【のりこえねっと通信0044号】本日21時より「国連人種差別撤廃委員会の最 終見解を受けて」放送です!
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■■■■■-ヘイトスピーチとレイシズムを乗り越える国際ネットワーク-
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■■■ のりこえねっと通信 0044号 2014年9月1日発行
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■ ◆転送歓迎◆
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★メールアドレスのご変更等は、info@norikoenet.org までご連絡下さい。
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賛同者の皆さま のりこえねっと通信をお読みの皆さま
8月29日、国連人種差別撤廃委員会で日本の人権状況に対する「最終見
解」が出されました。先週のこの通信でも触れたように、「民族差別をあお
るような言動を行った個人や団体に対する捜査が行われていない」として、
何らかの法規制をするよう日本政府に求めています。その前提として包括的
な人種差別禁止法の制定を勧告しています。
これに先立ち28日にはヘイトスピーチ規制を話し合う自民党作業チームの
第1回会合が開かれましたが、そこではヘイトスピーチ規制とあわせ、国会
周辺でのデモを規制することについても、議題にのぼりました。29日の国連
見解が「(ヘイトスピーチ対策が)抗議表現を抑制するための口実として利
用されるべきではない」と釘を刺しているのは、こういうバカな議論が出て
くるのをあらかじめ予測していたのかもしれません。
9月1日午後7時からは、差別反対東京アクションが自民党前アピール行動を
する予定です。自民党に国会周辺デモ制限などではなく、きちんとしたヘイ
トスピーチ規制議論を迫っていく行動になります。のりこえねっともこれに
参加していきます。お時間がある方はぜひご参加下さい。
本日の放送、ジュネーブでの人種差別撤廃委員会の審議を傍聴した前田朗
のりこえねっと共同代表と有田芳生参議院議員をゲストに、この国連の「最
終見解」について掘り下げて議論していきます。
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〈今号の目次〉
1.9月1日 のりこえねっとTVのお知らせ
「国連人種差別撤廃委員会の最終見解を受けて」
2.8月25日のりこえねっとTV報告 「韓国の「反日」は本当なのか」
3.今後の反レイシズム情報
4.今週のヘイト街宣・デモ Pick Up
5.新聞・雑誌記事・Webより
6.署名のお願い
7.国連人種差別撤廃委員会勧告に関するのりこえねっとアピール
8.編集後記
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●1.9月1日のりこえねっとTVのお知らせ
★タイトル:「国連人種差別撤廃委員会の最終見解を受けて」
◎放送日時 9/1(月) 21:00-22:00
◎ニコニコ生放送入口URL http://live.nicovideo.jp/watch/lv191521505
国連人種差別撤廃委員会は、8月29日、
日本政府に対して、あらゆる人種差別に対し、
法律で規制するよう勧告する「最終見解」を
公表しました。
対日審査の際にジュネーブで活動をしてきた
有田芳生参議院議員、前田朗のりこえねっと共同代表に
野間易通氏が話を聞きます。
◆視聴方法についてあらためて記載します。
【視聴方法】
▼初回にニコニコ動画に会員登録が必要です。(一般会員は無料です)
http://www.nicovideo.jp/
▼メールアドレスとニックネーム、性別、年齢等のプロフィール、
パスワードを登録してください。
▼そして、以下にアクセスするとのりこえねっとTVをご覧いただけます。
http://ch.nicovideo.jp/norikoenet-tv
※ブロードバンドのインターネット環境、もしくはLTE通信環境のスマート
フォンなどからもご覧頂けます。あらかじめタイムシフト予約をしていると
放映後1週間以内はいつでも見ることができます。
◆皆さまへのお願い
現在、のりこえねっとTVはニコニコ生放送( http://live.nicovideo.jp/)
のトップページ番組表に掲載されておりません。
Twitter、公式サイトにて告知しておりますが、ニコ生のトップページ番組
表に掲載されると目に留まりやすく、さらに視聴者が増えると思われます。
番組表に掲載されるためには、【タイムシフト予約】の人数が200名を
超えなければなりません。ぜひ、みなさまのご協力が必要です。
拡散・周知も続けて頂けますよう何卒お願い致します。
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●2.8月25日のりこえねっとTV報告
「韓国の「反日」は本当なのか 吉方べき×安田浩一」
「反日」という言葉の定義は?韓国では外国人が急増中
日本で報道される、韓国のいわゆる「反日運動」。その姿は本当なのか。
ソウル在住16年の言語心理学者をお招きしてジャーナリストの安田浩一さん
