この記事は後半【馬車目線】(?)でお送りします。
葉っぱビジネスで有名で映画「人生、いろどり」にもなった徳島県上勝町に先週行ってまいりました。いろいろ見学しましたが、立役者横石知二さんのお話も聞くことができました。で、とても感銘を受けたので、その紹介をしたいのですが、そしたら同時にこんな話題が盛り上がりました。
人気ブロガーちきりんさん「教育に関心があると言い出したらその人はアガってる」
(承前) つまり「教育に関心がある」とか言い出したら、その人自身の成長は終わりってことです。本人が自覚したからこそ、そういう発想になる。(続く)
― ちきりん (@InsideCHIKIRIN) September 16, 2013
これ自身は、居酒屋ネタとしては最高に楽しいネタですが、それが、横石さんの今の取り組みと対象的で苦笑いしました。
横石さんの今の取り組みは後進の教育で、インターンなども積極的に取り入れています。その取り組みは、ガイアの夜明けで取材され、24日に放送予定です。
"葉っぱビジネス"で有名な徳島県上勝町。おばあちゃんたちが生き生きと働く町に、いま、若者が殺到している。インターンシップという形で事業を学び、さらには町に定住して起業する人も続出しているという。その裏には、将来を見据えた町の取り組みがあった。横石さんがいま教育に邁進している理由、それは、街に入ってあちこちに貼ってあった、映画「人生、いろどり」のポスターを見たときに、私にも強い危機感として伝わってきました。
<奇跡>か、と。葉っぱビジネスを紹介した書籍そうだ、葉っぱを売ろう! 過疎の町、どん底からの再生 が2007年出版ですから、それからも6年経っています。上勝町の後、上勝町ほどの<奇跡>はまだ起こっていません。
上勝町は、過疎地の本格的な再生を遂げた最初の例として、いつまでも<奇跡>として語り継がれることでしょうが、一方、これができると分かったわけですから、これからこれくらいの再生は量産されなくてはいけません。もちろん再生には時間もかかるし、今も隣の神山町始め、様々な取り組みが各地で行われていますから、続々再生実績は増えていくことでしょう。
それでも、もっともっと<奇跡>を起こさなければなりません。全国には1700余りの市区町村があります。1000個以上起こしたっていいわけです。
それは横石さんだけでできることでは、もちろんありません。それを仕掛けられる人材を大量に作らなければなりません。必然的にインターンシップなど教育に力を入れる必要が出てきます。
さて、で、ちきりんさんの言葉
「教育に関心がある」とか言い出したら、その人自身の成長は終わりってことです。に戻るとその対照的な視点が浮き彫りになります。
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