安倍デタラメ原発政策を一刀両断 NHK番組の波紋広がる  

 先日の解説スタジアム「どこに向かう 日本の原子力政策」に大きな反響が集まっているようです。
 なぜかいまだに触れられることは少ないですが、原子力発電所は年々安くなるどころか高くなります。

 第10回 「原発の負の学習曲線」と太陽光発電の「正の学習曲線」-両者の帰趨は既に決している - 原発の不都合な真実 - 特別連載- 47NEWS(よんななニュース)

に有名なグラフが引用されてます。太陽光発電など普通のほとんどのテクノロジーは、年々どんどん安くなり普及していくのですが、原発は安全性を高める必要が増え、どんどん高くなっています。

 もう経済的に勝ち目はありません。未来の普通的には、いずれ止めるのは火を見るより明らかです。あとはいつどう止めるかだけの問題です。

 で、このところ急にそのあたりの話題が活発化しています。まずは「もんじゅ」

 もんじゅ廃炉含め検討 政府試算、数千億円国費追加で:中日新聞(CHUNICHI Web) 
 
 もんじゅを再稼働させようとすると数千億円費用がかかると試算され、さすがにあまりに費用がかかるので、廃炉も考えようかという話題。

 「もんじゅ」なんて、とうの昔にまともに動かせないことはわかっていますが、ついにそれを認めるときが迫ってきているようです。

 「もんじゅ」廃炉となると、高速増殖炉によるエネルギー供給のストーリーが崩れ、経済性もより不利になります。そもそも使い道のないプルトニウムを増やし続けていいのかという議論も始まることになります。

 とそこにこんな記事が。

 負担額4兆2000億円超す=福島原発事故で国民転嫁―除染・廃棄物費用など(時事通信) - Yahoo!ニュース  

 福島原発の国民負担が増えているという記事。原発に対する国民感情にマイナスです。

 そこにきて NHK の「どこに向かう 日本の原子力政策」。しばらく下火だった原発議論が急に加速してきました。しかも停止の方向で。

 今日はこんな記事も。

 本気で言ってるの!?廃炉原発「放射性廃棄物」電力会社が400年、国が10万年管理  

 直接は関係ありませんが、最近の台風では北海道が壊滅的な被害を受けるなど、今までとは違う災害が起こっています。4月の熊本地震も私たちは想定していませんでした。こんな国でなぜ原発?という不安は高まりやすい環境です。

 いまが機会だと、これから一気に議論が加速するかもしれません。それでも明確に脱原発の方針が決定されるかはわかりませんが、それなりに進むことにはなるでしょう。こういった流れを後何回か繰り返せば、ついに脱原発に舵を切ることになるのでしょう。

 個人的には近くの伊方原発が再稼働してしまったので、早くしてほしいところです。

 ちなみに使用済み燃料はしばらく冷やし続けなければならないとありますが、適切な量の金属の中に埋めてしまうのとかだめなんでしょうか?
 そしたら最初のうちは崩壊熱で周りや自身が溶けますが、そしたら周りの金属と混ざって薄まります。そうやって周りを溶かしながら薄まるので、温度は下がり最終的にはふたたび固まります。
 なんかターミネータT-1000の死に方みたいですが。
 その後も熱は出し続けるでしょうけど、固形でしかも自然放熱で管理できるのなら随分楽になると思います。津波が来ても地震が来てもとりあえず危機的状況にはなりません。
 できるならとっくにやってるでしょうから、なにか問題があるんでしょうけど、なら、なぜダメかが知りたいです。


《ワンポイントミライ》(

ミライ: 記事に「安倍政権の“御用メディア”NHKの幹部が原発政策を批判したことに、視聴者は驚いた」ってあるんですけど、やっぱり“御用メディア”って思っている人多いんでしょうか。

フツクロウ: ホウじゃのう。どうなんじゃろうか。

ミライ: KYに報道抑制することもありますけど、朝ドラとかは安保法案の頃から戦争のひどさを訴えるのが多くて、うわ〜、はっきりとは言わないけど、煽ってるな〜とかすごく感じます。