がお話を伺いました。
最初に安田さんが、「反日」という言葉を使うことで韓国社会を理解した
かのように錯覚する日常が醸し出されているので、「反日」を定義づける必
要を提起します。それに対し吉方さんは、二つに分けて考える必要があると
語ります。根本的に日本嫌いで種々の問題を利用して日本を痛めつけようと
いう狭義の「反日」、そしてそれとは異なり歴史認識に関わっての批判や行
動です。前者は限りなく少なく、後者の日本軍「慰安婦」など個別課題の解
決に向けて日本政府に訴える行動が「反日」と報道されてしまうと語りま
す。また韓国で暮らしていると、日本人そのものに対する親近感はかなり高
いと感じるそうです。そのときのトピックによって日本政府や課題について
の反発はあっても、それが日本人への直接的攻撃として現れるわけではない
と続けます。
吉方さんのお子さんは公立の普通の小学校に日本名で通っているそうで
す。韓国は急速に外国人が増加中であり、外国系住民への態度、多文化家庭
の能力も生かしていこうという雰囲気が強く、外国人についての視野が広
がっているそうです。お子さんが通う学校の掲示板の写真を例に取り上げま
す。掲示板には外国系児童の国籍と人数、その国をイメージさせる写真が表
示されています。日本人であることによるいじめは経験したことがなく、む
しろ学習者の多い日本語やポケモンなどで関心をもって接してくれる児童が
多いそうです。お子さんは学芸会の個人出し物ではポケモンのコスプレで主
題歌を日本語で歌ったそうです。どちらかといえば外国を知りその文化など
を身につけることが奨励される雰囲気があると紹介します。
実際に韓国の小学校のテキストを手にして
安田さんのナショナルな教育の面はどうなのという質問に、吉方さんは小
学2年の「ウリナラ」(私たちの国)という教科書を手に説明します。最初の
5分の2が北朝鮮関連を占め、同じ民族で歴史を共有する北朝鮮の子どもと
仲良くなるにはどうしたらいいかというような内容。次の項目が隣国で、日
中露各国についてで、日本については鳥居・城・東京タワーの絵が描かれ、
秩序を守る人々との説明や伝統衣装の説明など。最後の項目は世界で、外国
人との接し方や困っていたら助けようなどの説明であり、外国人や日本人へ
の偏見を煽る内容は皆無。タイトルの割にナショナルなものとはかけ離れた
内容です。
次に5年生の歴史教科書です。豊臣秀吉の朝鮮侵略は中国による侵略と併
記して被侵略の歴史として説明されています。そして日本による植民地時代
については、インフラの発展などと同時に日本による米の収奪などの説明が
ありますが、生産量と収奪量の比較グラフを掲載して客観性を重視していま
す。客観性を維持しつつ自分たちの主張につなげる記述だそうです。日本軍
「慰安婦」については、戦時中の強制徴用とともに女性の中にも戦地に送ら
れて悲惨な目に遭った人たちがいたという記述で「慰安婦」という言葉はあ
りません。吉方さんは、日本の負の歴史を載せるのが「反日」だというなら
ばともかく、それほど偏った記述ではないし、日本人への憎悪をいたずらに
煽ったり貶める表記はないと説明します。そして最後には、女性・老人・障
がい者・外国人などが差別されず国の発展のために努力できる社会の構築が
重要と記述し、歴史教科書でありながら人権教育に配慮したものになってお
り、人々の多様な暮らしを守るときに真のグローバル化が進むと結んでいま
す。安田さんは、一貫して多文化共生を強調していると感嘆します。
領土問題ではなく歴史認識としてとらえる「独島(竹島)」
次は中学の歴史教科書です。独島(竹島)が説明されますが、領土問題と
してではなく歴史認識の問題としてとらえていると吉方さんは語ります。中
韓間の領土問題も同じページに半分のスペースで併記しています。発展学習
の項では、平和と共存のための東アジアの課題として、日韓・日中・中韓そ
れぞれの問題はあるが友好関係を発展させるべきと記述しています。吉方さ
んは、韓国人なら誰でも知っている独島関連の歌をどう教わったのか聞いて
みると、韓国人にとっては明らかに韓国領だが判断は個人で下すものだから
自分で考えてみなさいと先生が言っていたらしいと語ります。さらに歴史探
訪の項があり、東京については皇居・靖国・祭りの写真が載っています。靖
国は戦争を主導した人が祭られているので首相参拝に中韓が反対していると
記述するだけで、皇居などは客観的な説明です。
また日本や日本語への関心は高く、その様子を吉方さんが寄稿した日本の
新聞記事と動画で日本語キャンプを紹介します。教育委員会主催で地域の子
どもたちが無料で参加し、日本語と文化を学ぶサマーキャンプです。浴衣や
茶道を体験しながら日本人と1週間を共に過ごし、終わりには子どもたちが
舞台でソーラン節を披露するなど、もしも日本を排斥するならばあり得ない
ことと語ります。韓国は学習や外国語に熱心であるにしても、こうした各地
で行われているそうです。
外国人も対象の韓国の生活保護制度
次に話題は外国系住民の受け入れ方に移ります。2000年に始まった生活保
護制度は07年から外国人も対象となり、種々の条件はあるがそれも緩和の方
向にあると語ります。実施直後は日本国籍者の受給が26%で最も多かったよ
うです。結婚で定住した女性が多く、先進国からの人は制度についての知識
もあり言葉の壁も低いが、ベトナムなどから来た人は知らない可能性がある
