毎年東京から全国1700の市町村に移り住む様子がロングテールだった。(その1)の続きです。
各市町村に東京から2012年に何人転入があったかを図にしたところ、ほぼ日本中全ての市町村に誰かは転入しているという印象的な地図が現れました。
それがこれです。
一人も転入のない黒い市町村はほとんどありません。数にして32。ほとんど全土に東京から毎年誰かが転入しているんですね。
もう一つ特徴的なことがあります。色分けは、区切りを10, 100, 1000... と規模で区切っていますが、赤、黄、緑、青の4色すべてが程よく散らばっています。
規模で区切って程よくばらけている。これはロングテールの予感!
ということで、元データである2012年住民基本台帳人口移動報告をダウンロードして分析してみました。
分析して分かったこと。
・東京都から各市町村への転入人数の分布はかなりきれいなロングテールをしている。
・東京都だけでなく、いろんな都道府県から各市町村への転入人数の分布も同様にきれいなロングテールである。
・つまり、都会だろうが地方だろうが、多くの人が引っ越していくようなところに移る人もいれば、誰も行かないようなところに行く人も同じくらいいる。
まずは各市町村を東京からの転入人数の多い順に並べ、グラフにしてみます。
とこれでは訳が分からないので、横軸縦軸共に規模の目盛り(1, 10, 100, 1000, ...)にします。
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