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美肌作りにかかせない、ヒアルロン酸とコラーゲンの違いって?

2016/01/11 18:00 投稿

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美肌づくりに有効な成分のなかで特に有名なのが、ヒアルロン酸とコラーゲン。

「ヒアルロン酸配合」や「コラーゲン配合」という言葉はよく聞くものの、ヒアルロン酸とコラーゲンの違いはなんなのかはっきりと答えられる人はあまりいないのではないでしょうか。

ヒアルロン酸とコラーゲンは生成場所やはたらきなど似ているところも多々ありますが、実は本質的にはまったく異なる物質なんです。

ヒアルロン酸とは?


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ヒアルロン酸とは、ムコ多糖類とよばれる物質の一種。

とても保水力が高い成分で、なんと1グラムあたり6,000ミリリットルもの水分をたくわえることができるんです。

ヒアルロン酸はわたしたち人間の身体の中にも存在していて、肌にうるおいをあたえたり、関節の潤滑剤になったり、眼の乾燥を防いだりといったさまざまな役割を果たしています。

コラーゲンとは?


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コラーゲンはたんぱく質の一種で、主に細胞と細胞をつなぎ、組織を支える役割を担っています。

ヒアルロン酸同様、人間の身体の中にもコラーゲンが存在しています。しかもコラーゲンの量は体内のすべてのタンパク質のうちの約30%にも及ぶそう

コラーゲンは、皮膚や筋肉、内臓、骨、関節、目、髪などあらゆる全身の組織に含まれているんです

ヒアルロン酸とコラーゲンの違い


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そんな、ヒアルロン酸とコラーゲンの大きな違いは、ヒアルロン酸がムコ多糖類であるのに対してコラーゲンはたんぱく質だという点。

ムコ多糖類というのは、細胞のまわりに存在している水分を豊富にたくわえた粘液性の物質で、細胞をなめらかに覆い、生物の体のみずみずしさを保ってくれるものです。

ムコ多糖類のひとつであるヒアルロン酸も例外ではなく、高い保水力をもっています。

一方コラーゲンには保水力はありません。ただ、強い弾力のある繊維状の組織で細胞のまわりに骨格構造を形成しており、細かい骨組みによって体を内側から支えてくれている大切な物質です。

細胞間にはりめぐらされたコラーゲンの網の目のあいだをヒアルロン酸が水分で満たしているようなイメージです。

ヒアルロン酸やコラーゲンが不足するとどうなるか


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ヒアルロン酸が不足すると、

  • 肌のうるおいが失われ、乾燥肌や肌荒れの原因になる
  • 潤滑液が失われ、関節が痛くなる
  • 眼が乾きやすくなる

などの不調が起こります。

一方、コラーゲンが不足すると、

  • 肌のハリが失われ、しわやたるみが生じやすくなる
  • 関節の動きが悪くなる
  • 角膜炎など目の病気になりやすくなる
  • 髪、歯茎、爪、骨、内臓、筋肉、血管などが劣化する

という状態になってしまうことも。

ヒアルロン酸もコラーゲンも加齢や食生活の乱れで体内での生成量が減少します。ヒアルロン酸不足は人間の身体に渇きをもたらし、コラーゲン不足はあらゆる身体組織の劣化を促してしまいます。

とくに人体を細胞レベルで支えるコラーゲンの欠乏は、命にかかわる深刻な事態を招く可能性もあるんです。

ヒアルロン酸の補給法4つ


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ヒアルロン酸を取り入れる方法はさまざま。

ヒアルロン酸不足にならないように、さまざまなヒアルロン酸の補給方法を知っておきましょう。

ヒアルロン酸の補給法1:食品


ヒアルロン酸が豊富に含まれる食品(鶏の軟骨、鶏手羽、豚足、鮭やカレイ、魚の目、フカヒレ、うなぎ、山芋、オクラ、納豆、もずくなど)はありますが、食べると身体のなかで分解されてしまうんです。

だから、ヒアルロン酸そのものが含まれる食品よりも体内でのヒアルロン酸生成を促してくれる食品を積極的に摂るようにするとよさそう。

また、ヒアルロン酸を生成する細胞のはたらきを阻害する活性酸素に対抗するため、抗酸化力の強いビタミンCやポリフェノールの含まれた食品や水素水などを摂取するのがおすすめです。

ヒアルロン酸の補給法2:サプリメント、栄養食品


ヒアルロン酸の経口摂取による効果はまだ実証されていないよう。

経口摂取によるヒアルロン酸の補給は体内で分解されてしまうので無意味だという声もありますが、効果を実感しているという人もいるようです。

ヒアルロン酸の補給法3:ヒアルロン酸配合化粧品


肌をうるおすヒアルロン酸を生成しているのは皮膚の深層にある真皮層ですが、ヒアルロン酸が配合された化粧水などを塗っても、皮膚の上からまで真皮層までヒアルロン酸を浸透させることはあまりできません。

ただ、肌の表層に水分をとどめ、肌内部の水分が蒸発するのを防いでくれる効果は期待できるでしょう。

ヒアルロン酸の補給法4:ヒアルロン酸注射


顔のしわやたるみなどの加齢による肌のトラブルをピンポイントで解消したいなら、ヒアルロン酸注射を打つのがいいかも。

ヒアルロン酸は徐々に体内で吸収されてしまうので効果は一時的ですが、肌の真皮層に直接ヒアルロン酸を補給することが可能です。

コラーゲンの補給法4つ


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コラーゲンの補給法もヒアルロン酸の補給法とほとんど同じ。

適度に摂取することを心がけましょう。

コラーゲンの補給法1:食品


ヒアルロン酸が含まれている食品同様、コラーゲンそのものが含まれる食品よりも体内でのコラーゲン生成を促してくれる食品を積極的に摂るようにするといいでしょう。

大豆食品や卵、乳製品などの良質なたんぱく質をつくる「必須アミノ酸」と「ビタミンC」が豊富に含まれた食品を摂取することで、コラーゲンを生成するための材料を供給し、体内での生成量を増やすことができます。

コラーゲンの補給法2:サプリメント、栄養食品


コラーゲンのサプリメントや栄養食品もヒアルロン酸同様、経口摂取による効果は実証されていないようです。

コラーゲンの補給法3:コラーゲン配合化粧品


肌にハリを与えてくれるコラーゲンを生成しているのも皮膚の深層にある真皮層ですが、コラーゲンが配合された化粧水などを塗っても真皮層までコラーゲンを浸透させることはほとんどできません。

ただ、肌の表層に水分をとどめ、肌内部の水分が蒸発するのを防いでくれる効果は期待できます。

コラーゲンの補給法4:コラーゲン注射


顔のしわやたるみなど、加齢による肌のトラブルをピンポイントで解消するなら、コラーゲン注射を打つという手も。

ヒアルロン酸注射同様、徐々に体内で吸収されてしまうので効果は一時的ですが、肌の真皮層に直接コラーゲンを補給することが可能です。

ただ、注入材に動物由来のコラーゲンを使用する場合、アレルギーを生じる可能性があるのでかならず事前に検査を受けましょう。

ヒアルロン酸とコラーゲンを効果的に摂取して健康な体づくりを


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ヒアルロン酸とコラーゲンはいずれも体をすこやかに保つために重要な成分で、どちらか一方を欠いても体が不調になることも。

ヒアルロン酸やコラーゲンの欠乏をふせぐために、食品やサプリメント、化粧品などで補給をかかさないようにしましょう。

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