から周知徹底を求めるとの国会での議員発言に出てくる数字だそうです。生
活保護だけでなく、多文化家庭への支援は手厚いと語ります。外国人家庭の
吉方さんも、週1回の英語家庭教師をソウル市から支給されたり、Kリーグ運
営の少年サッカーチームに多文化家庭枠で通ったりと、その恩恵にあずかっ
ていると語ります。
吉方さんの話に安田さんが感想を述べます。韓国はこの20年ほど外国人を
多数受け入れるようになり、多文化を意識せざるを得なくなった。社会の調
和を図るために外国人政策を能動的に導入する必要が出てきたのだろう。日
本人も多文化家庭に含まれているなど、吉方さんの経験からは「反日」の流
通などはまったく見えてこないと語ります。また教科書の記述が極めて冷静
かつ穏やかで、日本で流通する認識と違っているのは興味深い。そして日韓
双方に言いたいのは、領土ナショナリズムを煽ることは国民生活の向上は図
れなくとも政治的求心力を手にすることが可能であり、重要な政治課題から
目をそらすための便利な道具なり得る。そうしたナショナリズムに惑わされ
ず、冷静かつ公平に双方の国の内実を知る必要があると強調します。
吉方さん「日本の包容力は逆行しているのでは」
吉方さんも、韓国は強大な周辺国に囲まれた小国との認識が強いからだろ
うが、世界とうまく付き合って開かれた社会に進むことは現実的に重要であ
るとの認識があり、その意味で日本との関係を否定することは話題にもなら
ないと語ります。ただし韓国にしてみれば、日本軍「慰安婦」問題などの譲
れない問題はある。それを見て、あれだけ反発するのだから日本を嫌ってい
る、と考えるのは止めた方がいいと強調します。そもそも狭義の「反日」は
急速に減っているとも。安田さんも、ステレオタイプな報道のあり方も問題
で、それをそのまま韓国の内実と結びつける日本のメンタリティも問われる
べきとうなずきます。
最後に吉方さんは、社会と国の問題を分けて考えるようになってきている
韓国で暮らす者としては少しずつ良くなっているという希望を持てると述
べ、日本は穏やかで包容力もあり相手の主張も聞く余裕のある人が主流と
思っていたが、嫌韓本などを見るとむしろ逆行している印象で心配だと警鐘
を鳴らします。また質問に、弱者への視点は盧武鉉大統領のころから芽生え
たようで、弱者の多い定住外国人に対する朴元淳ソウル市長の多文化家庭政
策もその流れにあるだろうと答えて終了しました。
※この放送はYouTubeの「のりこえねっとTube」で見ることができます。
https://www.youtube.com/user/NorikoeNetTube?feature=em-subs_digest
見逃した方はぜひご覧ください。
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●3.今後の反レイシズム情報
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★公式サイト 学習会カレンダーにも順次掲載致します!
http://www.norikoenet.org/workshop.html#callendar
★集会・デモ・カウンター・セミナーなどのお知らせを掲載します。
日時、会場、タイトル及び内容、主催者、主催者の連絡先などを400文字以
内で、お送り下さい。件名に「のりこえねっと通信掲載希望」と明記して下
さい。
1)東アジアに平和の海をつくる~
軍隊のない国家、平和への権利、ヘイト・スピーチ問題に 寄せて
日時:9月5日(金)14:00~16:30
場所:全国教育文化会館・エデュカス東京(有楽町線麹町駅徒歩3分)
住所:〒100-8111 東京都千代田区二番町12-1 全国教育文化会館エデュ
カス東京
講師:前田朗さん(東京造形大学教授、のりこえねっと共同代表)
参加費:1000円(青年・学生500円)
問合せ先:国民学校一年生の会(03-5942-5120 塚本)
2)関東大震災時朝鮮人虐殺 神奈川追悼会
日時:9月7日(日)10:00~11:30
会場:久保山墓地「関東大震災殉難朝鮮人慰霊之碑」前
(保土ヶ谷駅よりバス「久保山霊堂前」)
住所:〒220-0063 横浜市西区元久保町3-24
主催:真実を知り追悼する神奈川実行委員会(ファクス 045-942-7728)
3)男組・言論部プレゼンツ 「教育しばき」For the children, For the
future ~いじめ・レイシズムを乗り越えるワークショップ~
日時:9月11日(木)19:00~
場所:新宿・ネイキッドロフト(新大久保駅徒歩7分)
住所:〒169-0073 東京都新宿区 百人町1-5-1 百人町ビル 1
料金:予約¥1300 / 当日¥1500(飲食代別)※学割有り500円
予約はWEB予約、または電話で受付中 03-3205-1556
※お申し込みはこちらから→
http://www.loft-prj.co.jp/naked/reservation/reservation.php?show_number=501
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●4.今週のヘイト街宣・デモ Pick Up
カウンター行動(抗議行動)される際は、十分お気をつけ下さい。
経験が少ない方は、複数での参加をお勧めします。
1)日本が韓国を近代国家にしてしまったことを謝罪しよう!パレード4
