  

を見ました。

 バナナの単一栽培が取り上げられていました。現在輸出されるのはキャベンディッシュ種一種ですが、遺伝的多様性に乏しく、病気が発生すると一気にやられる可能性があります。実際、以前はグロスミッチェル種というのが流通していましたが、パナマ病という病気で壊滅しました。キャベンディッシュ種にも病気が発生し、危機ではないかと言われています。
 したがって、遺伝的多様性が重要であるということで、バナナでの品種改良の取り組みが紹介されていました。

 他にもマンゴーでの取り組みが紹介されていました。(確か)アメリカの研究者が東南アジアの原野に踏み込み、原種を見つけてなんとか持ち帰って栽培に挑戦するというものです。また現地の市場に色とりどりに並ぶ果物を見て調査するとか。

 すべて、素晴らしい取り組みで番組も面白かったのですが、カナダで作られたという世界をまたぐその番組を見ている間、日本ではそれら一つ一つが、日本の国土の中で起こっていると気付きました。日本では地元の品種を日本人自身が守り育て、地域で消費しているのです。

 たとえば、私の住む瀬戸内は柑橘類の栽培が盛んです。