どうなるか全く予想がつかない現代に、イメージトレーニングが役に立つと前回紹介しました。
では、そのイメトレの力を鍛えるにはどうすればいいでしょうか。
とっておきの題材があります。それは「自分のお金の使い方」です。
ノマドだなんだと働きかた、つまりお金の手に入れ方の話題が多くなりがちですが、お金の手に入れ方はなかなか直接的に変えられません。先日紹介した僕たちはガンダムのジムである でも「頼まれた仕事は天職」と書かれているように、働くことに関しては他人に頼まれるものの方がその人に適していたりするし、「この人にお金を払ってしてほしい」ことですから、お金も入りやすいです。
一方、「お金をどう使うか」はかなり自分が支配できる領域です。「世の中お金」と言われるくらい重要なものですから、お金について考えれば考える程、それは社会を考えるのと同じです。
昔アメリカのサンディエゴにいた頃、バルボアパークという公園の施設で、絵画の展示会をやっていました。多分出品費出せば誰でも出せるような気張らないもので、買っても構いません。そこで連れと一緒に家に飾るために小さな絵を選んで買おうとしたら、なんとたまたま会場の受付の人の作品でした。いろんな人の作品が並んでいるのにです。作者達が受付していることも知らなかったので(そうやって経費を節約するのでしょう)びっくりしたし、でもすごく喜ばれてこちらもとても嬉しいやら気恥ずかしいやら。
お金には悪い面もありますが、もともとは人々の生活の中で「いいね!」を連鎖させるために生まれたものです。ですから、お金がぶんぶん回ってる状態は景気がいいのです。みんな「いいね!」つけまくってるんですから。
まずは、無味乾燥な売買ではなく、どんな「いいね!」っていう感じの売買があるかいろいろ想像すると楽しいのではないでしょうか。
でも、ほんの少し贅沢して、普段買っているものを、もっと「いいね!」したいものを探して、それに変えてみるのはいかがでしょう。
たとえばお魚を買うにしても、応援してみたい、あるいは行ってみたい地方にある漁港のお任せお魚セットを買ってみると、その地域を直接応援することになります。あるいは、「ふるさと納税」すると、いろいろ特産品を送ってくれるという地域がいろいろあるみたいです。単なる寄付ではなくて物が届くので、だいぶ得した気分にもなれそうです。
そういった単発の応援に慣れたら、ちきりんさんの「旬を食べよう」という正論は、クックパッドがあれば実践できる! で紹介したようなサービスで定期的に取り寄せるようにすると継続的に「いいね!」ができるようになります。
そうやって、日々購入している日常品やサービスについて、興味の向くものから、積極的に「いいね!」したくなるものがあれば切り替えるつもりで、見直すと楽しいと思います。商品を比べるとき、品質や価格以外に、その商品がどんな人たちがどんな思いで作っているのかも想像するのです。
その比較の果てに買った時は、こんな人たちを応援した!という気持ちも得られます。そういう物が増えれば増える程、毎月同じ額を使っていても、お金を使うことが楽しくなります。
そういえば、ニコニコ動画も、プレミアム会員になれば日々お気に入りの動画を見るだけで「クリエイター奨励プログラム」を通してそれらのクリエイターに還元されてると知れば、同じ払うにしても少し幸せになれますね。
コンビニ各社が次々と賞与や給与のアップを言い出したのは、社員の層が顧客の層とよく一致する業界だからです。逆に輸出産業は一致しないので、「海外競争力ガー」とか言わなければなりません。
たとえば、ずっとニコ動を見ているうちに、自分もコンテンツを作る側になり、「クリエイター奨励プログラム」でいくばくかもらうようになることです。それがより未来的なのか、衰退していくものなのかで、自分の人生は楽になったり苦しくなったりするでしょう。
日々の惰性に流されることなく、買うものを少しでも将来性のあるものに切り替えて行くことは、自分の将来をそれだけ楽にするでしょう。
このように自分のお金の使い方は自分の将来の収入に影響するかもというイメトレをすると、よりお金の使い方に意識的になることでしょう。また、お金を使うことにまつわるイメージトレーニングを繰り返すことは、実質上社会の仕組みをイメトレすることと同じです。
つまり、お金の使い方をイメージトレーニングの対象にすることは、自分の生活にかなり密接に関わりますから、具体的です。訓練には最適ですし、そのまま、未来に対するイメージトレーニングに直結します。
イメージトレーニングについてはあともう一回記事にする予定です。
・併せてどうぞ。
本文で紹介した記事
【お金は連鎖する「いいね!」】
【おいしい魚選びは漁師に任せろ「魚えーっセット」が熱い】
【ちきりんさんの「旬を食べよう」という正論は、クックパッドがあれば実践できる!】
では、そのイメトレの力を鍛えるにはどうすればいいでしょうか。
とっておきの題材があります。それは「自分のお金の使い方」です。
ノマドだなんだと働きかた、つまりお金の手に入れ方の話題が多くなりがちですが、お金の手に入れ方はなかなか直接的に変えられません。先日紹介した僕たちはガンダムのジムである でも「頼まれた仕事は天職」と書かれているように、働くことに関しては他人に頼まれるものの方がその人に適していたりするし、「この人にお金を払ってしてほしい」ことですから、お金も入りやすいです。