●日時:9月7日(日)14:00~16:30
●集合場所:札幌市中央区大通西3丁目
●主催:そよ風北海道
※雪まつりの日に外国人排斥街宣などを行う人々です。ある意味聞くに堪え
がたいデモ・街宣を行います。
2)第二次朝鮮征伐・桜田秋祭り
●日時:9月7日(日)16:30~
●場所:水谷橋公園(銀座線 京橋駅 A2出口徒歩2分)
●主催:新社会運動 桜田修成
※昨年新大久保で、ひどいヘイトデモを繰り返した集団。カウンター行動が
予定されています。
3)第4回 拉致被害者奪還デモin名古屋
●日時:9月7日(日)15:30~
●場所:白川公園 噴水付近(名古屋市中区栄2)http://goo.gl/jBnMIv
●主催:ブルーリボンで繋がる市民の会
※拉致被害者をだし、ヘイトスピーチをすることが予想される。
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●5.新聞・雑誌記事・Webより
1)国連で辺野古議論 沖縄差別やめて工事中止を
琉球新報 社説 8月23日
国連人種差別撤廃委員会が開かれ、日本の人種差別状況についての審査の
中で、米軍普天間飛行場の移設に伴う名護市辺野古への新基地建設について
も議論が交わされた。委員から「地元に関わる問題は事前に地元の人たちと
協議して同意を得ることがとても大切だ」との指摘が出た。
仲井真弘多知事が埋め立てを承認したとはいえ、世論調査では県民の
74%が辺野古移設に反対の意思を示している。沖縄の民意と乖離(かい
り)した知事承認をもって、政府が海底ボーリング調査などの移設作業を進
めることは許されない。
委員会の場で日本政府の代表は「沖縄に居住する人や沖縄県出身者は憲法
の規定により法の下に平等だ。日本国民としての全ての権利が等しく保護さ
れている」と説明した。
日本の国土面積のわずか0・6%の沖縄県に在日米軍専用施設の74%が
集中している。もし政府が沖縄を「平等」に置き「全ての権利が等しく保護
されている」状態にあると主張するのなら、沖縄県内の在日米軍専用施設を
0・6%まで縮小し、残りの大多数の米軍基地を県外に移設するべきだ。
同委員会は2010年に日本政府に対する見解として「沖縄における不均衡
な米軍基地の集中が住民の経済的、社会的、文化的権利の享受を妨げてい
る」と指摘し、その権利の尊重のために日本政府が適切な政策を講じるべき
だとの勧告もしていた。
果たして政府は勧告に向き合ってきただろうか。むしろ正反対のことを実
行したではないか。辺野古で新基地建設を強硬に進め、現場海域では海上保
安庁が立ち入り制限区域外の船まで強制排除し、キャンプ・シュワブのゲー
ト前では機動隊が工事車両を進入させるために住民の抵抗を阻んでいる。米
統治下の沖縄で土地が強制接収された時の「銃剣とブルドーザー」に等しい
暴挙が再び行われ、県民の権利を侵害している事態は許し難い。
国連の国際人権規約の第1条にはこう書かれている。「全ての人民は自決
の権利を有する」。日本も1979年に条約を批准している。政府は沖縄の
自己決定権を尊重し、直ちに辺野古移設の工事を中止するのが筋だ。委員に
よる「住民の意思を尊重し、当然の権利を保障すべきだ」との声にこそ真摯
(しんし)に耳を傾けるべきだ。
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-230520-storytopic-11.html
2)在特会系政治団体、自民党のアイヌ侮辱発言擁護議員の選挙めぐる記事
を公開中止に
NAVERまとめ 8月26日
在特会系政治団体「俊傑憂憤の集い」が8月25日までに、団体ページの公式
サイトであるブログに掲載していた金子快之札幌市議の応援を行った川田た
だひさ市議(同じ自民党札幌市議)の選挙をめぐる記事を中止していたこと
がわかった。この問題は23日にツイッターで指摘されて発覚したものだ
http://matome.naver.jp/odai/2140902371055597801
3)広島土砂災害:空き巣で外国人犯罪の情報ない 広島県警
毎日新聞 8月26日
広島市北部の土砂災害現場で空き巣が発生したことについて、「外国人に
よる犯罪」と指摘する書き込みがインターネット上で広がっている。これに
対し、広島県警は26日、「外国人が逮捕されたとの話は聞いていない」と
否定した。
同県警によると、現場の一つである同市安佐北区可部東では災害発生直後
の20~21日、住民が避難したすきを狙って空き巣が2件発生した。また
安佐南区八木では21日、警察官を名乗る男女が民家を訪問したり電話をか
けたりして、住民に避難を促すケースも発生。県警は住民に戸締まりなどの
注意を呼びかけるほか、現場周辺のパトロールを強化している。
これに関して、短文投稿サイト「ツイッター」などのソーシャル・ネット
ワーキング・サービスでは21日ごろから、空き巣が特定の国籍の外国人に
よる犯行だと決めつける書き込みが続き、これを受けて「デマにだまされな
いで」との書き込みも増えている。県警広報課は「外国人の犯罪という情報
はない。26日現在、容疑者が逮捕されたという情報もない」としている。
http://mainichi.jp/feature/news/20140826mog00m040012000c.html
4)国連が法規制を求める「ヘイトスピーチ」は、もはや「ネットの娯楽」
では済まされない!
