未来の普通:たまに馬車目線付き

毎年東京から全国1700の市町村に移り住む様子がロングテールだった。(その1)

2014/01/21 01:00 投稿

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(タイトル変えました。 2014/1/21)

 先日47mapsというサイトを使って、日本の国土の25%に人口のたった2%しか住んでいないという地図を作りました。

 最近、都会から地方への移住についての記事を考えていたので、47mapsでなにか見てみようと思い弄り始めたら、作った最初の地図が大変印象的なものになりました。

 それがこれです。
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 これは、2012年の全国各市町村の東京都からの転入人数を示しています。転出は差し引いていません。47mapsのサイトで直接見ることもできます(注意:1700以上の自治体を描画するので描画が完了するのにとても時間がかかります)。

 黒は   0人
 青は   1人から   9人
 緑は   10人から  99人
 黄は  100人から  999人
 赤は  1000人から 9999人
 白は 10000人以上

を示しています。

 元は総務省の住民基本台帳人口移動報告というデータです。私も入手しましたので、以下それを参照しながら説明します。

 まず1万人以上の白は東京付近のみにあります。東京23区、横浜市、川崎市の3都市です。

 さて、この地図を出したときなんといっても驚いたのは、黒が少ないことです。生データを見ると、32市町村だけです。その他の全国1706市町村には、2012年の年間に少なくとも一人は誰かが東京都から転入しています。割合にして、98%以上です。まったく予想外でした。

 2012年に東京都から都外へ転出した人は、合計約34万6000人です。東京都の人口は約1320万人で、2.6%、つまり転出している人は、3%弱なのですが、その3%弱の人々は、ほぼくまなく全国に移り住んでいるのです。ちなみに東京から福山に越した私は黄色組です!

 比較のために、同様の地図を大阪府と愛知県で作ってみました。
 

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