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「老婆」と陰口を言われるほどの老け顔で、14年間悩み続けた今の私[体験談]

2016/07/12 20:00 投稿

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私は現在29歳の独身女性です。

15歳、高校1年生の頃から私の顔にしわ、たるみ、ほうれい線が出てきました。

14歳、中学生まではそんなに顔の肌トラブルもなかったのです。

ニキビはちょこっと出来るものの、オロナインを塗っていれば数日で治る程度でした。

しかし15歳になった頃から段々と目尻や唇の横に薄っすらと縮緬しわが出来たり、頬がたるみ、鼻の両横には濃いほうれい線が出てくるようになったのでした。

何だか周りのクラスメイトよりも老けている気がする、と思いつつも、どうしたらいいのか解りませんでした。

学校は校則が厳しかったのでメイクは出来ず、この衰えた肌を晒しているのがとても苦痛だったのです。

あだ名は不名誉な「老婆」

私は派手な生徒ではなく、どちらかといえば校則をきっちり守ってスカートも膝下、メイクも染髪も全然しない大人しい生徒でした。

派手目なクラスメイトの中には校則を破ってメイクや染髪をする人もおり、そういう人を見ては「私もメイクしたらこの顔を隠せるのかな」と羨んでいたのです。

そこでお小遣いを貯めてファンデや下地クリーム等を買って、初めてメイクしてみました。

しかし下手なりに頑張った結果が、下地クリームやファンデのせいで余計に目立つしわでした。

頬のたるみやほうれい線は、メイクではどうしても隠せなかったので、元のメイクしていない顔より酷くなってしまったのです。

それでも諦めきれずにメイクを練習して、少しはマシになっただろうと思った時にメイクをしたまま出かけてみました。

でも外出先でクラスメイトと遭遇し、その後友人から「○○ちゃん、○○とか○○さんから老婆って陰口言われてるよ」と教えられたのです。

どうやら外出先で会ったクラスメイトが面白おかしくメイクをした私の顔の事を言って、しわやたるみ、ほうれい線の目立つ顔を「老婆みたいだ」と噂したらしいのです。

もう本当にショックで、胸が張り裂けそうな程痛くて堪りませんでした。

老婆と噂されたのはどうやらその時だけのようで、表立っていじめられたりはしなかったです。

けれど、一度でも人からそういう風に笑い者にされると、すっかり人が恐くなってしまいました。

暗黒の高校時代、そしてぼっち大学生時代

高校生の時にそんな事があり、それ以来すっかりメイクはしなくなりました。

何か目立った事をしたらまた嫌な事を言われる、そう思ってひっそり生きて行こうと思ったのです。

私に「老婆」と言ったのは派手目な生徒ばかりの目立つグループの人達らしく、そういった人が苦手になってしまいました。

そして写真も大嫌いで、プリクラも写メもビデオも自分の顔が写る物は本当に嫌いになったのです。

大学生になってからも殆どの日をマスクで過ごし、鼻から下を隠していました。

マスクがあればほうれい線もたるみも見えませんし、目尻のしわは前髪で、口元のしわはマスクで隠れているので、気が楽だったのです。

講義では特にマスクを取れと言われる事もなく、友達も作らずにぼっちで過ごしていました。

友達を作ればずっとマスクをしている事を何か聞かれるかもしれない、もし食事へ行けばマスクを外さなければならないからと、それならぼっちでいいと思ったのでした。

でもいつまでもそうやって隠していられません。

就職活動をしなければならない時期がやってきたのです。

就職活動は上手くいきませんでした






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