現代ビジネス 8月26日
8月20日から21日にかけて、国連人種差別撤廃委員会による「対日審査」が
スイスのジュネーブで行われ、在日韓国・朝鮮人(以下「在日朝鮮人」ある
いは「在日」と略)らに対する「ヘイトスピーチ」(差別・憎悪煽動)につ
いて「包括的な差別禁止法の制定が必要」とする日本政府への勧告案をまと
めた。今後、国連ではこの案を基にした「最終見解」を発表する予定だとい
うが、この対日審査が行われる直前の18日、一人の在日朝鮮人女性が大阪地
裁に訴えを起こした。
○レイシストの攻撃は最も弱い立場の者に集中する
在日一世の父と、二世の母を持ち、東大阪市に住む李信恵さん(43歳)。
現在はネットメディアを中心に活躍するフリーライターで、一児の母でもある。
訴えられたのは「在日特権を許さない市民の会」(在特会)と同会会長の桜
井誠氏(42歳)、そしてネットサイト「保守速報」の運営者だ。在特会と桜
井氏の実像については、安田浩一著『ネットと愛国』(講談社刊)に詳しい
のでそちらに譲るが、「保守速報」とは、「2ちゃんねる」の書き込みなど
をまとめてアップする、いわゆる「まとめサイト」である。
李さんの代理人弁護士によると、在特会や桜井氏らは少なくとも2013年1
月から14年7月までの約1年半にわたって、街頭やネット上で李さんに対する
差別的、侮蔑的発言を繰り返したという。原告側が収集した記録によると13
年5月5日、在特会が神戸の中心街、三宮で行った街宣(街頭宣伝活動)で桜
井氏は、李さんを名指しし、次のように発言している。
〈こちらはですね、李信恵さんを称える市民の会でございます。今日はよう
こそいらっしゃいました李信恵さんね。(中略)みなさん、ここにいる朝鮮
人のババアね、反日記者でしてね。日本が嫌いで嫌いで仕方ないババアは、
そのピンク色のババアです・・・〉
また保守速報は、「リンダ(筆者注:李さんのハンドルネーム)はシネ」
(13年10月25日)、「さすが朝鮮人?キチガイっぷりパネェwww」(13年11月
4日)、「韓国といえば汚物?汚物といえば韓国だろ?自らの出自を否定する
なよ」(13年8月25日)など、差別的表現で李さんを侮辱し、脅迫する投稿
の「まとめ」を、13年7月から14年7月までの約1年間に45本作成。このうち
李さんの名前が題名に入っているものは42本、また李さんの写真が添付され
ているものは33本に及んだという。
彼らの言動は、一人の在日女性を執拗に攻撃するヘイトスピーチそのもの
だが、李さんや代理人弁護士によると、在特会などのレイシスト(人種差別
主義者)の攻撃は、在日の中でも特に、李さんのような女性や、後述する京
都朝鮮学校の児童ら、最も弱い立場の者に集中するという。
女性や子供を好んで的にかける、その卑劣さには虫唾が走るが、李さん
は、彼らの差別的言動で、在日朝鮮人としての、また女性としての尊厳を傷
つけられたとして、在特会と桜井氏に約550万円、保守速報に約2,200万円の
損害賠償を求める名誉棄損訴訟を提起した。
(後略) (取材・文/西岡研介)
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/40244
5)<ヘイトスピーチ>9割問題視 規制求める声も 全国アンケート
毎日新聞 8月28日
在日韓国・朝鮮人など特定の民族や人種の差別をあおるヘイトスピーチ
(憎悪表現)について、毎日新聞が47都道府県と20政令市に対し、規制
の必要性などを問うアンケートを実施したところ、約9割がヘイトスピーチ
を問題視し、そのうち約4割が何らかの規制が必要だと考えていることが分
かった。ヘイトスピーチへの対応を巡る自治体の全国調査は初めて。対策を
検討中か検討したいとする自治体も約2割あったが、大半は「国レベルの規
制が重要」として、自治体独自での対応は想定していない現状も明らかに
なった。
【ヘイトスピーチを巡る47都道府県、20政令市の対応】
アンケートは今月、択一式と自由記述式で実施。政治家や首長からも法規
制を求める声などが相次いでいる実情を踏まえ、ヘイトスピーチが広がる現
状についての認識▽規制の必要性の有無▽自治体としての特段の対応--など
について聞いた。
それによると、現状認識については、全67自治体のうち、59自治体が
「問題だ」と回答。「恥ずべき行為」(札幌市)、「人々に不安感や憎悪感
を与え、差別意識を助長させ、決して許されることではない」(徳島県)な
どと断じる声が大半を占めた。
また、28自治体が「規制が必要」と回答し、「規制は必要ではない」は
ゼロだった。しかし、「ヘイトスピーチの定義がはっきりしていない」(愛