一方、「お金をどう使うか」はかなり自分が支配できる領域です。「世の中お金」と言われるくらい重要なものですから、お金について考えれば考える程、それは社会を考えるのと同じです。
イメトレ1 お金は連鎖する「いいね!」
以前同じタイトルで記事を書きましたが、お金を払うということは、それ「いいね!」という効果があります。しかも、「いいね!」と違うところは、そのお金は今度それを受け取った人によって、別の何かを「いいね!」します。お金の「いいね!」は連鎖するのです。昔アメリカのサンディエゴにいた頃、バルボアパークという公園の施設で、絵画の展示会をやっていました。多分出品費出せば誰でも出せるような気張らないもので、買っても構いません。そこで連れと一緒に家に飾るために小さな絵を選んで買おうとしたら、なんとたまたま会場の受付の人の作品でした。いろんな人の作品が並んでいるのにです。作者達が受付していることも知らなかったので(そうやって経費を節約するのでしょう)びっくりしたし、でもすごく喜ばれてこちらもとても嬉しいやら気恥ずかしいやら。
お金には悪い面もありますが、もともとは人々の生活の中で「いいね!」を連鎖させるために生まれたものです。ですから、お金がぶんぶん回ってる状態は景気がいいのです。みんな「いいね!」つけまくってるんですから。
まずは、無味乾燥な売買ではなく、どんな「いいね!」っていう感じの売買があるかいろいろ想像すると楽しいのではないでしょうか。
イメトレ2 「いいね!」な使い方を増やす
景気が上向いてきました。とは言っても、まだ実際に収入がどんどん増えているわけではないですから、今まで買ってないようなものをほいほい買うわけにはいきません。でも、ほんの少し贅沢して、普段買っているものを、もっと「いいね!」したいものを探して、それに変えてみるのはいかがでしょう。
たとえばお魚を買うにしても、応援してみたい、あるいは行ってみたい地方にある漁港のお任せお魚セットを買ってみると、その地域を直接応援することになります。あるいは、「ふるさと納税」すると、いろいろ特産品を送ってくれるという地域がいろいろあるみたいです。単なる寄付ではなくて物が届くので、だいぶ得した気分にもなれそうです。
そういった単発の応援に慣れたら、ちきりんさんの「旬を食べよう」という正論は、クックパッドがあれば実践できる! で紹介したようなサービスで定期的に取り寄せるようにすると継続的に「いいね!」ができるようになります。
そうやって、日々購入している日常品やサービスについて、興味の向くものから、積極的に「いいね!」したくなるものがあれば切り替えるつもりで、見直すと楽しいと思います。商品を比べるとき、品質や価格以外に、その商品がどんな人たちがどんな思いで作っているのかも想像するのです。
その比較の果てに買った時は、こんな人たちを応援した!という気持ちも得られます。そういう物が増えれば増える程、毎月同じ額を使っていても、お金を使うことが楽しくなります。
そういえば、ニコニコ動画も、プレミアム会員になれば日々お気に入りの動画を見るだけで「クリエイター奨励プログラム」を通してそれらのクリエイターに還元されてると知れば、同じ払うにしても少し幸せになれますね。
イメトレ3 価格から賃金を想像する
そういった楽しい想像の一方で、自分が買うものの価格の構造を想像すると、何かを買うことが何をしているかが想像できます。280円の弁当を買ったとき、240円の牛飯を食べたとき、働く人は時給何円になるのか、それを買うことが働いている人を応援しているのか、もしかしたら苦しめていないかという心配がよぎります。それは他人事ではありません。働く程辛い仕事がはびこれば、自分の賃金も下がります。デフレです。コンビニ各社が次々と賞与や給与のアップを言い出したのは、社員の層が顧客の層とよく一致する業界だからです。逆に輸出産業は一致しないので、「海外競争力ガー」とか言わなければなりません。
イメトレ4 因果応報を想像する。
お金を使うことにまつわるイメージトレーニングを通して、自分のお金を使う場所をコントロールしていくことは、将来の自分の収入にもつながるかもしれません。たとえば、ずっとニコ動を見ているうちに、自分もコンテンツを作る側になり、「クリエイター奨励プログラム」でいくばくかもらうようになることです。それがより未来的なのか、衰退していくものなのかで、自分の人生は楽になったり苦しくなったりするでしょう。
日々の惰性に流されることなく、買うものを少しでも将来性のあるものに切り替えて行くことは、自分の将来をそれだけ楽にするでしょう。
このように自分のお金の使い方は自分の将来の収入に影響するかもというイメトレをすると、よりお金の使い方に意識的になることでしょう。また、お金を使うことにまつわるイメージトレーニングを繰り返すことは、実質上社会の仕組みをイメトレすることと同じです。
つまり、お金の使い方をイメージトレーニングの対象にすることは、自分の生活にかなり密接に関わりますから、具体的です。訓練には最適ですし、そのまま、未来に対するイメージトレーニングに直結します。
イメージトレーニングについてはあともう一回記事にする予定です。
・併せてどうぞ。
本文で紹介した記事
【お金は連鎖する「いいね!」】
【おいしい魚選びは漁師に任せろ「魚えーっセット」が熱い】
【ちきりんさんの「旬を食べよう」という正論は、クックパッドがあれば実践できる!】
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