MAAレクリエーションレポート

MAA設立5年、総括と展望と。

2021/04/24 16:00 投稿

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 新型コロナウイルスのパンデミックによって世界中の人々の営みに甚大な影響を与えている昨今、MAAにとっても試練の期間となりました。各種レクリエーションを再開するにあたってはまだ時間が必要な状況に変わりありませんが、ひとまず理事長として昨年度総括と今年度以降の展望について記しておきたいと思います。本記事の対象については、これまでの各レクリエーションレポートと同様に会の内外を問わない内容とします。

 まずはじめにですが、MAAの主たる活動である文化レクリエーションが開催できない現状にあっても会を支え続けて下さっている会員の皆様に心からの御礼を申し上げたいと思います。特に事務局の皆様には貴重な時間を頂戴し、お持ちの思案・経験・スキルを発揮され、各種対応にご尽力を頂いており感謝の言葉もありません。本当にありがとうございます。
 本会も4月9日で設立5年目に入りました。法人登記前に会の運営についてのヒアリングを渋谷で行ったことが昨日のことのように思い出されます。当時ご参加下さった方々が一人残らず現在も会員でいて下さることが夢のようでもあります。全てが手探りの中、会員の皆様に対して至らぬ点があることやその他のご不満も少なくないはずと考えていますが、会の主旨をご理解の上で変わらぬ友誼を結んで頂けていることに重ねて感謝申し上げます。

 さて、コロナ禍で過ごした昨年度の総括ですが4月の総会が延期になって以来、上半期は会としての身動きが取れない時期が続きました。全国的に緊急事態宣言が発令されるなど社会情勢が刻々と変化し、計画していた各種レクリエーションの開催が軒並み中止に。世間的にも全く文化施設の開場や催事が営める状況ではなく、そもそも人が集うことがNG化され始めてもいましたね。東京五輪延期という大きな判断を考えれば、その他の軽々しい動きを慎まなくてはならないという雰囲気が社会的にも大勢を占めていたものと思われます。この頃くらいからZoomをはじめとしたwebを活用する行事が急拡大してきたのを覚えています。
 
 下半期もパンデミックの様相は上り下りはあるものの、今日に至るまでその脅威は去っていません。伝統になりつつある本会の全国レクリエーション(及び第4回総会)の開催も危ぶまれておりましたが、時期的に運よく警戒度の高くないタイミングにも当たっておりコンパクトに開催することができました。食事や宿泊を個別に行うという過去に例のない何とも寂しいものでしたが、名古屋城孔雀之間で会員の皆さんと顔を合わせることができた喜びはひとしおでありました。その後、宿泊先でZoomを活用して当日不参加の会員の皆さんとの交流ができたことも深く思い出に残っています。明けて2日目はトヨタ産業技術記念館でのレクでした。私はこの日に所用があって参加できず大変残念だったのですが、行かれた皆さんはとても充実した時間となったようで改めて文化レクリエーションの意義というか価値というか、代えがたいものがあるということを再確認したような気がします。

 年度を通して見ると、インターバルレクリエーションとして初のリアルとネットのハイブリッド企画「国立西洋美術館訪問×ニコ美鑑賞×意見交換会(Zoom)」を企画してみたり、オンライン交流会(MAA暑気払い・飲み会)を開催したりしながら、コロナ禍での運営に四苦八苦しながら進んできた1年でありました。この経験は必ずや今期以降のMAAの運営向上に寄与するものと信じます。「臨機応変」という概念をこれほどまでに噛み締めた年はありませんでした。

 未だ終わりの見えないコロナ禍の状況ではありますが、今年度の企画を事務局にて検討を進めて設定を行いました。会員の皆さんはMAAインフォからイベントカレンダーをご覧下さいませ。上半期は特にネット上で完結する内容を揃えております。インターバルレクリエーションが中心ですがこうした社会状況でなければ間違いなくプランに上がらない内容のものもあって、個人的に期待している企画も少なくありません。講座的なもの、文化的アプローチのもの、およそ見聞したことのないもの等々、全国どこからでも接続可能ですので会員の皆さんはどうかお楽しみに。
 下半期はどのような社会になっているか今一つ想像がつかないですが、可能であれば文化レクリエーションの設定、全国レクリエーションの正式決定へと繋げていきたいとは考えています。これらリアルのレクは開催地域の環境や訪問施設の稼働状況と密接に関わってくる話でもあるので、情報収集にアンテナを張りつつ立案に向けて進んでいく予定です。
 なお、例年4月の総会時に事務局員の募集・再任をかけていますが現下の情勢を鑑みてアナウンスを控えておりました。次年度計画の策定が来年初頭に始まる予定ですので、その時期を見計らって改めてご案内したいと考えています。ご希望の会員の方にはお時間を頂きますが、実施の際には何卒よろしくお願いいたします。

 結びになりますが幸か不幸か、MAAの運営はコロナ問題が惹起する以前からweb上のコミュニティツールを活用していた経緯もあって、事務局員による打ち合わせや会員との連絡体制、広報活動自体には大きな混乱がありませんでした。テレワーク全盛という世相になりましたが個人情報を預からず、紙資料を極力扱わず、ネット上での関係性を維持向上させていくという本会のアプローチは時宜に即したものとなっていたようです。
 これからもMAAのこうした基本姿勢については堅持しながら「既知を広げ、未知に触れ、文化と呼吸する。今の人生にさらりとしたオプションを。」というコンセプトを追求していきたいと考えている次第です。

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