知県)との指摘や、「憲法に保障された表現の自由との関係もある」(栃木
県)との懸念も多く、「分からない」などと明言を避ける自治体が39に
上った。
自治体としての独自の対応については、首長が検討を表明している東京都
や大阪市だけでなく、「ヘイトスピーチを繰り返す団体に対しては公共施設
等の使用禁止も考えられる」と回答したさいたま市など計13自治体が検討
中または検討したいとした。ただ、残る約8割は「実際の被害などの発生を
把握していない」(名古屋市)「対策を検討する状況にない」(熊本市)な
どと、消極的な回答にとどまった。
その上で、本来あるべき法規制の在り方を聞いたところ、「自治体レベル
では困難」(鳥取県)「自治体が個別に判断するものではない」(北九州
市)などと政府主導の規制を求める内容が大半を占めた。
◇施設の貸し出し拒んだ事例も
各自治体の対応を巡っては、条例を設けるなどしてヘイトスピーチそのも
のを規制しているところはないが、在日コリアンらの排斥を掲げ、ヘイトス
ピーチを繰り返す団体に対し、施設の貸し出しを拒んだ事例はある。
山形県は2013年6月、メンバーが09年に京都朝鮮第一初級学校(当
時)に押し掛け、逮捕・起訴された「在日特権を許さない市民の会」(在特
会)が県生涯学習センターで講演会を開催しようとした際、「(図書館が併
設され)児童生徒が出入りする施設」であることなどを理由に貸し出しを拒
否した。指定管理者として県から運営を任されている県生涯学習文化財団は
「施設の管理要綱と県条例から総合的に判断し、思想や信条で断ったわけで
はない」としている。
また、大阪府門真(かどま)市も今年5月、いったんは在特会に認めた市
民文化会館の使用許可を取り消した。予定していた講演内容に差別的な表現
が含まれたことから、会館条例などに照らし「公の秩序または善良な風俗を
害する恐れがある」と判断した。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140828-00000007-mai-soci
6)HAPPY動画:日本と韓国、中国の若者が笑い踊る姿人気
毎日新聞 8月28日
特定の民族や人種などに対する差別をあおるヘイトスピーチ(憎悪表現)
にストップをかけようと、国同士の関係がきしむ日本と韓国、中国の若者が
笑顔で踊り継ぐ動画「日中韓HAPPY」を立命館大文学部4年、冨田(と
みた)すみれ子さん(22)が製作した。動画投稿サイト「ユーチューブ」
に7月にアップすると、アクセス数は既に13万8000回を突破。世界か
ら注目が集まっている。
動画は、米国の音楽プロデューサー、ファレル・ウィリアムスのヒット曲
で、人々が笑顔で踊るミュージックビデオで知られる「HAPPY」をカ
バーしたもの。世界各地で数多くのご当地HAPPYが製作されている。
大阪で生まれ育った冨田さんは、小さい頃から在日コリアンの友達が多
かった。昨年以降、コリアンタウンの鶴橋や梅田駅前で在日コリアンらへの
ヘイトスピーチを見かけるようになり、「朝鮮人を殺せ」などと叫ぶ姿に怒
りと悲しみがこみ上げてきたという。
そんな時、インターネットで「HAPPY」に出会った。福島バージョン
では、東京電力福島第1原発事故に苦しみながらも、笑顔で懸命に踊る被災
者の姿に、たくましさや生きる希望を感じた。国同士が良好な関係にあると
はいえない日中韓の若者が仲良く踊る姿を広めれば、差別や憎しみにあふれ
たヘイトスピーチもなくなるかもしれない。そう思った。
「一緒にHAPPYを作ろう」。今年5月末ごろ、大学に通う日中韓の学
生に声をかけた。断られるかと不安だったが、ほとんどの学生が快諾してく
れた。照れくさそうに即興で踊ったり、浴衣やチャイナドレス、チマチョゴ
リで登場したりする学生も。海外で暮らす中韓の友達にも動画を送ってもら
い、1カ月半で約100人分の動画を集めた。
楽しく踊ることに国籍や人種は関係ないと伝えるため、3分55秒の動画
の中に国旗やテロップは一切登場しない。当初は、動画のコメント欄に「ふ
ざけるな」「日本から出て行け」といった批判も届いたが、一方で「勇気づ
けられた」「wonderful(素晴らしい)」というメッセージも世界
中から届いた。
動画の製作後、友人の間でもヘイトスピーチや日中韓問題を語り合う機会
が増えた。「問題意識を持ってくれたことがうれしい。簡単ではないけれ
ど、一人一人が人間として認め合い、語り合うことができれば、きっといい
未来につながっていく」。そう信じている。
http://mainichi.jp/select/news/20140828k0000m040174000c.html
