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かぎりなく一重に近い奥二重かつアイプチは苦手な私が、楽しく生きるべくプチ整形をした体験談です。

まぶたの他にも多毛や骨格や肌荒れなどいろんなコンプレックスを持っていましたが、より身近なプチ整形にスポットライトを当ててお話しさせていただきます。

『 韓国人か中国人だと思ってたよ』

わたしが高校に入学し、ブラジル人の友人に言われた第一印象です。

どこが?と聞いたら案の定目元と言われました。日本人のグループにいたにも関わらず日本人に見られないって…と思ったものです。

言われてみればふと鏡を見たときに映った自分の顔を見て驚愕することがよくありました。

不意打ちでとられた写真などもそうです。

目つきが悪い。なんだか目が座っている。自分の思い描いている自分の顔と違うんです。

可愛い顔をしているつもり、笑っているつもりなのに目が座っている、こんなに悲しいことはないですよね。

人に指摘されたことはないのですが、思春期にはいる中学生あたりから気になり始めたまぶた。

周りの女の子たちにならって、アイプチ、アイテープ、各商品を試してみたものの、目がかゆいときにこすれないし、まつげはくっつくし、湿度が高いとはがれてべたべたするし…デメリットが多すぎる…と毎日二重にすることができませんでした。

綺麗な二重の友人に嫉妬をして、思い通りにならない自分のまぶたにがっかりしたものです。

肌がきれいじゃないとアイシャドウものらないし、一重の化粧法もなかなかあてにならないんですよね。

二重の子に化粧をしてもらってへんな目元になるっていうのは一重あるあるだと思います。

『一重でも美人はいる』それはそうだがすくなくとも私はそれではないし、『今のままでもかわいいと思うけど』なんてありがたい言葉ではあるが、所詮美なんてものは自己満足の世界なのでなんの救いにもならなかったのです。

わたしだけ目元が薄い

数年続けることになるコスプレと出会ったのは高校を卒業して上京した18歳の時でした。

イベントなどに行くのではなくコスプレしてカラオケでワイワイする、といったオフ会に参加していました。

それでも作品の併せや、仲のいい人同士で写真を撮ったりすることが多々ありました。

化粧に疎いわたしはアイラインとマスカラとアイプチくらいでコスプレしていました。(今思うとコスプレと呼ぶにはひどいものでしたが…)

周りにいるのはみんな20代のお姉さま達。もちろんお化粧もばっちりの綺麗な方々でした。

その集まりの中で最年少だったわたしはみなさんに可愛がっていただいて、併せなどさせていただいていたのですが、完成した写真をみせてもらって苦笑い。

目、うっす!!!かわいくない!!元キャラに全然似てない!!!

アイプチは熱気や汗ですぐにはがれてしまい、写真を撮るころにはまぶたは落っこちてきてしまっていました。

周りのお姉さま達とは程遠いクオリティに、自然と目つきが鋭くても似合いそうな男装などに移行していきました。

心の中ではかわいい女の子のキャラがやりたいと思っていても、鏡を見ると嫌になってしまっていたのです。

毛深いのはしっかり処理をすれば大丈夫。骨格も衣装でカバーすれば大丈夫。

でも化粧が下手ではこの重たい瞼はごまかせない。

かわいいといってもらえていましたが、それは今思うと年下の女の子だったからだろうなあと思います。

女性のかわいいは信用するべからず。と今でも心に刻み込まれています。


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