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出っ歯と言われ馬鹿にされた思春期。執念のコンプレックス克服まで[体験談]

2016/02/19 22:00 投稿

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小さい頃から私は父に「お前の顎は小さいのに、歯が大きすぎるから口の中で歯が並びきってないじゃないか」と何度も言われ続けてきました。

その様な指摘をされても、当時の私は歯列矯正などの知識もなくどうすればいいのか、ただ漠然とその指摘を受け止めることしかできませんでした。 重ねて、小さな頃の私の歯は虫歯だらけ。

痛い思いを何度となくしてきたため、とにかく歯医者に通うのが大嫌いで仕方がありませんでした。

今となっては、大きなコンプレックスのきっかけとなる、前歯の神経を抜かなければいけない程の大きな虫歯を治療したのもこの頃です。

初めての彼氏

大学生になった頃、初めて彼氏ができました。

彼とはとても仲良しだったのですが、付き合いが長くなるにつれ「〇〇ちゃんて、歯が出てるよね」と言われるようになりました。

そして彼は「でも俺は〇〇ちゃんの出っ歯が気に入っている」とも。

そのときの私は、欠点を指摘しつつも、そこがチャームポイントだと言ってくれる彼がとても優しい人だと思っていました。

彼とは共通の友人も多く、グループで遊ぶこともあり、ことあるごとに彼氏がネタにするわたしの出っ歯はそのグループ内でも広まるようになりました。

ある日、私は街中でいわゆるスカウトをされたのですが、そのことをグループ内の男友達に報告すると「その出っ歯で? ありえない」と笑われたのです。

鈍感な私はそのときになって初めて、実は自分の出っ歯が馬鹿にされている事を感じたのです

コンプレックスの芽生えと彼の本心

それ以来、自分が写る写真を見るのが憂鬱になり、自分の出っ歯が恥ずかしくて仕方がありませんでした。

ある日、彼氏が徐ろに私の口元を隠しこう言いました。

「口元を隠すと凄い美人に見えるねー。でも俺は出っ歯でも〇〇ちゃんが好きなんだよ」

そのときに悟ったのですが、彼氏にとっても私の出っ歯はチャームポイントでも何でもなく、欠点でしかなかったのです。

結局、出っ歯のコンプレックスを植え付けたのは、紛れもなく私の出っ歯が好きだと言っていたはずのこの彼でした。

そして、私はいつかこの歯を治そうと決心するのです。


失恋をバネにして
 


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