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社会不安障害を抱えながら仕事をすることは、大変なことです。
でも、職場の上司や同僚の理解を得て、働き方をちょっと変えてみるだけで、心身ともに楽に仕事を進めることができるようになります。
今回は、社会不安障害を抱える人が仕事がしやすい環境を整えるための方法をくわしくご紹介します。
周囲の理解を得る
社会不安障害の人が安心して仕事をするためには、まず周囲の理解を得ることが大切です。
病気を告白することは、とても勇気のいることですが、告白したことで心の重しが軽くなり、前向きに仕事に取り組めるようになります。
また、周囲も病気のことを知り、最適な対応を考えることができます。
職場で社会不安障害を告白するメリット
職場で社会不安障害であることを告白するメリットは、いくつかあります。たとえば、
- 一定期間、苦手な仕事を免除してもらえる
- 緊張する場面に出る回数を調整してもらえる
ということ。
一定期間、苦手な仕事を免除してもらえる
社会不安障害のひとつである電話恐怖症の人の場合、電話が鳴るだけで緊張し、心身の具合が悪くなってしまうことがあります。
しかし、周囲の理解を得ることで、一定期間、電話を取る仕事を免除してもらうことができるかもしれません。こうした対処ができれば、症状の悪化を抑えることができます。
また、電話を取らなくてもいいという安心感から、徐々に電話の音に慣れ、緊張しにくくなることも。
緊張する場面に出る回数を調整してもらえる
他にも、たとえば会食恐怖症の人の場合、参加できそうな会食のみ参加するという周囲の理解があれば、症状悪化を抑えることができます。
会食恐怖症を患っている私の場合、以前働いていた職場で会食に参加するときは、管理職が集まるテーブルに座らないよう調整してもらいました。
それ以外の仲のいい先輩、同僚、後輩のいる席なら、会食恐怖症の症状がひどくならなかったためです。
これはとても効果があり、会食に参加できたという達成感から、症状は少しずつ落ち着くようになりました。
職場で社会不安障害を告白するデメリット
しかしすべての人が、社会不安障害のことを理解してくれるとは限りません。
病気だなんてうそではないか、自分に甘いだけではないか、などとと思う人も出てくるかもしれません。
告白したことで、そんな精神障害に理解の無い人からの風当たりが強くなり、病気であることを告白する前とは違った働きにくさを感じることも。