7)在特会が原発事故避難民を非難するデモを福島で開催予定 ネットで批
判殺到
NAVERまとめ 8月28日
東京電力福島原発事故によって避難を余儀なくされている「プロ避難民」を
糾弾するデモが8月31日、在日特権を許さない市民の会の福島・宮城・山形
の東北3支部共催で行われることがわかり、ネット上では批判が相次いでいる。
http://news24.jp/articles/2014/08/30/10258130.html
※このデモは、批判の集中の結果、中止となりました。(引用者注)
8)<自民PT>ヘイトスピーチ対応必要 国会周辺デモ規制も
毎日新聞 8月28日
自民党の「ヘイトスピーチ対策等に関する検討プロジェクトチーム」
(PT、座長・平沢勝栄政調会長代理)は28日の初会合で、特定の民族や
人種の差別をあおるヘイトスピーチ(憎悪表現)に対し、法規制も含む対応
が必要との認識で一致した。一方、国会周辺での大音量の街宣活動やデモに
対する規制も今後、議論の対象にすることを決めた。
高市早苗政調会長は会合で「どの国であれ、特定の民族や国家をひぼう中
傷するのは大変恥ずかしい」と強調。2020年の東京五輪開催も見据えて
対応を検討する考えを示した。
一方、PTは国会周辺の保守派による街宣活動や「週末の首相官邸周辺の
活動」(出席議員)について、国会や外国公館近くで大音量での街宣を規制
する「静穏保持法」の運用が適切かどうかを検証する方針を決めた。
国会周辺では、毎週金曜の反原発デモのほか、集団的自衛権の行使容認や
特定秘密保護法に反対するデモなどが行われている。静穏保持法には「表現
の自由」に配慮する規定があり、警察庁は会合で、検挙件数が年間1件程度
にとどまると説明。高市氏は「電話の声も聞こえず、仕事にならない。批判
を恐れず議論を進めたい」と述べたが、出席者からは慎重意見も出た。
民主党の大畠章宏幹事長は28日の記者会見で「ヘイトスピーチとデモで
は性格が違う。デモは政治に意思を表現する手段だ」とけん制した。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140828-00000123-mai-pol
9)国連委“慰安婦”“ヘイト”で日本に勧告
日テレNEWS24 8月30日
国連の人種差別撤廃委員会は29日、日本政府に対して、いわゆる従軍慰
安婦問題についての調査や当時の責任者の処罰などを求める勧告を初めて発
表した。
この委員会は人種差別撤廃条約の履行状況を点検するもので、各国の専門
家で構成されている。委員会は29日従軍慰安婦問題について、調査と当時
の責任者の処罰、さらに元慰安婦らに対する補償や誠意ある謝罪などを行う
よう、日本政府に対して求める勧告を発表した。勧告に法的な拘束力はない
が、条約批准国として定期的な報告が求められる。
また、民族や人種に基づく差別をあおる「ヘイトスピーチ」についても、
撲滅のために法的な規制も含む適切な対応をとるよう日本に勧告した。
http://news24.jp/articles/2014/08/30/10258130.html
10)「ヘイト」規制 国会デモにも広げる愚
中日新聞<社説> 8月30日
政権批判は耳が痛くても、民の声に耳を傾けることこそ政治家の仕事では
ないのか。人種差別的な「ヘイトスピーチ」規制に便乗した国会周辺のデモ
活動への規制強化は、民主主義を危うくする。
国会周辺のデモに対する規制強化を検討し始めたのは自民党のプロジェク
トチーム(PT)だ。もともと、ヘイトスピーチ(憎悪表現)への対応を検
討するために置かれたが、高市早苗政調会長は二十八日の初会合で、国会周
辺の大音量のデモや街頭宣伝活動についても「仕事にならない」として、規
制強化を検討するよう求めたのだ。
国会周辺では毎週金曜日、複数の市民グループによる「首都圏反原発連
合」が活動している。原発再稼働や特定秘密保護法、集団的自衛権の行使容
認などへの反対を訴えてきた。
政権側には耳障りだろうが、デモは有権者にとって意思表示の重要な手段
だ。集会、結社や言論、出版などの表現の自由は憲法で認められた国民の権
利でもある。侵すことは断じて許されない。
そもそも国会周辺のデモは「国会議事堂・外国公館等周辺地域の静穏保持
法」や東京都の条例で規制されている。厳重な警備の中でも行われているの
は、法律や条例に違反していないからだろう。
実際、警察庁も自民党に対し、静穏保持法による摘発は年間一件程度と説
明した、という。
そのデモ活動と、国連人権規約委員会が日本政府に差別をあおる全ての宣
伝活動の禁止を勧告したヘイトスピーチとを同列で議論することが認められ
るはずがない。
