自分が知らないこととして認識しているのは、自分の知っていることの外側のほんの薄〜〜い部分で、それ以外は知らないことすらまったく知らないことだということを示しています。いわゆる「無知の知」のような話でしょうか。
その図では「人類が知っている全ての事柄」とありますが、知らないことすら分からないのですから、外側は「人類が知っている」と限定せずに、科学者達が取り組んでいるいまだ知られていない真理や、まだ訪れていない未来も含んじゃっても良さそうです。
イメージトレーニングはこの薄〜〜い部分を少しでも広げようと努力することなのかもしれません。 いくら想像したところで、本当に知ったことにはならなくても、「知らないこと」を増やすことはできるのです。未来に起こることが運良くこの中に入っていれば、驚き慌てずに済みそうです。
いくら想像したところで、本当に知ったことにならなくても、大きな強みがあります。それはイメージトレーニングする時間はたくさんあるということです。
人間8時間寝るとしても、1日24時間のうち16時間起きていて、その間脳みそはずう〜〜〜〜〜っとなにかを考えています。考えることを止めることはできません。忙しい生活の中で、何かを知ったり経験するために時間を割くのは大変ですが、イメトレに時間を取るのはずっと容易いです。
他にも「知らないこと」を増やす方法はあるでしょうか。知識の範囲を広げて「知っていること」の円を広げて縁を増やせば、良さそうです。
その中には効率よく「縁を増やす」方法もあります。
例えば研究型。 絵が立体的になりましたが、特定の分野を深く深く掘り下げることで縁もみょ〜んと伸びます。「研究すればする程、分からないことだらけ」と語られるのはこのような状況です。
あるいはフラクタル型
自然な形で知識を増やして行くのでなく、いろんな分野に興味を伸ばして肺胞のような知識を作ることで、知ってることと外界の境界を入り組ませて、縁を手早く増やしていくことができます。これにイメトレを加えれば「知らないこと」はどんどん増えることでしょう。
なんてことをあれこれイメトレするのも楽しそうです。
今回でイメトレネタは終わりです。イメトレに慣れ親しんで、未来を慌てふためかずに出迎えましょう。
(すいません。気が変わりました。その4に続きます)
・併せてどうぞ
[未来脳]イメージトレーニングで未来に備える(その1)
[未来脳]イメージトレーニングで未来に備える(その2)
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