このインレクは前記事の文楽とのダブルヘッダーで開催されました。本会としても初の試みでしたが、プレイアブルカラオケ(以下、プレカラ)については以前にも企画しているので軽めのレポートと致します。時節柄、MAAの忘年会も兼ねたような形となりました。
今回は私の持っている機材の中でも一番の重量級シンセであるFantomG7を持ち込み。ボーカルプロセッサー「VP-7」やケーブル類・ダンパーペダルなんかも入れるとかなりの荷物ですね。メインシンセだけあって、プレイ範囲は広がり参加者が一層楽しめる状況も作れるかなと考えました。
FantomG7は豊富な機能と音色が用意されており1台でかなりのことができる仕様です。これを使うことでの従前のプレカラとの1番の違いは、「サンプリングデータ」を叩けることでしょう。TM NETWORKのGet Wildでおなじみのフレーズや、IKUZOシリーズでネット世界を席巻した「あ、それ」なども鳴らすことができます。パッドを押すだけで遊べるので、参加者の皆さんも気軽に触ってくれていましたね。「オケに合わせてみても、タイミングって思ったよりも難しいんだねー」などの声も聞かれ、演奏の機微みたいなものを感じたりされていたかもしれません。
小型ミキサーも持ち込んでおり、シンセ以外の楽器の接続も可能です。前回と同様、今回もEWI(ウインドシンセ)の接続があり、プレカラを盛り上げてくれておりました。そのうち、会員にギタリストさんやベーシストさんが加入されたりすると、一段と「プレイアブル」になるのではないかと思っています。鍵盤2台でツインシンセという手法もありますね。カラオケという性質上、次々と楽曲が入力されていきますが、時には鍵盤やギター1本で歌ってみるというタイミングがあっても良いかもしれませんね。あくまで、歌いたい人が望めばですけれど…(笑)。
もともと、本会の構成員はネット上の音楽関連で繋がった人達の集まりという経緯もあって、カラオケとの親和性はかなり高い印象です。歌は上手だし、幅も広いし、世代がほぼ近いので歌う曲のジェネレーションギャップが少ない(笑)。モノマネなんかも軽やかに飛び出す。これもまた長めの時間を楽しむためには大事な要素だったりします。また、冬は乾燥がかなり強く、喉の保護のために加湿器投入も大切なこと。今回はアロマ対応の加湿器をお持ち込み頂きました。会員さん一人ひとりのお気遣いで各種行事が成り立っているのを実感します。
スタートから6時間ほどのプレカラでした。これでもまだまだ「イケる」という雰囲気でしたね。楽しい時間はあっという間に過ぎ去ってしまいます。今回は文化レク→インレクのダブルヘッダーという濃密な1日でしたが、心もカラダも温まる豊かな時を過ごせたのではないかと思っているところです。
-FantomG7、VP-7-
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