ヘイトスピーチの放置は許されないが、法規制には慎重であるべきだ。治
安維持を名目に、表現の自由など人権が著しく蹂躙(じゅうりん)された歴
史的経緯があるからだ。
自民党の石破茂幹事長はかつて国会周辺でのデモ活動をテロ行為と同一視
する発言をして陳謝した経緯がある。同党の憲法改正草案には表現の自由よ
りも公益や公の秩序を優先する規定まである。
表現の自由に枠をはめたいというのが自民党の本音なのだろう。在日外国
人の人権を守るという理由で、政権批判まで封じ込めようとしているのな
ら、悪乗りがすぎる。
差別的な言論や表現をなくし、在日外国人らの人権を守り抜くために、品
位ある国民としての英知を集めたい。指導者たる者が国家や民族間の対立を
あおる言動を慎むべきことは、言うまでもない。
http://www.chunichi.co.jp/article/column/editorial/CK2014083002000096.html
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●6.署名のお願い
1)アイヌ民族へのヘイトスピーチを撤回しない
札幌市議会議員 金子やすゆきに対する議員辞職勧告決議を求めます
「アイヌはいない。利権を行使しているだけ」というツイッターの暴言に
対し、札幌のカウンター勢とC.R.A.C.が協力して署名活動を行っています。
24日から開始して、30日現在すでに15,000筆に届く勢いです。
札幌市議会の自民会派は28日(木)に会派離脱勧告を行いましたが、本人は発
言を撤回していません。国連人種差別撤廃委員会勧告でも「政治家公務員の
ヘイトスピーチについて憂慮する」となっており、これを許すことはできま
せん。
市議会の会期は9月22日から11月6日までです。
ネット署名ですが、印刷すれば請願署名になります。第一弾を今週中に、
残りを会期に合わせて提出したいとの呼びかけがありました。皆様のご協力
をお願いします。
http://t.co/7vPNkBCWsm
2)ヘイトスピーチNPO「特定非営利活動法人外国人犯罪追放運動」の市民
への説明要請およびその認証取り消し
「日本の法律を破る不法滞在外国人などの追放を主張し、被害者を応援す
る」との目的で設立された団体ですが、実態は民族排外主義の主張のもと、
ヘイトスピーチ(差別憎悪扇動)を繰り返す悪質な右派団体です。これまで、
ナチスのハーケンクロイツの旗を押し立てるなどして、聞くに堪えないヘイ
トスピーチデモを主催し、各地で街宣活動を繰り返しております。そのた
め、同団体は海外のメディアからは日本のネオナチ団体と広く報道されてお
り、人種・民族差別などに反対する日本国や東京都のイメージを著しく損
なっております。
東京都はこのような反社会団体のNPO認証を取り消すよう求めるものです。
http://urx.nu/btAC
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●7.国連人種差別撤廃委員会勧告に関するのりこえねっとアピール
8月29日に出された、国連人種差別撤廃委員会勧告に関して、のりこえ
ねっとでアピールを発表しました。「私たちは、この勧告を歓迎し、ヘイト
スピーチとレイシズムをのりこえる運動を一層強力に推し進めるものであ
る」ことを簡潔に述べております。
アピール全文はのりこえねっとのHPに掲載していますので、ぜひご覧ください。
http://www.norikoenet.org/news.html#kokurenjinsyusabetuteppai
――――――――――――――――――――――――――――――――――
●8.編集後記
先週2回ほど学生の皆さんにヘイトスピーチに関して、お話しする機会が
ありました。その中で共通して出た質問・意見は、「在特会のヘイトスピー
チはひどいけれども、カウンターの『レイシストは●●に叩き込め』も同じよ
うにひどく思える」。私は「実際にいじめにあっている人がいても、10メー
トル先からいじめをやめろと叫んでも、いじめは止まらない。実際に体を
張って『いじめるんじゃない』と割って入らなければ止まらない。それと同
じことだ」と言いましたが、それで通じたかどうか、不安です。ヘイトス
ピーチの本質的問題点を伝えることのむずかしさを改めて感じた次第です。
(か)
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■のりこえねっと通信 0044号 2014年9月1日発行
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